リウマチ性多発筋痛症治癒

70代女性

1年前から左右の拇指~前腕の痛みで力が入らず水道の蛇口も回せなくなる

総合病院で2週間検査入院の結果

リウマチ性多発筋痛症の診断

プレドニン5㎎、プレドニゾロン1㎎、ロキソニンを処方されるも

著明な変化なく鍼灸治療開始

週に一度の鍼灸治療を始めて二か月半

治療開始早期から自覚症状は軽減

昨日血液検査の結果により経過良好につき内服薬は中止となった

痛みがなくなったことに加え、西洋医学的検査経過が極めて良好なので

患者さんは心の底から喜び「鍼治療にかかっていてよかった!」と感謝された

20年来の患者さん

調子が悪いと助けを求めて飛び込んでみえる

ここに来れば何とかしてもらえるという強い気持ちがあるので

強い信頼関係があるのは言うまでもない

選挙応援

(一社)愛知県鍼灸師会からの要請で

某立候補者の街頭演説に今から行ってまいります

何もこの時期にしなくてもと思うのは私だけではないでしょうね

北辰会定例会参加

昨日は大阪で北辰会の定例会

スタッフ6人と参加した

終了後に忘年会に参加

鍼灸大学在学中の息子も参加し

初めて親子で酒を酌み交わした

少し大人になったけど

先輩にビールを注ぐときはラベルを上に両手で

っていう、有難いご指導は記憶に残っているか?

閃きと直観力

11月から新しいスタッフが入って

予約満員の日でも治療に専念できるようになった

このことでココロの余裕が生まれ

閃き・直観力が冴えていることを感じる

よって鍼はよりよく効くようになる

鍼一本の深遠なる世界は研ぎ澄まされた直感と閃きが必要だ

がん治療の副作用に鍼治療という米国のニュース

最近全米テレビ各局が続けて鍼治療とがん治療のニュースを紹介した

ノースカロライナ州NBC系列テレビ局WCNCは

’14年10月7日のニュースで

「鍼治療によってがん治療の副作用を克服することができる」と伝えた

内容は乳がん患者が、ごく最近始めた鍼治療によって

「化学療法と放射線治療の副作用が劇的に減った」

と喜んでいる様子を、インタビューしながら治療風景を紹介している

コネチカット州ABC系テレビ局WTNTは

’14年10月8日のニュースで

同州の附属病院の統合医療センターでは鍼治療が行われており

「がん治療の副作用軽減と疼痛緩和に鍼治療は有効である」と紹介している

ケンタッキー州のCBS系テレビ局WLKYは’14年10月23日のニュースで

過去に鍼治療でアレルギー症状や高血圧を克服した女性に焦点を当て

「この女性が乳がん治療でも副作用に鍼治療を用いてがんを克服した」

と報じている

また、鍼治療の活用にあたって、鍼灸師ががん治療の担当医師と

治療内容や検査結果、経過について十分情報交換しながら進めている

ことが紹介されている

当院でも抗がん剤の副作用軽減や、がんの再発予防に

鍼治療を希望される患者さんが少しづつ増えてきていて

確実に効果をあげている

必要を痛感するのは主治医の鍼治療への理解と医療連携だ

抗がん剤の減薬を指示できるのは主治医なのだ

師走入り

今日から師走

二十四節気では小雪

奇しくも寒冷前線が通過して

明日からは今年一番の寒気の影響で

真冬並みに寒くなりそうだ

寒さ対策は十分に

生ものは避けて

温かい食材中心に

寒邪に負けない体の準備をしましょう

守山保健所にて講演

昨日は守山保健所で「介護予防保健学級」が開催された

講師は当院スタッフの寺井奈美恵先生

65才以上の守山区民100人を対象に

演題は「健康のツボについて」

会場の椅子は一杯になりとても盛況だった

寺井先生は初めての講演にもかかわらず

堂々とよく通る声で

難解な東洋医学の解説を

ゆっくりと噛み砕いて語りかけた

公演中居眠りをする人もなく(笑)

皆さん熱心に講演内容を書き留めたり

質問もされる人もあった

1時間の講演のために

作成だけで20時間以上を費やしたレジュメは

今後の一般人向けの講演に利用できる立派な資料となった

寺井先生大変お疲れ様でした

陰陽のアンバランス

≪黄帝内経・素問≫逆調論編 第三四

第一章

人には寒がりの人と暑がりの人がいる

それは陰陽のバランスが悪くいずれかに偏っているからである

陰は内臓を支配しエネルギーを生産する

陽は皮膚・筋肉を支配しエネルギーを消費して

運動・知覚・精神活動などを行う

この時熱を発生する

故に陽気の多い人は暑がりになる

陰気の多い人は熱の産生が少なく寒がりになる

飲食不節の舌の変化

上は治療前 舌は治療後

20代男性

主訴:胃の不快感・体がだるい・頭重感

弁証:湿困脾土(冷飲によって胃腸の機能低下し体に湿邪が停滞して状態)

処置:左内関に15分置鍼

効果判定:舌の変化が著明で、処置後は空腹感が出てきた

肌の色も良くなり上の写真での変化は一目瞭然

患者さんもおおいに驚く

ビールの飲みすぎで湿邪が停滞して主訴に至ったので

冷飲過多の養生は欠かせないが

治療直後の変化は著しく、肝鬱気滞も大きく影響していると考える

命は我にあり

貝原益軒 江戸時代の本草学者、儒学者

「養生訓」巻1・総論より

「人の命は我にあり天にあらず」と孫子はいった

人間の生命はもちろん天からもらった

生まれつきのものだが

養生を良くすれば長いし

養生しなければ短い

だから長命か短命かは自分の心次第である