花粉症は4人に1人

スギ花粉がピークを迎えているようだが

昨年の2倍以上という予報は今のところ外れていて名古屋では例年並み

とはいえ、本日の来院患者さんの4人に1人(約20人)が

耳のツボにパイオネックス治療をリクエストされた

以前も述べたが、当院花粉症患者さんでは

8割の方はアレグラ等の抗アレルギー剤は内服なしでコントロールされている

耳の神門、内鼻、耳、気管などに0.3㎜のパイオネックスを貼付すると

驚くほど症状が軽減するので、週に一度反対側への貼り替え

患者さんが良く覚えているのでリクエストされるようになった

全身治療と組み合わせるこの処置で今年も多くの患者さんを助けることができる

http://www.n-cp.com

頸肩こりへの少数鍼治療

40代男性

主訴:数年前からの頚肩部痛

整形外科ではレントゲンで頸椎ヘルニアの診断

上肢のしびれはなく、頸椎の運動痛(-)

上肢反射正常、握力正常

患者さんは強い頸肩部の痛みを訴える

触診では頸肩部の緊張は認められないが、熱感が著明

四診合参し弁証は:肝鬱化火

処置は右肝兪に置鍼

治療後少し休んでいただく

治療後は痛みは半減

運動不足とストレスで気滞~内熱が上亢した状態で

暫く週に一度通院すれば治癒する見込み

患者さんの肩こりの訴えと筋緊張は一致しないという一例

整形外科でのレントゲン検査だけで

頸椎ヘルニアの診断ははあてにならないという一例でもある

幼児重症筋無力症経過良好

2才の男の子

重症筋無力症に伴う眼瞼下垂、斜視、斜頸は消失

治療開始3カ月で抗ACHR抗体は初診時4.7→2.4に低下

プレドニンが25㎎→17.5㎎に減薬

主治医も経過が良いので減薬に前向き

小児鍼の効果とともに

幼児の驚くべき治癒力だ

花粉情報の謎

先週頃から花粉症の症状を訴える患者さんが急増している

花粉飛散量の基準としている

環境省の”はなこさん”からの情報では

11日に飛散が多い日があったが

この1週間では1㎥あたり数十個程度(名古屋市北区の定点観測)

NHKTVの天気予報では今日は非常に多い

YAHOOの花粉情報でも今日は非常に多い

(1㎤あたり50個以上)花子さんの100倍!

これらの情報の出所を知りたいぐらい違いが大きいのは何故か?

中医学では陽気の高まりと花粉症の増悪が一致するので

患者さんにはそういった説明をしている

鍼灸治療で当院の花粉症患者さんは

ほぼコントロールできているのでご安心を

小児科鍼灸治療専門科が誕生

小児科鍼灸治療専門科が誕生

といってもこれは米国の話題

米国ワシントン州のある”病院”で

全米で初めて常設の小児鍼灸専門科を開設したとNBCテレビが紹介した

この小児鍼灸科は1年間のパイロット事業で

多くの患者から支持を得た結果

常設することが決まったそうだ

小児専門は初であるが米国の病院ではこういった事例が多く

患者さんにとって良い医療であれば取り入れる柔軟さが素晴らしい

小児疾患の多くで小児鍼は副作用がなく大変効果的で

当院でも疳の虫・夜泣き・アトピー・発達障害・てんかん・重症筋無力症等

小児難病にまで有効性が認められる症例が増えている

外科手術後の後遺症への鍼治療

頚髄症の外科手術において

時に狭窄する頸椎に骨移植をして固定することがある

当然術後は頸椎可動域が低下し

放置すると激しい頸肩部痛や

広範囲に強い筋緊張を伴った痛みが発生する

外科医は手術は成功しているので治療法はないと

患者さんは見放されることになる

頚髄症の手術の後遺症に対する鍼灸治療は

痛みや関節可動域を改善することは勿論

心理的な抑鬱状態からも解放される

頚髄症に限らず

観血的な処置後、特に関節を固定術を行った後に

鍼灸治療をいち早く行うことでQOLが著しく改善する

多くの外科医にこのことを知って頂き

医療連携ができることを望んでいる

頚椎症に対する少数鍼

60代男性

3年前から右上肢~手指のしびれが出現

整形外科のX-P検査で頸椎の間隔が狭くなっていると言われた

半年前から範囲が広がり悪化

通院されている奥様のご紹介で来院

上肢反射は正常、握力正常、頸椎の後屈で患側上肢に放散痛

西洋医学的には「頚椎症」

中医学による弁証は「右小陽胆経経気不利」

処置は腹臥位で右胆兪に3番鍼で10分置鍼

4日後に再診、しびれは治療後から8割軽減し経過良好

病歴が長いにもかかわらず1回の鍼治療で著効を示した

弁証~治法が正しければたった1本の鍼でよく効く症例

啓蟄

今日は二四節気の”啓蟄”

立春を過ぎていよいよ陽気が高まり

梅は開花し雑草も伸びてきた

肝気の影響を受け花粉症や頭痛患者さんが増えてきている

気をのびやかにしてイライラしないように心掛けること

激しい運動よりのんびり散歩がお勧め

気を高ぶらせる食べ物(辛いもの・カフェイン・竹の子の先端等々)

は控えめにし、下半身を冷えさないように

年末年始に次いで養生が必要な時期である

骨痺とは

≪黄帝内経・素問・霊枢≫より

痺は風寒湿の三気雑じり至りて合して痺を為すなり

冬を以て此れに遇うものは骨痺と為る(痺論篇第四三)

病、骨に在れば骨重くして挙ぐ可ならず(長刺節論篇第五十五)

太陽有余なれば骨痺を病む。身重し

不足なれば腎痺を病む(四時刺逆従第論篇六十四)

骨痺、挙節不用にして痛む

汗注いで心煩す(『霊枢』寒熱病第二一)

現代医学的には関節リウマチ性疾患である

肝鬱(ストレス)と風寒湿の邪気に生気が破られることが

多くの関節リウマチの発症原因である

発症原因によりリウマチの治法もそれぞれ異なることは勿論

北辰会定例会参加

昨日は大阪で勉強会に参加

所属する北辰会のエキスパートコース

鬱病(統合失調症等)の解説と弁証論治・症例解説

蓮風先生からは2時間鬱病の生講義を拝聴した

心神(主)→肝魂(従)(心神が溢れると肝魂に溜め

肝魂(主)→心神(従)逆転すると精神に異常を来す

精神疾患を見るには医療人として心神が健康であらねばならない

大変刺激を受けた翌日の今日の診療

いつもに増して精神が研ぎ澄まされ良い治療ができたと思う