今年も一年間、ありがとうございました

本日をもちまして、今年の診療をすべて終了いたしました。

今年一年で、当院にご来院いただいたのべ患者数は11,523人となりました。
日々の診療を支えてくださった患者さまお一人おひとりに、心より感謝いたします。

臨床の現場では、同じ症状であっても、背景や経過は一人ひとり違います。
たくさんの症例に向き合うなかで、悩み、考え、立ち止まりながら治療にあたる日々は、いつも学びの連続です。

そのなかで、スタッフも着実に臨床力を高め、チームとしての厚みが増してきた一年だったと感じています。

これからも、

  • より良い治療とは何か
  • 安心して過ごせる空間とはどのようなものか

を問い続けながら、スタッフみんなで意見を出し合い、よりよい治療院づくりを目指します!

本年も誠にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始 休業日のお知らせ

📢 年末年始 休業日のお知らせ 🎍

12/28(日)〜1/4(日)は
お休みをいただきます🙇‍♂️
👉 1/5(月)より通常診療です。

🗓️ 今週はご予約が大変取りづらくなっています
❄️ 今週から寒さがぐっと厳しくなりそうですね。

🤧 体調不良や痛みでお困りの方は、
お早めにお電話ください📞

無理せず、早めのケアをおすすめします😊

なかなか治らないおねしょ:鍼灸が有効かも!?

夜尿症とは?まずは正しい理解から

夜尿症とは、眠っている間に無意識におしっこをしてしまうことを言います。

日本のガイドラインでは、「5歳以上で、月1回以上のおねしょが3か月以上続く状態」を指します。

単なる「おねしょ」ではなく、医療的なサポートが必要なケースもあるのです。

ほとんどの子どもは、成長とともに自然に改善していきます。

ただ、長引く場合は、本人の自信を失わせたり、ご家族のストレスにつながることもあります。

だからこそ、正しい知識とサポートが大切です。

夜尿症の主な原因と治療法

夜尿症にはいくつかの原因があります。

  • 夜間の尿量が多い(夜間多尿)
  • 膀胱の容量が小さい
  • 尿意で目が覚めにくい(覚醒閾値の上昇)

また、便秘があると膀胱が圧迫され、夜尿が悪化することもあります。

治療は段階的に行われます。まずは生活習慣の見直しから。

たとえば、寝る前の水分を控えたり、排尿のタイミングを整えることが基本です。

次のステップとして、お薬を使ったり、アラーム療法を併用する場合もあります。

いちばん大切なのは、叱らずに、子どもの気持ちに寄り添って進めることです。

鍼灸で期待できるサポート

鍼灸は「夜尿症」の改善に役立つ可能性があり、当院でも多くの症例の経験があります。

薬とは違い、副作用が少ない、優しい治療です。

鍼灸で期待できる効果としては、

  • 膀胱の筋肉を柔らかくして、容量を増やす
     鍼灸で過剰な膀胱の働きが抑えられ、尿をためやすくなります。
  • 睡眠の質を整える
     深い睡眠を増やすことで、膀胱を広がりやすくします。
  • 便秘の改善
     腸の動きを促し、膀胱への圧迫を減らすことができます。

こうした体のバランスを整えることが、夜尿症の根本的な改善につながる可能性があるのです。


まとめ

夜尿症は、成長とともに良くなることが多いですが、日常生活に影響する場合は早めのケアが大切です。
鍼灸は、体にやさしくアプローチしながら、夜尿症の改善をサポートしてくれます。

名古屋市天白区で夜尿症にお悩みの方へ。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
👉 ご予約はこちらから 
https://carecle.com/booking/nagaoka-acupuncture

今週(12/22~12/27)の予約状況

◎ 予約状況の目安です (新患の場合、担当者の都合により対応できない場合もございます)

◎ 急な体調の変化でお困りの際は、一度ご相談ください

💡 お問合せはお電話(052-804-8190)から承っております

💡休診日は(木・日)となりますので、診療時間内にお電話ください

【勉強会レポート】手首の痛みから湿疹まで?“不定愁訴”と向き合う

今回は、先日開催した院内の症例検討会の様子をご紹介します。

介護職の60代女性をテーマに、

複数の不調が同時にあらわれる“不定愁訴”について、

鍼灸でできるサポートをみんなで話し合いました。

手首・膝の痛み、日々の積み重ねが影響?

主な症状は、左手首の腱鞘炎と右膝の内側の痛み。

介護のお仕事を週5でされていて、身体にはかなりの負担がかかっている印象でした。

それに加えて、「家事のやる気が出ない」「つい食べすぎる」といった声もあり、

身体と心の両方に疲れがたまっている様子がうかがえました。

まぶたの湿疹や顔のほてり…不定愁訴とは?

