花粉症対策

今年も花粉症の季節が近づいてきた

昨年の猛暑で今年のスギ花粉の飛散量は昨年の10倍以上と有難くない予想だ

東洋医学による花粉症のメカニズムは以前にもこのブログで書いたので

改めて見ていただき予防に役立てていただきたい

鍼治療により花粉症が治った方は良いが、体質改善で治療中の患者さんにとっては

花粉の飛散量により自覚症状の増減があるのは否めない

NPO法人花粉情報協会によると

環境省が昨年12月24日に発表した予測は、気温などの気象データーから算出されたもので

実際のスギの花芽の状態のデーターは加味されていないようである

昨年の8- 9月の猛暑は、高温被害という形で、花芽の成長を遅らせていたのではないかとみている。

事実、今年は花芽の成長が遅れており、たくさん雄花が付いているように見えても、未熟なものでは花

粉の形成が遅れ、成熟した花粉を飛ばせないことになる。

2005年に過去最高の飛散量を記録した原因の1つは、05年の3月の気象があまりにも花粉飛散に適して

いたためではないかと考えられている。

雄花は、開花直前に雨が降ると一斉に膨らみ、一斉に咲く。

咲く時期がそろえば、花粉も同時に大量に飛散する。

05年の3月はそれが何度も繰り返された結果、飛散量も多くなったと考えられる。

一方、目まぐるしく天候が変化したり、飛散間近に雨が降ったりすると、花粉が雨で流されてしまう確

率が高くなる。3月の雨の降り方や気温の上昇のタイミングは、飛散量に大きく影響するの

で3月の天気次第では、今春も想像以上に飛散し、05年を上回ることもあり得るかもしれないということである。

要はどうあがいてもその時期のお天気任せということである

興味のある方は以下のサイトを覗いてみてください

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/31782.html;jsessionid=2C4CA34259E4C2BC1490AC10F1F60B48

花粉症対策

今年も花粉症の季節が近づいてきた

昨年の猛暑で今年のスギ花粉の飛散量は昨年の10倍以上と有難くない予想だ

東洋医学による花粉症のメカニズムは以前にもこのブログで書いたので

改めて見ていただき予防に役立てていただきたい

鍼治療により花粉症が治った方は良いが、体質改善で治療中の患者さんにとっては

花粉の飛散量により自覚症状の増減があるのは否めない

NPO法人花粉情報協会によると

環境省が昨年12月24日に発表した予測は、気温などの気象データーから算出されたもので

実際のスギの花芽の状態のデーターは加味されていないようである

昨年の8- 9月の猛暑は、高温被害という形で、花芽の成長を遅らせていたのではないかとみている。

事実、今年は花芽の成長が遅れており、たくさん雄花が付いているように見えても、未熟なものでは花

粉の形成が遅れ、成熟した花粉を飛ばせないことになる。

2005年に過去最高の飛散量を記録した原因の1つは、05年の3月の気象があまりにも花粉飛散に適して

いたためではないかと考えられている。

雄花は、開花直前に雨が降ると一斉に膨らみ、一斉に咲く。

咲く時期がそろえば、花粉も同時に大量に飛散する。

05年の3月はそれが何度も繰り返された結果、飛散量も多くなったと考えられる。

一方、目まぐるしく天候が変化したり、飛散間近に雨が降ったりすると、花粉が雨で流されてしまう確

率が高くなる。3月の雨の降り方や気温の上昇のタイミングは、飛散量に大きく影響するの

で3月の天気次第では、今春も想像以上に飛散し、05年を上回ることもあり得るかもしれないということである。

要はどうあがいてもその時期のお天気任せということである

興味のある方は以下のサイトを覗いてみてください

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/31782.html;jsessionid=2C4CA34259E4C2BC1490AC10F1F60B48

