蓮風鍼

最近の治療で使用する鍼はタフリー社製の『蓮風鍼』

『蓮風鍼』は特殊な形状で非常に皮膚の切皮がしやすく

よくしなり、痛みを感じない良質の鍼である

価格は少々高いが道具にこだわりたいので使っているが

治療効果についても今までより明らかによくなる感触がある

たった1本の鍼の効果には臨床23年の積み重ねと

難病への挑戦するココロ

他では治せない病を治したい、という強い信念によって導かれる

今年の花粉症の傾向

今年の花粉の飛散量の傾向は

名古屋市では昨年に比べ極端に少ない

上の表は環境省のHPから取り出した今年のの名古屋市の飛散量

最近3年間の比較では

1㎥の飛散数は多い日でも200個前後

昨年のピーク時は3月の18日ごろから10日間

1㎥当たり1,000以上なので

昨年比で5分の1程度である

今年は寒気が強く、気温の上昇に伴い風が強まる

といった悪条件が重なりにくくなっている

しかし、花粉症を訴える患者さんは例年通り多い

特に眼の痒みを訴えるケースが目立つ

花粉症の症状で眼の痒みについては

「肝気の上逆」が多く

ストレスフルな状態で発症する

眼が充血し酷い症例では『大敦』の刺絡が著効する

陰谷穴の効果

膝の内側にある『陰谷』という足少陰腎経の経穴

腎気を補う作用がある

四十肩で肩関節の硬縮と夜間痛がある症例

40代女性

半年前から肩関節痛発症

整形外科で四十肩の診断、リハビリ受けるも変化なし

腎陰虚症と診たて

20mm3番鍼で患側に一本打ち10分間置鍼

直後に驚くほど関節可動域は広がる

その後の経過はすこぶるよく、頚肩こりも消失

四十肩・五十肩は、加齢による腎虚が主となる場合に『陰谷』が奏功する

労宮診

手のひらの中央に「労宮」という厥陰心包経の経穴がある

患者さんの体表や経穴(ツボ)を調べる際に

そのツボが冷えているか、熱を持っているか、発汗しているか

という情報は極めて重要

示指や中指で触診をする場合は経穴(ツボ)の虚実の判定をする

更に「労宮」を体表にかざしたり、近づけると、寒熱が良く見えてくる

身体の左右対称に存在する経穴で”左右非対称”を調べることができる

手のひらの中央の「労宮」は特に温感、冷感、の知覚センサーが鋭敏なので

訓練を積むと皮膚に触れなくとも変化を感じることができるようになる

うつ病対策

企業には「うつ病の予防」という視点と対策が必要

精神科医には、ばらつきの大きい治療法を改善していく仕組みが必要

精神科医療としてのEBMと、標準的な治療法の確立を目指すべきで

このような対策は国を挙げて整備し取り組むことが必要と強く感じる

北辰会

昨日は大阪で北辰会臨床コースの講習会があり

スタッフその他7名で参加した

当院スタッフ1名も今月から新入会し

院内の正会員が4名となった

日本の鍼灸界でこれだけ”真の東洋医学”を極めている勉強会は存在しない

あくまで患者救済のために、真の医学としての”東洋医学を広める目的で

邁進する極めて志の高い勉強会なので、行くたびに新しい刺激を受けて

臨床に生かしている

うつ病患者を減らすには

「うつ病100万人時代」のいま

企業に加えて、精神医療界の対応が急務だが

日本の精神科医は8,000~10,000人いる、といわれるなかで

精神科クリニックが次々と開業し

あたらな抗うつ剤も開発されているのに

患者数は減らず、増える一方である

ある患者さんの言葉を借りると

「いい精神科医に出会うことがこれほど難しいとは思ってもみなかった」

いい精神科医とは

問診に時間をかけ、日常生活に関する質問が多く、

自分のことを理解してもらっていると患者が感じ

投与する薬物が最小限で、良くなれば減薬してもらえるような医師ではないだろうか

うつ病患者を減らしていくためには、企業と医療の両輪で

取り組んでいかねばならない

次回に続く・・・

とあるIT企業の例

社員数約2,000人と業界の中堅クラスのあるIT企業の実例

この会社では、うつ病など精神科疾患をもつ社員は常に存在する

一日中PCに向かい、納期が迫れば深夜残業は当たり前

静まり返った社内では会話の声は聞こえず

ただキーボードを叩く音だけ

隣の社員との会話はメールという職場

不調になりはじめるのは責任を持たされるリーダーたち

帰宅は常に深夜、土日も出勤

疲労とストレス、仕事のプレッシャーで不眠が続き、やがて動けなくなる

他部門との交流もないので、身近な人がうつ病で休職しても

それが全社的な傾向とは気がつかない

毎年200人以上の新卒者を採用し、それを上回る退職者が出て

補充するために途中採用でしのぐ自転車操業

これでは経営者は休職者へ意識が向かない

同業他社で、過重労働による体調不良で自殺した社員の家族が会社を訴え

1億円の損害賠償を命じる判決があった

他人事ではないと思ったトップが主導し対策に踏み切った

このように後ろ向きの対策が多いのが日本企業の現状である

明日に続く・・・

うつ病に対する企業の取り組み

労務行政研究所が2年ごとに調査する

「企業のメンタルヘルス対策に関する実態調査」では

メンタル不調で1ヶ月以上の欠勤・休職者が「いる」と回答した企業は6割を超えた

1千人以上の従業員規模では9割以上という結果に対して

300人未満では4割に過ぎない

大手企業ほど制度的に休職しやすい環境があり

規模が小さい企業ほど退職するケースが多い

実態は休職までに至らない人も含めれば

うつ病など精神疾患を抱えた社員は日本の全ての企業にいるとみるべきだろう

サラリーマンが企業に求めたいのは「働きがい・生きがい」だったのが

景気低迷で会社が求めるのは「効率第一主義」

そのギャップに耐えられない、割り切れない人が増えているようだ

今や企業にとって「社内うつの対策」は生き残り戦略に組み入れるべき

重要課題になっているのだ

次回に続く・・・・

 

うつ病100万人

2008年にうつ病患者が100万人!を突破した

働く世代に多いため社会的な損失は2兆7,000億円と試算されている

会社内のうつ病が特に増えている

日本の自殺者は2010年まで13年連続で年間3万人を越えた

自殺の原因はうつ病を含む病気と、経済苦が大半を占めるようだ

自殺の原因となるうつ病は全体の3割ぐらい

発症者の男女比は1対2で女性が多いが

自殺者は2対1で男女が逆転する

うつ病はいま働き盛りを強襲している

しかし、その現実に関心を持たない経営者があまりにも多いことが問題

明日に続く・・・