脈診
20年来の患者さん
いつものように脈を診ると
沈虚の脈が浮緊となり所謂硬くて緊張した脈である
睡眠不足は? ない
何かあったんじゃない?
旦那様が大工仕事で転倒して腰を強打
レントゲンでは異常ないけど時々電気があ知るほどの激痛が・・・
痛みをこらえて仕事に出ているという
心配事があるだけでも、脈はすぐ変化が起きる
ストレッサーが増えると脈診で判ることが多い
後谿に鍼を打ち、脈は緩んだ
あとは、けがをした旦那様の治療が必要
20年来の患者さん
いつものように脈を診ると
沈虚の脈が浮緊となり所謂硬くて緊張した脈である
睡眠不足は? ない
何かあったんじゃない?
旦那様が大工仕事で転倒して腰を強打
レントゲンでは異常ないけど時々電気があ知るほどの激痛が・・・
痛みをこらえて仕事に出ているという
心配事があるだけでも、脈はすぐ変化が起きる
ストレッサーが増えると脈診で判ることが多い
後谿に鍼を打ち、脈は緩んだ
あとは、けがをした旦那様の治療が必要
今年の梅雨は曇りや雨がとても多く湿度の高い日が続いている
過食は勿論、もち米類・牛肉・麺類など湿邪が多い飲食物に注意が必要
脾胃の病が多くなるので(胃腸障害)食養生が欠かせない
長期にわたる外湿は脾気を虚損させるので、実証の患者さんでも補法が適することがある
また、今年の梅雨の特徴は気温が低く湿度が高い「寒湿邪」であるので
冷飲過多で内湿が停滞し「脾虚湿盛」に至り、食欲不振、身体がだるい、軟便傾向になりやすい
冷たいビールは特に飲み過ぎないように
1回の鍼治療で得られた著明な舌苔の変化
60代♀
主訴:頚部痛・腰痛・耳鳴り・胃の不調
脈診:緊細
舌診:淡紅色、舌苔は乾燥し厚黄苔、右舌根部に直径1㎝の剥離
弁証:肝鬱気滞・湿困脾土
処置:右天枢 右胃兪
効果:治療後頚椎の運動痛消失
翌日2診目来院時の舌は見事に舌苔が薄白苔に好転
胃の自覚症状は消失した
上の写真は 1枚目が初診 2枚目が2診
苔の状態の著明な変化が認められる
わが国における児を望む高齢女性への対応
日本産科婦人科学会のガイドラインでは
提供卵や提供胚を用いたARTは認められていない
わが国においては提供精子を用いた人工授精は数十年の歴史があり
日本産婦人科学会でも提供精子を用いた人工授精の実施を認めている
しかし、日本産科婦人科学会のガイドラインによると
ARTは婚姻関係におけるカップルに限られ
提供卵や提供胚を用いたART は試みてはならないことになっている
これに違反した場合には会員資格を剥奪したりするなどの対応も取られている
日本においても提供卵を用いたARTは認められるべき時期に来ているのではないか
われわれ不妊カップルを支援する立場から
どのような方向に進むべきかということに関して確かな考え方を有する必要があると考える
私的な考え方ではあるが、日本においても提供卵を用いたARTは認められるべきではないか
また、それは日本産科婦人科学会のガイドラインに逸脱するものではあるが
日本生殖医学会の考え方に沿うものである
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加齢に伴う流産率の変化
新鮮胚移植を試み妊娠が成立したとしても、
年齢のより流産率は異なる
20代および30代前半の女性では
流産率は7.5%と8.5%で、10%を下回っている
しかし、35~39才では13.1%とやや上昇し
40~44才では24.1%と顕著な上昇が認められている
さらに45~49才では36.6%と妊娠が成立したとしても
かなりの確率で流産に終るという結果が示されている
ジャガー横田が45才で出産したというマスコミ報道などで
高齢出産への過度の期待感には注意が必要だ
加齢に伴うこのような変化も考慮すると
ARTの有用性を慎重に検討する必要があると思う
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メンタルヘルスとストレスマネジメント
ヒトが生きている限りストレスと無縁ではいられない
多くの人はストレスを自覚していても体の変調は来さない
自分で気付かぬうちにストレスマネジメントができているから
ストレスが大きかったり、ストレッサー(ストレスのもと)が多過ぎると問題
小さなストレッサーに気付かないことがある
患者さんに問う「ストレスは何かありませんンか?」
患者さん曰く「なにも感じませんよ」
そこで、ストレスと思っていなくても「日頃気になること」を書き出してもらう
これを「ストレッサーの外在化」という
書き出すことで「気になることが」「ストレスであることに気づく」
自分でストレスを認識することで、ストレス反応(体調の変化)が緩和する
ストレスはありませんよ・・と言った人が「気になること」が30以上書き出されることがある
今夜は診療後21時から(社)愛知県鍼灸専門師会の執行部会に召集されている
記念すべきブログ300回目であるが、時間の関係であまり書き込めない
鍼灸専門師会の活動も軌道に乗ってきており
さらなる活動の場を広げるための会議
眠い目をこすりながら行ってきます
上のグラフは日本のART(高度生殖医療)の年齢別治療成績である
受精卵を着床させ胚分割が始まり
妊娠が確定してから出産に至るまでの
周期ごとのグラフである
ここで着目すべきは、一番上の治療周期当り妊娠率は平均30%以上あるが
一番下のグラフは生産分娩率といい出産に至るのは10%台に落ち込むのである
無事に出産に至るまでに20%も差がある事実はあまり公表されていない
我が国のARTの成績は他の先進国に比べてとても低いのである
不妊治療の医療機関は出産するまでの経過のフォローがないのが実情のようである
以下次回に続く
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ART(assisted reproductive technolpgy)
ART(高度生殖医療)とは
体外受精-杯移植(IVF-ET)
卵細胞質内精子注入法(ICSI)
接合子卵管内移植(ZIFT)
卵管内配偶子移植(GIFT)
以上の4種類がある
生殖医療の発展は目を見張るものがあるが、
一般の医療と異なりその医療の内容が不妊カップルが
理解できる形で必ずしも開示されておらず、
不妊カップルにも、また、不妊治療に関わるものにおいても
不安や疑問をもたらす結果を招いている。
適切な医療とは、インフォームドコンセントに基づいて実施されなければならないとされ、
そのためには適切な情報が提供される必要がある。
しかし、学会誌や一般論文において、
必ずしも根拠に基づいた適切なデータが提示されていないと指摘されている。
日本産科婦人科学会におけるART をめぐる全国統計をみても、
必ずしも不妊カップルが望む情報が提示されて来たとは言えないが、
最近になって改善がはかられてきている。
各医療機関の治療成績が開示され、
外部評価が実施されている欧米の生殖医療に関わる状況とわが国の状況とには異なる点が多く、
果たして適正なpatient centered careが行われているか否かという点について
不安を募らせる結果となっている。
第28回不妊カウンセラー養成講座に参加して
妊娠を希望するカップルに対して正確で適正な情報を発信する必要を感じ
次回から正しい情報をデーターで開示したいと考えている
日本の雨季である梅雨は非常に湿度が高く
外湿が盛んで内湿(体内の水の停滞)を生じ
湿困脾土(湿邪が停滞し胃腸が弱ること)の病理を形成し
脾(胃腸の消化吸収の機能)の病証を発症しやすい
したがって、脾(胃腸)の弱い人は梅雨入りまえから
胃腸の調子を整え、養生しておかねばならない
この時期に胃腸(脾)に負担をかける飲食は控えることで
梅雨時の体調の悪化を予防できる
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