慢性副鼻腔炎
1年前からの慢性副鼻腔炎
抗生物質が効かず、頭痛のため毎日鎮痛剤を内服
上顎洞、篩骨洞に膿が溜まって頭痛となる
右合谷瀉法、しん会から刺絡
直後より頭痛から解放された
このような抗生物質に抵抗する慢性副鼻腔炎に
中医学によるアプローチは有効であることを多く経験している
但ししばらく週に1~2回の通院が必要
1年前からの慢性副鼻腔炎
抗生物質が効かず、頭痛のため毎日鎮痛剤を内服
上顎洞、篩骨洞に膿が溜まって頭痛となる
右合谷瀉法、しん会から刺絡
直後より頭痛から解放された
このような抗生物質に抵抗する慢性副鼻腔炎に
中医学によるアプローチは有効であることを多く経験している
但ししばらく週に1~2回の通院が必要
鍼灸の専門学校は数多いが
コミュニケーション能力を
教育している学校はまだ少ない
社会経験のない若い学生だ
人とのコミュニケーション能力を教育することは
必須ではないかと感じる
治療家である前に、社会常識をもち、正しい言葉づかいができる
教養のある人間であってほしい
院内教育のありかたも考える必要があるのかもしれない
60代
3ヶ月前から膝関節痛発症、痛みと腫れでで歩行が不自由、
MRIで半月板損傷の診断内視鏡によるOpeの予定となった
しかし、鍼治療を週に2回、3カ月が経過した
膝の水(関節水症)が抜け、腫れが引いて
関節可動域が日ごとに改善し、ついに手術回避となった
半月板の損傷の程度や生活の状態にもよるが
仕事やスポーツで膝関節に大きな負荷をかけることがないケースでは
鍼灸治療で治癒、緩解した症例は数多くある
http:www.n-acp.com
今年の冬の訪れは早く北日本では大雪
東海地方でも低温傾向は暫く続くことが予測されている
こういう季節には”しもやけ”の症例が多くなる
足のしもやけに刺絡(指先から血を抜く治療9
があらゆる治療の中で最もよく効く
鬱血しているので、むずがゆく、入浴で更に赤くなり腫れてくるが
刺絡をすると治療中から症状が緩和し始め
一回で治癒することが殆ど
但し、しもやけになる病因病理を弁別したうえでの本治法は当然必要
東洋医学は『気一元』の考え方を基に
陰陽の歪やアンバランスを元に戻す医学である
『気一元』とは森羅万象あらゆるものは気というエネルギーから
成り立っているという東洋哲学の原点の考え方
病はその『気』の過不足や停滞、乱れによって引き起こされる
更に『気一元』の世界で完全な調和を保とうとする『陰陽』が
乱れるときに健康体は病に傾き始めるのである
気を動かし、陰陽の調和ができれば一本の鍼で病は癒えていく
http://www.n-acp,com
一言で鍼灸師という同じ国家資格を持っていても様々
経絡治療・現代医学的治療・中医学・その他の流派
どこの研究会にも属さない自己流派
鍼灸を医療として取り組んでいない鍼灸師
我々は北辰会という中医学勉強会に所属し研鑽している
常任理事を務める(一社)愛知県鍼灸専門師会では
勉強会や、学会に積極的に参加し常に勉強を怠らない鍼灸師と
ほとんど勉強しない鍼灸師を区別するために
会のHPで会員別に勉強会に参加した記録を報告し
一般の方が自由に閲覧できるシステムを計画している
鍼灸の良さは解っていてもどこに行けばよいのか
医師の先生からもどの鍼灸師がよく勉強しているのか
質の高い医療としての鍼灸治療を提供しているのか解らない
専門書を読むだけでなく
学会や研究会によく出向く鍼灸師は
鍼灸師全体の3割ぐらいと言われている
安心できる鍼灸を受けるための情報を開示する必要に迫られている
ちなみに明日は大阪で北辰会の臨床コースがあるので
県内の6人の鍼灸師仲間と一緒に受講してきます
胃腸が虚弱で冷え症の女性
元気をつけるために毎日2個の焼きニンニクを食し
体を温めるために生姜を毎日ひとかけ調理して食して2週間
元々逆流性食道炎を患って鍼治療で完治していたが
私の知らないところで素人判断の食養生をされていた結果
胸やけや、みぞおちがつまるといった
逆流性食道炎のような症状がが発症した
問診を詳しくして上記のニンニク、生姜の過食が判明
特にニンニクは胃の弱い人が食べ過ぎるとよくない
さらに生姜は体を温めるが、食べ過ぎもよくない
ニンニクはやめて、生姜の煮汁にハチミツを加えるようにアドバイス
鍼治療は左内関穴の置鍼で胃はスッキリした
食養生は偏らないように注意が必要
そして専門家の意見を聞くべき、といった1症例
太陰病
傷寒の病が三陰病(太陰・少陰・厥陰)の時期に入ると
病邪は体内深く入り込み、生気は虚し病邪の勢いが優勢になるので
虚寒証を呈します
三陰病ではすべて体の抵抗力(生気)を補い養うことを目的とします
太陰病は三陰病の初期の段階で病は主に太陰脾経(消化器系)にあります
消化・吸収の機能が低下して、食欲不振や下痢、腹痛があり
元気がなく体が冷えます、脈は沈で弱くなります
つまり胃の実熱証である陽明病とは全く反対の病態と言えます
太陰病の治療原則は脾を温め元気を補うことで
人参湯や、桂枝加芍薬湯が基本処方、鍼灸は太白、公孫、脾兪、関元などを使います
少陽病
太陽病が5~6日経過し
寒熱往来(発熱と悪寒が交互に現われる)
胸脇苦満(みぞおちから悸肋部にかけて重苦しく抵抗がある)
食欲不振、脈が硬く緊張した弦脈を呈する時は
病が少陽病に移行したことを示します
少陽病は、陽病の中で太陽病と陽明病の中間的な病型で
太陽病の表、陽明病の裏に対し病は表裏の間
すなわち半表半裏にあると考えられます
少陽病では病邪に対する抵抗力が弱まっており
病邪と生気の力関係が一進一退するので
発熱したり悪感を生じたりします
少陽病では呼吸器や胃腸に症状が現れやすく
風邪をひいても養生ができなかったり
適切な治療がなされないと病は進展します
代表的な処方は小柴胡湯です、鍼灸は三陰交を補い、後谿、天枢、大巨等の反応を
よく調べて決定します
所謂”風邪”は時間単位で病態が刻々と変化します
太陽病の段階で適切な治療や養生ができれば早期に治癒します
しかし、表(太陽)の部位で治らず風寒の邪が熱と化して体内(裏)
に向かって進展すると、陽明病に移行します
陽明病では病邪と生気の勢力が伯仲し
激烈な邪生闘争が展開されるので熱証が顕著で
裏熱実証を呈します
陽明病は大別して病邪が陽明経絡にある経病(陽明外証)と
病邪が胃や大腸に伝入してしまった腑病(正陽陽明)とがあります
陽明経証は発熱・大発汗・強い口渇・脈は滑又は洪大
治療原則は清熱・基本所処方は白虎湯・経穴は衝陽、内庭、òE兌
陽明腑証は潮熱(毎日一定の時間だけ、多くは午後に体温が上昇する)
腹満便秘・舌苔焦黄・脈沈実有力
治療原則は瀉熱と攻下で・代表処方は大承気湯・経穴は上巨虚
病は非常に動きやすいので正確な診断が必要な時期である
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