鍼灸学会中止

(社)全日本鍼灸学会の全国大会の中止が決定した

今年は茨城県のつくば市の国際会議場で開催予定だったが

今回の大震災の影響で中止が決まった

今年で60回になる記念の学術大会であった

準備に奔走された開催県の関係者にとっては苦渋の決断であったと思われる

二千人を優に超える参加者、数百の症例報告、パネルディスカッション、基調講演等々

毎年スタッフ全員で参加し鍼灸医学を幅広く勉強する良い機会で楽しみにしていた

茨城県も大きな余震が続き、原発の動向も予断を許さない状況ではやむをえまい

失声症

失声症の症例

30代♀

6年前強いストレスがきっかけで言葉がでなくなる

大学病院で「失声症」とし診断される

治療法はなく突然声がでなくなったり、でたりを繰り返す

2週間前から全く声がでなくなる

弁証は「肝鬱気滞」

治法は「疏肝理氣」

使用経穴は「後谿」「腎兪」

2回の治療で発声できるようになり

今日は嬉しくて朝からカラオケで3時間歌い続けた!

この疾患は再発を繰り返すので、予防が大切

心理面でのケアと、気の巡りを良くする治療が再発予防になる

妊娠中の鍼治療

妊娠中の鍼治療

妊娠中の女性への鍼治療は副作用もなく、安全でほぼ全科に対する治療が可能である

特に妊娠初期にはつわりや食欲不振等の不定愁訴の緩和、切迫流産の予防

安定期には、腰痛や逆子等の治療

臨月には安産に向けての治療

その他妊娠中のマイナートラブルで薬物が使えないケースで

鍼灸治療で細やかなケアができるのである

当院では常に複数の妊婦さんの治療をしており

産後も赤ちゃんの治療や、育児疲れのケアなどを求められる

産婦人科では鍼灸師を常駐させているところも増えてきているが

産婦人科のDrには、妊婦さんへの鍼灸治療の安全性と有効性をもっと知っていただければと願っている

厚労省の漢方・鍼灸の積極的活用を通じた「新しい日本型の医療」創生の研究のなかでは

http://kampo.tr-networks.org/sr2009/

医学部の学生に漢方や鍼灸を授業で取り入れることが検討されているので

実現すれば、鍼灸への理解を示し医療に取り入れるDrが増え

日本の西洋医学中心の医療が変わっていくかもしれない

逆子著効

逆子が1回の治療で治癒

35才♀

妊娠28週で骨盤位(逆子)の診断、逆子体操するも変化なし

32週で来院、羊水も充分、子宮骨盤の状態も良好

三陰交に10分置鍼、左右の至陰(足の小趾外側爪甲根部)にお灸を五壮すえる

翌日の検診で正常位に戻っていることが確認される

28週~32週の治癒率は80%なので

逆子の診断を受けたらお早目の受診をお勧めします

http://wwwn-acp.com

小児の突発性難聴

突発性難聴の多くは耳鼻科で原因不明と言われる

8才♀

2か月前に中耳炎を発症してから

右耳がほとんど聞こえなくなる

耳鼻科受診し中程度の難聴で治療法はないと言われた

2カ月経過しても右耳の聴力は戻らない

祖母の紹介で来院

右聴力は耳の近くで指を鳴らしても全く聞こえない

右三焦経の経絡不通と診たて

右関衝(右薬指の爪甲根部外側)に小児用の刺絡鍼で刺絡をする

三日後に再診右耳の聴力は著明に改善

右耳のそばで指を擦る音でも聞こえるようになった

突発性難聴は早期の鍼治療であれば

驚くような効果を発揮する

ラムゼイハント症候群

治癒前後の写真

ラムゼイハント症候群早期治癒

ラムゼイ・ハント症候群とは、帯状疱疹のウイルスから引き起こされる

末梢性の顔面神経の麻痺である、帯状疱疹の中でも目の炎症と並んで

もっとも深刻な状態であり、治療にも長い時間が必要となる

また、治療しても完治が難しく、顔面の神経が麻痺して

目の動くや口の動きが不自然になり、後遺症が出る場合が多い

以上は西洋医学の説明で、非常に難治性であることが知られている

しかし、東洋医学では早期に治癒が見込める適応疾患で、鍼治療は非常によく効くのである

