エントリー - nagaoka

胃の気の脈診

東洋医学の診察法で最も重要と言えるのは「脈診」である 左右の橈骨動脈の脈の状態を診ることで”生気の虚実”を伺う 脈を診ずして鍼を打ってはならない 脈診については解説すると一冊の本ができるので ここでは重要なことを記する […]

糖尿病とHbA1c

厚労省の平成19年の国民健康・栄養調査によると 「糖尿病が強く疑われる人」は890万人 「糖尿病の可能性を否定できない人」は1,320万人 合わせて全国に2,210万人もの糖尿病の罹患が推定されている しかも、糖尿病が疑 […]

この季節の眩暈

最近眩暈を訴える患者さんが多い 大暑を過ぎても太平洋高気圧の勢力が弱く 日本列島は気圧の谷に長らくおかれている 寒湿邪によって上熱下寒で上焦に気が昇ることが多いが 発症のきっかけは”ストレス”が最も多い 詳しく問診すると […]

卒後教育

鍼灸学校は増えても,治療ができない鍼灸師が生徒に教え 臨床経験がない若い鍼灸師が増えている 学校教育の問題については以前にも述べたが 厚労省が昨年発足させた≪漢方鍼灸を活用した日本型医療の創生≫ という命題への答えはいま […]

夏バテ対策

今日は二四節気の”大暑” 昨日までの低温から平年並みの気温に上昇し”暑邪”への注意が必要 この時期から”冷飲”冷たい飲み物の摂取過剰は 胃腸の機能低下を招き 食欲低下、体のだるさ(特に下半身)に繋がる 空調の効いた部屋に […]

台風の影響

台風6号はどうやら南の海上に抜けていくのか 名古屋では今夜は風雨もおさまってやれやれである 7月に大型の台風が日本に上陸することはめったになく 台風の卵が発生する赤道付近の海水温の上昇が影響しているのかもしれない さて、 […]

休みがない!

今月は毎週日曜日(社)愛知県鍼灸専門師会の会議や勉強会で一日つぶれている 明日は朝から月に一度の保険指導会 午後からは夕方まで理事会 会長がかつての師匠であるので ”執行部”というポジションにあって 何かと会務に追われる […]

冷えと熱

40代♀ 素体としては冷え症 根菜類や生姜などで温補のために食養生をされている しかし、夏至を過ぎてこの猛暑 内熱をこもらせている この時期に体を温める食品は逆効果 夏は旬の夏野菜で体の内熱を冷ます必要がある 季節の陰陽 […]

介護予防運動指導員

5年前に介護予防指導員という資格を取得した 東京都老人総合研究所が主催する研修会で 講習を受けたのが資格取得のきっかけ この資格は様々な教育機関でも行われているが 東京都老人総合研究所の認定した認定証が最も信頼性があるら […]

熱中症の鍼治療

このところの熱さで熱中症の患者さんが増えている 本人は熱中症の自覚はないが 体表観察すると舌は紅舌或るいは舌先紅刺、百会に熱 脈は浮弦数、主に中焦から上焦にかけて体表の熱、顔面紅潮 頭痛や体のだるさ、などを訴える 微熱程 […]