膝関節の水腫

膝に水が溜っているか否かは

膝蓋跳動という検査で簡単に判断できる

西洋医学では関節内に注射針を”穿刺”して貯留した水を排出させる

しかし、それだけでは炎症は治らないので何回も穿刺することが多い

よく水を抜くと癖になるという理由はここにある

東洋医学ではこう考える

急性の関節炎は膝関節に炎症(熱)があるために

熱を冷ますために津液(体内の水分)が膝関節に集まる

熱を冷ます(清熱)の鍼治療が根本治療となるので

熱が冷めれば自然と津液も必要がなくなり消褪していく

結果として関節炎は治り、水もなくなる

患者さんには「火事場に放水して消火しているので、”水を抜く”ということは

火元への放水をやめることなんですよ」

「放水して火事(炎症)が収まれば自然と治ります」と説明している

慢性的な膝関節の痛みがあって水が溜りやすい人は

五臓の”脾、肺、腎”の機能低下が原因なので

鍼灸のフォローアップによって根本治療が可能だ

中学生の不登校の治療

文科省は、「病気」と「経済的理由」以外の原因で

「年間30日以上」の長期欠席をした児童生徒を「不登校」と定義している

2014年小中学校の不登校が6年ぶりに増加に転じたそうだ

特に多い中学校が9万5,181人(同3,932人増)、2.69%(同0.12ポイント増)

なんと中学生の不登校児の割合は38人に1人

【症例】

年間159日欠席していた不登校の中学生2年生女子

主訴は頭痛で学校に行けない

鍼治療を月に1~3回続けた結果

頭痛の頻度が減ることで

中3になってから欠席が激減し

紹介者の保健室の先生も一時は高校は定時制しか無理と諦めていたが

ついに全日制の普通高校に合格した

心の問題もある程度配慮はしたが

身体を治せば心の問題も解決するという良いお手本となった一例

社会問題となっている不登校であるが

身体症状を訴える児童、生徒に対して

鍼灸治療で救える可能性はおおいにあると考える

院内勉強会

今夜は院内勉強会

新患カンファレンス一例

美容鍼の実技講習

当院では美容鍼は女性鍼灸師2名だけが施術担当

中医学的な診たてをしたうえで施術することが基本

技術をマスターするにはスタッフ同士で

施術をすることが一番近道なのでトレーニングが欠かせない

最近は芸能人が美容鍼を受けて話題になったりしているが

流行りものではなく、ココロの健康にもよいので

全身の鍼灸治療を受けながら

定期的に美容鍼をされている方が多い

biyou/

アドラーのことば12

アルフレッド アドラーのことば12

ガミガミと叱られ続けた者が

暗い性格になるとは限らない

親の考えを受け容れるか

親を反面教師にするかは

「自分の意志」で決めるのだから

アドラーのことば11

アルフレッド アドラーのことば11

ライフスタイル(=性格)とは

人生の設計図であり

人生という舞台の脚本である

ライフスタイル(=性格)が変われば

人生がガラリと変わるだろう

ライフスタイルとは生き方のクセであり

どのように行動すればうまくいくか、という信念であり

一般的には性格、人格と呼ばれているものです

しかし、性格というと一般的には変えられないものというイメージが強いため

アドラーはあえてライフスタイルという言葉を使いました

それは生まれつき決まっているものではなく

自分の意志で決めたものであるため

いつでも変えることは可能なのです

円背の改善によって見えたもの

70代女性(身長146cm)

腰椎、胸椎、圧迫骨折を繰り返した結果

胸椎の後湾が増悪し円背(所謂猫背)に

歩行時の視線は下向きになっている

小柄なこの患者さんの鍼治療を根気よく一年以上続け

円背が改善され視線が前方を向けることができた

3ケ月前から待合室に掲示してある「治療院移転のお知らせ」に

今日初めて気づかれた(床から150cmの高さに掲示)

患者さん:「先生治療院移転するの?」

院  長:「3ヶ月前からそこに掲示してあったよ」

患者さん:「えー全然知らなかったわ!」

院  長:「曲がった背骨が伸びたから見えるようになったんですよ(笑)」

患者さん:「えーこの年で背骨が伸びるなんて思わなかったわ!」

花粉飛散始まる

今年一番の寒気の影響で極寒の名古屋

気象庁花粉飛散予報システム「はな子さん」によると

昨日今年初めて花粉の飛散が確認された

昨日は1㎥あたり200個以上の飛散量

観測場所(名古屋市北区辻町7-6愛知県環境調査センター)

今朝から鼻水が出始めた患者さんが早くも数名あり

肝木の影響を受けやすく

内湿傾向の方は要注意!

当院では中医学による弁証・少数鍼治療と

耳ツボに0.3㎜の皮内鍼(パイオネックス)を貼ることで

花粉症には約90%の有効率を得ている

アドラーのことば10

アルフレッドアドラーのことば10

子供は「感情」でしか大人を支配できない

大人になっても

感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である

赤ちゃんは「泣く」という感情表現を通して

あらゆる望みを手に入れます

「泣いたり怒ったりすることを通じてすべてを手に入れられる」

赤ちゃんの頃からそれを「学習」した子供は

その成功パターンを「性格」として刻み付けます

しかし、感情だけがものごとを達成する唯一の方法ではありません

にもかかわらず、大人になってからも感情表現で人を動かそうとする人は

内面的に幼稚なままだ、といえるでしょう

アドラーのことば9

アルフレッド アドラーのことば9

カッときて自分を見失い怒鳴った、のではない

相手を「支配」するために

「怒り」という感情を創り出して利用したのだ

「思わずカッとなって自分を見失ってしまいました」

よくあるセリフです

感情は主に2つの目的で使用されます

1つは相手を操作し支配するため

2つ目は自分自身を突き動かすため

人は理性だけで判断し行動するわけではありません

怒り、悲しみ、喜び、恐れなどが「前に進む」「ストップする」

などの行動に拍車をかけるわけです

このように感情は相手と自分を動かすために利用されるのです

アドラーのことば8

アルフレッド アドラーのことば8

強がりはコンプレックスの裏返し

「強く見せる」努力はやめて

「強くなる」努力をすることだ

本当に自信がある人は

それを誇示する必要がありません

優越のアピールは劣等感の裏返しなのです

優越コンプレックスを持っている人は

自分が本当に強く「なる」ための努力をしません

そうではなく強く「見える」ように努力をするのです