この事実をこの病で苦しんでいる多くの人に知っていただきたく以下患者さんより寄せられた

手紙を許可を得て掲載させていただく

【患者さんのお喜びの声】

私は、数ある鍼灸院の中から、長岡先生の処へ通うことになった偶然に、本当に感謝しています。

母のラムゼイハント症候群(左顔の歪み)を治したく長岡治療院に行きました。

様々な不安を抱えていましたが丁寧な問診により、母のことをゆっくり聞いてもらい、

治療は始まりました。

先生は、初めての日に“治ります”と言ってくれました。

この一言にどれほど救われたか分かりません。そして、がんばろうという気持ちになりました。

顔の歪みによりふさぎこみ、自分で話すこともできなかった母が、先生と治療のたびに話していくうち

に、心の不安も取り除いてもらえ、鍼により日に日に歪みも治り、性格も元に戻っていきました。

ただ鍼を刺すだけでなく、心も元気にしてもらえたと思います。A.Y(患者さんに許可を得て掲載)

この患者さんは発症後1ヶ月後に受診、約2ヶ月で顔面神経麻痺は治癒した

PTSDについて

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

今回の東日本大震災の連日の凄惨な現場の報道映像によって

PTSD(心的外傷後ストレス障害)が発症する患者さんが増えている

震災後の映像も衝撃的だったが、原発の放射能の影響の不透明さが

不安をあおっておるように思う

普段在宅している時間が多く、報道番組を見続けて

ストレスを受けやすい気質の人ほど発症しやすいようだ

不眠、不安感、頭痛、眩暈、胃腸障害などの症状が特に多い

気虚、気滞、気逆などの「氣の乱れ」が原因である

患者さんにはできるだけ報道番組を見ないように

FMラジオは被災地の方々に元気を与える内容が多く

お勧めできる

NHKのアナウンサーは連日震災報道ばかりなので

PTSDの心配をしていたら、先程のネットのニュースで

報道局の女子アナ中心にPTSDの症状が増えているとアナウンスされていたようだ

http://wwwn-acp.com

アルブミン

アルブミンとアンチエイジング

アルブミンとは肝臓で生成されるタンパク質の一種で

浸透圧の保持

PH緩衝作用

栄養素の運搬

抗酸化作用

という効能がある

血液中のたんぱく質の60%はアルブミンである

このタンパク質は70歳以上の高齢者では4.3/dl以上であれば栄養状態は良好とされている

アルブミンは動物性タンパク質に豊富に含まれている

最近の研究で健康で長寿であるためには

1・動物性たんぱく質を十分に摂取

2・魚と肉の摂取は1:1の割合が望ましい

3・肉は様々な種類を摂取し偏らないようにする

4・油脂類の摂取が不足しないように注意する

要するに高齢になるほど肉や油脂類を積極的に摂取すると

血液中のアルブミン値が上がって元気で長生きができるということなのである

耳鳴りの一症例

耳鳴りの一症例

50代♂

一ヶ月まえからキーンという金属的な音が右耳から聞こえ始める

耳鼻科では異常を認められず、内服薬を服用しても効果なし

半年前から仕事のストレスを感じている

四診(望診・聞診・問診・切診)によって

弁証は・肝鬱気滞と右三焦経の(耳をまとっている経絡)の鬱滞

治法は右中渚に置鍼後、右関衝に刺絡し放血する

治療直後から右耳の金属音は消失

脈も緩む

このように耳鳴りに対しての鍼治療は時に驚くような効果を示す

http://wwwn-acp.com

(社)愛知県鍼灸専門師会

(社)愛知県鍼灸専門師会が発足して4カ月

会員が100名を突破した

みな、鍼灸の専門性を理解し、鍼灸を医療としてとらえ

県民の福祉向上、健康維持を主眼として

さまざまな勉強会を開催するなかで知識、技術の向上を目指す精鋭ぞろい

この法人が順調に成長して会員が増えることは理事の一人として大きな喜びである

20日には設立の説明会が開催され、会員の皆さんと一同に会し

設立の経緯や、保険取り扱いの説明、意見交換が予定されている