寒邪による瘀血
瘀血とは滞った血液のこと
体を冷やすこともあれば、内熱や痛みの原因にもなる
最近寒さが続くので寒邪を受け瘀血による痛みの疾患がが多い
最も有効で速効性があるのは”刺絡”といい経穴から血を抜く手技
この二日間で多くの患者さんで処置をした
根本的な治療は本治法として寒邪という邪気を受けにくい身体にすることが大切
瘀血とは滞った血液のこと
体を冷やすこともあれば、内熱や痛みの原因にもなる
最近寒さが続くので寒邪を受け瘀血による痛みの疾患がが多い
最も有効で速効性があるのは”刺絡”といい経穴から血を抜く手技
この二日間で多くの患者さんで処置をした
根本的な治療は本治法として寒邪という邪気を受けにくい身体にすることが大切
逆流性食道炎の患者さんが多い
鍼治療はかなり有効で殆どの患者さんで有効、著効を示す
但し逆流性食道炎には当然食生活の見直しも必要で
ライフスタイル全体の見直しや改善の取り組みが必要
脂肪分の多い食材や油を多く使った物
アルコールの過剰摂取
炭酸飲料水
チョコレートやケーキなどの甘味料が多く使用されているもの
酢やオレンジジュースなどの柑橘系または香辛料など刺激が強いもの
紅茶/コーヒー/緑茶などのカフェインを含むもの
これらの食材たちは胃酸の産生・分泌を促し、胃を刺激するので控えめにする
症状の悪化や逆流を引き起こす可能性のある食材は人により異なることがあるので
過度の摂りすぎに注意する程度に留めていてほしい
そして患者さんのライフスタイルを見直すことが最も重要である
今迄連続してビタミン、ミネラルについて解説してきたので
まとめをすると
≪ビタミン・ミネラルが不足する原因≫
①糖質の過剰摂取
②たんぱ質不足(菜食主義者を含む)
③野菜不足
偏りがある人は1週間分の摂取した詳しい献立を記録し
専門家に診てもらうことをお勧めします
※ヒトの身体は食事からできている
※「食事」という字を分解すると”人”を”良”くする”事”
EBMとは「根拠に基づいた医療」
エビデンスとはその治療法が良いとされる根拠
似ているようで大きく意味が異なることを
昨日の鍼灸学会研修会で学んだ
講師は(一社)日本統合医療支援センター代表理事の織田聡医師
≪統合医療とは≫
患者さんの愁訴や疾患に対して、適切な治療法や予防法を考えるとき
日本の標準的治療である西洋医学の枠を超えて
様々な補完代替医療(鍼灸治療もそのひとつ)を含めた選択肢を提示し
患者さんの価値観やあらゆる背景を勘案しながら
生き方をコーディネートする医療である
このような統合医療を実現するには
医療機関と鍼灸治療院が連携することが必須である
鍼灸師と医療機関の連携を日本型の統合医療の原型と位置づけ
全国にネットワークを作ろうとしているのが
新たに発足した日本統合医療支援センターである
登録された医療機関の医師から鍼灸治療院を紹介することができるようになると・・・
例)週に2回の鍼灸治療続けている中で
紹介元の医療機関に月に一度受診することで
医師によって鍼灸治療の客観的な評価ができ
この情報がフィードバックされると膨大な鍼灸のEBMが集積される
今の日本の医療の中心である西洋医学の医師によって評価された
質の高い鍼灸治療が広く認知されるようになる可能性を秘めているのである
鍼灸師全体のの資質向上が必須であることは言うまでもない
(一社)日本統合医療支援センターHPは
http://www.jscim.or.jp
カリウムの働き
カリウムは成人の体内に約200g含まれている
大部分は細胞内に存在し、細胞外液に多いナトリウムと相互に作用しながら
細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりするのに重要な役割を果たしている
腎臓での再吸収の調節によって体内のカリウム量は維持されている
≪カリウムが不足すると≫
カリウムは動物性食品や植物性食品に豊富に含まれているので
通常の食生活をしていればほとんど欠乏症はみられないが
激しい嘔吐や下痢をした場合や利尿降圧剤の長期使用などでは
カリウムの排泄量が増し欠乏することがあり
主な症状は、筋力低下、食欲不振、骨格筋の麻痺等です
≪カリウムを多く含む食品≫
