エントリー - nagaoka

漢方薬の副作用その2

最近漢方薬の副作用と思われる症例が多い 原因不明の蕁麻疹70代♂ 長年喘息予防の煎じ薬を内服 鍼治療で半分以上は軽減したが 本人の意思で漢方薬を中止して1週間 ほとんど蕁麻疹が消えた アトピー性皮膚炎・喘息40代♀ ツム […]

血虚その2

血虚は関連する病位や臓腑の病態を弁別する必要がある 上昇の血虚:眩暈・目がかすむ・顔面蒼白 心血虚:不眠・健忘・動悸・不安感 肝血虚:爪の色が淡い・爪が硬くなったり、変形する・目が乾く・視力の減退 衝脈・任脈の血虚:月経 […]

血虚とは

血(けつ)は人体の各臓腑・組織・器官を濡養(栄養)している 血は心が主り、肝に貯蔵され、脾がこれを統摂することによって 脈管中を巡行している 血虚とは 血のもつ濡養(栄養・滋潤)作用の不足のことである 原因は脾胃の機能低 […]

気滞とは

人体をくまなく巡行するエネルギーとしての”気” 流れが停滞することを”気滞”という 精神的ストレスが原因では”肝鬱気滞”という ゆううつ感、怒り易い、イライラする、胸脇部の張った痛み 女性では月経痛、月経周期の乱れ、乳房 […]

気虚その2

気虚には五臓の気虚に分類される 肺気虚:呼吸が浅い息切れ、声に力がない、汗かきが顕著で、咳嗽・痰がある 心気虚:動悸・息切れ・胸ぐるしい・不安 脾胃気虚:疲れやすい・四肢がだるい・食欲不振・消化不良・腹が張る       […]

気虚とは

”気虚” 少し動くだけですぐ疲れる 少し長く入浴すると湯上りで疲れる 元気がない 声に力がない 息切れ 自汗(動かないのに発汗する) 食欲不振 etc・・・ 全身的な虚弱の症状 舌質は淡白・脈は沈虚で重按で無力 この様な […]

湿熱邪

今日は日本の北に低気圧が発生した影響で、 大気の状態が不安定になり 南寄りの風で湿度が比較的高く 気温も上がり蒸し暑さを感じた ”湿熱”という外邪の影響を受けやすい患者さんは こんな日に関節痛や神経痛が悪化する 今夜は胃 […]

漢方薬の副作用

漢方薬には副作用が少ないと思っている人は多い 肝機能障害に小柴胡湯を与えた結果、間質性肺炎を発症し 肝機能障害=小柴胡湯の処方が見直されたのは有名な話 西洋医学の病名だけで弁証がなく同じ漢方薬を与えれば 証が合わない人が […]

美味しくいただくということ

病気の治療に食養生はとても大切 我々は患者さんの陰陽・虚実・寒熱の体質によって 食養生を個別にアドバイスすることがある 料理研究家で有名な星澤幸子さんが 日本鍼灸師会の招きで講演をされた最後に 命をどのように愛しんで、活 […]

陰陽消長の法則

陰が旺盛になってくると陽が少なくなってくる 陽が旺盛になってくると陰が少なくなってくる これを「陰陽消長の法則」という この消長の法則によって自然界や人体のバランスが保たれている 今年は春の寒気(陰)が旺盛だった為に、い […]