右まぶたに突然出た湿疹、多汗、ホットフラッシュ、顔の紅潮なども見られ、

「なんとなく体調が悪い…」と感じることが増えていたそうです。

こうした、原因がはっきりしないけれどつらい不調のことを“不定愁訴”と呼びます

東洋医学では、こうした症状を(気)や(津液)の巡りが乱れているサインととらえます。
鍼灸は、自律神経やホルモンバランスの調整をサポートするのが得意な分野でもあります。

まずは検査、その後に鍼灸を取り入れるのも◎

関節痛やホットフラッシュなどの更年期症状がみられたため、まずは内科での検査をおすすめしました。

更年期障害だけでなく、甲状腺機能亢進症、不整脈、糖尿病など…

さまざまな病気が考えられる状態です。

病院での治療と並行して、鍼灸で体のベースを整えていくというのが理想的な流れです。


まとめ

今回の勉強会では、「複数の不調=不定愁訴」としてどうアプローチするか?

というテーマで深く考えることができました。

まずは、きちんと病院で検査をしてもらうこと。

そして、なんとなくしんどい…という状態に、鍼灸はやさしく寄り添えうことができます。

これからも、患者さんの声に耳を傾けながら、心と体のケアを続けていきたいと思います。

名古屋市天白区で手首の痛みや不定愁訴にお悩みの方へ。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
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がんと共に生きる人へ。鍼灸がそっと寄り添えること


「治す」以外にも、医療にできることがある

先日、桃山診療所で開催された地域交流会「明日もし『がん』って言われても」にて、

「緩和ケアにおける鍼灸の役割」というテーマでお話しさせていただきました。

がん治療が進歩する一方で、その合間に生まれる「しんどさ」や「孤独」にどう向き合うかが、大切なテーマになっています。

鍼灸は、そんな“治療と生活のすき間”をそっと埋める支援ができます。


鍼灸が支えるのは「からだ」「こころ」「暮らし」

がんサバイバーの方は、痛みやしびれといった身体の症状はもちろん、

「再発への不安」や「家族への気がかり」といった気持ちの揺らぎもあります。

鍼灸は、こうした両方にやさしく働きかけます。

たとえば、

  • 眠れない夜が減る
  • 食事を「おいしい」と思える
  • 家族と笑って会話ができる

そんな“小さな回復”を重ねることで、生活の質(QOL)が戻り、治療に向かう力も湧いてくるのです。


鍼灸は「安心できる居場所」にもなる

鍼灸はがんそのものを「治す治療」ではありません。

ですが、国際的にも「非薬物療法」として一定の効果が認められています。

実際に、がん治療中の80代のHさんは、退院後の生活の中で「先生が来てくれると安心する」と言ってくださいました。
鍼で身体を整えるだけでなく、「誰かが定期的に訪ねてくれる」ことが心の支えになっていたのです。

私たちは、鍼灸院を“第3の居場所”として活用してほしいと願っています。
治療と生活の間にある時間を、“わたしらしく”過ごせるように。


まとめ

がんと共に生きるとは、「わたしとして生きる」こと。
鍼灸は、痛みや不調だけでなく、その人の「日々」を支える手段です。

名古屋市天白区でがん治療中のつらさや不安にお悩みの方へ。


一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
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冬のつらい「しもやけ」に!鍼灸と刺絡療法で改善

しもやけの原因とは?

来週から気温がグッと下がり、いよいよ冬本番になりそうです。

手足の指先が赤く腫れて、かゆくなったりジンジン痛んだり…。そろそろ「しもやけ」の時期がやってきます。


血行が悪くなり、冷えた状態が続くことで起こりやすくなります。

とくに末端の血流が滞りがちな方は、毎年悩まされているのではないでしょうか?

「根本的にどうにかしたい…」という方には、鍼灸と刺絡(しらく)療法がおすすめです。

刺絡(しらく)ってどんな治療?

刺絡とは、手や足の指先から少し血を抜くことで、滞っていた血流を一気に改善させる治療法です。


「血を抜くの?」と驚かれるかもしれませんが、出血量はごくわずか。

痛みもほとんどなく、施術後すぐに「ぽかぽかしてきた!」と感じる方が多いです。

また、継続して受けることで、しもやけになりにくい体質作りにもつながります。

鍼灸×刺絡の相乗効果

当院では、鍼灸で全身の自律神経を整えたうえで、刺絡を取り入れることが多いです。


鍼灸で体の内側から温め、しもやけ特有のツライ症状が早く和らぎます。

「毎年しもやけに悩まされている」「冷えると指先がすぐ赤くなる」という方には、特におすすめの組み合わせです。


まとめ

しもやけは、ただの冷えではなく「血流の滞り」からくるトラブルです。
刺絡や鍼灸を活用することで、つらい症状を緩和しながら、しもやけになりにくい体へと変えていけます。

名古屋市天白区でしもやけにお悩みの方へ。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
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ホームページが新しく生まれ変わります!

もっとわかりやすく、もっと身近に

いつも長岡治療院をご利用いただきありがとうございます。
現在、私たちはホームページの大幅リニューアルに向けて準備を進めています!