コンブやヒジキなどの海藻、サトイモやサツマイモなどのいも類
大豆やインゲン豆などの豆類など、野菜や果物に多く含まれている
果物の中で特に多いのが、柿やすいか、メロンなど
カリウムは水溶性で、煮たりゆでたりすると水に溶け出すので
生野菜サラダで摂ったり、生の果物でとったりすれば
効率よく摂取することができることを覚えていてください
亜鉛の働き
亜鉛は成人の体内に僅か2g存在する
成人ではそのほとんどは筋肉と骨中に含まれまるが
皮膚、肝臓、膵臓、前立腺などの多くの臓器に存在し
たんぱく質やDNAの合成に必要なので
胎児や乳児の発育や生命維持に欠かせないミネラルといえる
また、インスリンの合成や免疫反応にも関与している
≪亜鉛が不足すると≫
成長障害、貧血、食欲不振、皮膚炎、味覚異常
性腺発育障害、脱毛、免疫力低下などのさまざまな症状が現れる
≪亜鉛の多い食品≫
抹茶、緑茶煎茶、玄米茶、ココア、牡蠣、数の子、煮干、あまのり
てんぐさ寒天、きな粉、カシューナッツ、いりアーモンド、いりゴマ等
一方、広く用いられている食品添加物の中には
亜鉛の吸収を阻害したり尿中排泄を増加させる物質が多く含まれている
低亜鉛血症は、全身疾患性や薬剤性の味覚障害例でも高頻度に見られ
亜鉛欠乏が多くの味覚障害に関与していると考えられている
従って、亜鉛欠乏を背景にもつ味覚障害例では亜鉛剤の服用が必要となる
コンビニ食等への偏った食生活には要注意ともいえる
鉄は吸収率の低いミネラルである
食品中の鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり
ヘム鉄の方が吸収率は高くなり
肉や赤身の魚、レバーに多く含まれている
非ヘム鉄は魚介類、卵、大豆製品、緑黄色野菜に含まれている
鉄はビタミンCといっしょに摂取すると吸収率が高くなることは知っておくべきだ
貧血予防のために鉄さえ補えばいいというわけではなく
ヘモグロビンは鉄(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結合してできているため
タンパク質も摂取する必要がある
さらに食事において貧血予防・改善として大切なことは
鉄が豊富に含まれている赤身の肉(ももやヒレ)や魚、貝類を
新鮮な野菜といっしょに食べるということです
新鮮な野菜にはビタミンCが多く含まれているから
マンガン(Mg)
マンガンは体内の様々な酵素の補因子として
糖質や脂質の代謝の促進や骨格形成・性機能の維持にも大きく関わる事から
別名『代謝のミネラル』とも呼ばれている
またマンガンは酵素の活性化を促すため
不足するとエネルギー代謝が正しく行われず
骨や性機能の異常や糖尿病を引き起こす事もある
≪多く含む食品≫
豆類、種実類、大豆製品、小麦胚芽、玄米、オートミール、白米など
。
マグネシウムは体に必要なミネラルの一種であり
健康維持に欠かすことのできない必須な栄養素といえる
成人では、体内に約20g~30gが存在し
その60~65%が骨や歯の構成成分となっており
残りは筋肉や脳・神経にある
多くの種類の酵素を活性化する働きがあり
細胞内外のミネラルバランスを調整する働きは特に重要
筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも使われている
日本人で推奨されているマグネシウムの1日摂取量は30~49歳の男性で370mg
一方で、厚生労働省が実施した「平成20年国民健康・栄養調査」によると
マグネシウムの平均摂取量は30~49歳の男性では243mgとなっている
平均120mg以上のマグネシウムが毎日不足していると推定されている
次回に続く
≪カルシウム≫
人体に最も多く含まれるミネラル
その多くが骨や歯などを形成している
主な働き:丈夫な骨や歯を形成し、筋肉や神経などの働きにも関係する
欠乏症状:骨が弱くなり、骨粗しょう症や骨軟化症、骨折などを起こしやすくなる
多く含む食品:牛乳などの乳製品、じゃこなどの小魚、豆腐などの大豆製品
ごま、海藻類など
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