今回のリニューアルでは、

  • どんな症状もまず相談できる「地域のかかりつけ鍼灸院」としての情報発信
  • 東洋医学の考え方や鍼灸治療の魅力をよりわかりやすくお届け
  • 初めての方でも迷わない導線設計(予約やお問い合わせがスムーズに)

といった点を意識し、「やさしくて、あたたかい」雰囲気が伝わるホームページを目指しています。

鍼灸がもっと身近になるサイトへ

今回のリニューアルでは、
「鍼灸ってどんなことをするの?」「どんな人に向いてるの?」
そんな疑問にもわかりやすくお答えします。

さらに、

  • 妊活サポート、こどものはり、がんの緩和ケアなど
  • さまざまなお悩みに対応した“入り口”を設置

どなたでも自分に合ったページを見つけられるよう工夫しています。

安心して相談できる空間を、画面の中でも

スタッフの笑顔、施術のやさしい雰囲気、清潔な院内の様子など、
写真もたっぷり掲載予定です。

「ここなら安心して相談できそう」
そう思っていただけるホームページになるよう、業者さんと何度も打ち合わせを重ねています。

リニューアル公開までもう少しお時間をいただきますが、
楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!


まとめ

新しいホームページは、「鍼灸って意外といいかも!」と思ってもらえるような、やさしく親しみやすいデザインになります。
どんなことでも気軽に相談できる、そんな鍼灸院を画面越しにも伝えられるよう、準備を進めています。

名古屋市天白区で鍼灸に関するお悩みの方へ。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
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不妊治療と鍼灸のチカラ──やさしく、しっかりサポートするために

今日は、不妊症に関する院内勉強会を行いました。

ART(生殖補助医療)の基本から、大切にしたい問診の内容、妊娠中の鍼治療の安全性、そして鍼灸の役割まで、幅広く学ぶ時間となりました。

不妊治療は、身体にも心にも負担がかかるものです。

なかなか結果が出ない焦りや、通院のストレス。

そうしたお気持ちに寄り添えるよう、私たち鍼灸師も専門知識を深め、安心して通ってもらえる環境を整えることが大切です。


鍼灸では、子宮や卵巣への血流を改善し、着床しやすい環境づくりを目指します。

内膜の状態を整えることは、胚移植の成功にとって大切なポイントです。

また、卵巣の血流がよくなることで卵胞内の栄養状態が整い、閉鎖卵胞の減少や、採卵数の増加にもつながる可能性があります。

当院では、患者さんのARTスケジュールに合わせて、ベストなタイミングで施術をご提案しています。


これまでに当院では、鍼灸との併用で妊娠・出産に至った方がたくさんいらっしゃいます。

下記のリンクはこれまでの妊娠に至った「患者さまの声」です。ご参考にしてください。

https://www.n-acp.com/?s=不妊症

不妊治療は、がんばるあなたにしか分からない、繊細な道のり。

でも、ひとりじゃありません。

あなたにとって少しでも安心できる場所になれるよう、私たちも日々、学び続けています。


名古屋市天白区で不妊にお悩みの方へ。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
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ストレスによる湿疹~薬を使わず鍼灸で改善した症例~


「湿疹によるかゆみで眠れない」「薬はできれば使いたくない」
そんなお悩みを持つ方に、鍼灸での改善例をご紹介します。

40代の女性。
元々アトピー体質はありましたが、ここ数年は落ち着いていました。

半年前、実母の死去、お父様の介護のための引っ越し。
生活環境と仕事の変化も重なり、強いストレスがかかる日々に…

その後まもなく、右肘・右膝・頭部にかゆみや滲出液、皮膚のポロポロとした落屑が出現。

夜も眠れなくなってしまいました。

心身ともに限界を感じ、休職。来院時の第一声は「とにかくリラックスしたい」でした。


皮膚の状態はアトピーというより「乾癬(かんせん)」を疑う特徴的な見た目。

皮膚科の受診もご案内しましたが、ご本人の「できるだけ薬は使いたくない」というご希望から、

まずは鍼灸治療とスキンケアを優先する方針に。

東洋医学的には「湿熱(しつねつ)+血虚(けっきょ)」の状態と判断。

精神の安定と血行の改善を目的に、神門(しんもん)・三陰交(さんいんこう)などを中心に施術を行いました。

すると3回目の施術後から、症状が劇的に改善!

かゆみや湿疹、落屑もほとんど消え、患者様からは
「夜ぐっすり眠れるようになった。心が本当に軽くなった」
といううれしいお声も。


ストレスは、皮膚や自律神経、免疫にまで大きく影響します。
そんなときこそ、心と体のバランスを整える鍼灸が力を発揮します。


こちらが治療と治療後の写真です。

劇的に改善したのが、お分かりになると思います。

名古屋市天白区で「アトピー性皮膚炎」や「乾癬」にお悩みの方へ。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。
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