空間論による身体の診方

「空間論」とは人の体を一つの空間物体と考える氣のバランス論である

提唱したのは師匠の藤本蓮風先生で、2008年に「上下左右前後の法則」が発刊されている

現代の数学でいうトポロジー(topology)位相幾何学に関わる

空間的な物体というのはます、上と下、前と後ろ、右と左、

このバランスが取れていれば空間物体として安定する

人間の体を3次元における空間物体と捉えて診ると

どこかに痛みがあるとそのバランスが崩れて不安定な状態になります

どのようにアンバランスを捉えるかと言うと

まず臍(へそ)の周囲の緊張のアンバランスを診ます

経穴では「滑肉門」「天枢」「大巨」

頭のてっぺんの「百会」の左右の反応も重要です

右の腰痛があると左の天枢に邪(緊張)が現われることがあり

そこに鍼を打つと腰の緊張が緩み腰痛が早く治ることを多く経験しています

右の肩関節の痛みで左の陽陵泉に鍼を打って即座に痛みが消失した症例もあります

ぎっくり腰で百会を使って著効を示した例や

右中指のつき指を百会右で治した例等々

書ききれないほどの症例を「空間論」による

上下前後左右のバランスを整えることで治療しております

この治療法はまだまだ研究する余地があり

痛みの疾患のみならず、様々な治しにくい症例に対しての可能性を感じています

陰陽平衡の法則

白馬連峰

昨日は二四節気では「小寒」

いよいよ寒さが本格的になる季節に入った

夏が猛暑の次の冬は寒くなることが多い

陰陽平衡の法則を考えると

夏の暑さは「陽」

冬の寒さは「陰」

陽極まれば陰となる

暑さが極まれば寒さも極まる

東洋医学の陰陽平衡の法則から

今年の冬は寒くなるははず・・・

もし暖冬ならば「狂」である

地球が狂っている

肝風内動

60代♂

日頃から畑仕事や魚釣りなどを楽しむ実証の男性

今日から降圧剤が変更されて朝1錠内服した

夕方入浴後にのぼせたようになり

その後来院時にはめまいで天井がぐるぐる回っているという

血圧を測るとBP:190/110

日頃は140/70前後

脈診で浮弦数、舌診は舌尖が紅

「肝風内動」と診たて、右行間に瀉法で10分置鍼

直後にめまいは治まり、血圧は136/76に下がる

来院直前に激しい土砂降りの雨が数分間降っていた

寒冷前線が通過するときには気圧が急激に下がる

このことが気の乱れを起こした可能性がある

一本の鍼による応急処置で血圧安定し、めまいも治まった

http://wwwn-acp.com

濾胞性リンパ腫

院内のポインセチア

濾胞性リンパ腫完治

50代♂

2年前に発病、抗がん剤内服で手足の痺れ

下腿の原因不明の発赤発症

1年前から鍼治療開始

半年間は週に一度の治療

後の半年は月に一度の治療

手足の痺れは消失

体調は極めて良好

最近のCT検査でリンパ節腫瘍の消失が確認

血液検査では全ての項目で正常値に至り

完治した。一本の鍼で・・・

耳鳴りと鍼灸

アマリリスが咲きました

耳鳴りと鍼灸

耳鳴りは30代~上限なしで罹患するヒトは多く

西洋医学では耳鼻科で治すより慣れろとよく言われる治りにくい疾患である

しかし、鍼治療であっけなく治ることが多いことはあまり知られていない

”申脈”というツボが足の外踝の下5分にある

この”申脈”に鍼を打つと治療直後から慢性の耳鳴りが消失、

軽減した症例を12月だけで数例経験した

この”申脈”は足陽蹻脈の宗穴で耳の後ろ側をまとっている

少しの鍼刺激で耳周囲の気を動かすことができる

耳鳴りの多くは素体としての腎虚が多いが

気滞、気逆が関与していることを伺わせる

症例を重ねて、機会があれば学会などで発表したいと思っている

鍼灸のEBMを高めるためには多くの治験例を集積する必要がある

四季における陰陽の法則

患者さん提供写真

四季における陰陽の法則

≪黄帝内経・素問≫四氣調神大論篇 第四章 第二節より

人体においては、陰は部位としては内臓である

その機能は精気すなわちエネルギーの坦体である栄養素を産生する

同化作用である

陽は部位としては外表の皮肉筋骨である

その機能は、陰が生産した栄養素を使ってエネルギーを消費して活動を行う

異化作用である

秋冬には、活動を控えて栄養を貯え、春夏の活動に備える

これが陰気を養うことである

春夏には、この貯えた栄養素を使って活動する

それが陽気を養うことである

経穴の左右差

富士山12月16日撮影

経穴の左右差

鍼一本で治療する場合は経穴(ツボ)をよく観察することが肝要

弁証論治して治法が決まればあとはどこに鍼を打つか

経穴の左右の差(虚実の差・寒熱の差)が最も大きい経穴が臨床では有効となる

経穴は12種類の経絡上に体の中心から左右均等に配置されている

ゆえに健康ならば同じ経穴は左右の反応も同じであるが

身体のアンバランスが生じると、経穴によっては大きく左右の差が生じることがある

こういった現象に着目して一つの経穴に一本の鍼を打つのである

また、お灸をする際には左右の経穴に交互に灸をすえると、左右の熱感が著しく異なる場合がある

こういった経穴は非常に有効、このお灸を「整えの灸」という

一年前から右の下肢の一部がシャワーの温水を浴びても熱を全く感じないという症例

右腎兪に鍼を打ち、お灸を左右にすえた

初診時は27壮すえてようやく左右の熱感がそろった

数回の治療で9壮で左右が整うようになって、シャワーのお湯の温かさが感じるようになった

1ヶ月でほぼ正常な温度感覚が戻ってきた

最近ではお灸の左右差がなくなり、自覚症状も消失した

舌診その6

陰虚内熱の舌

舌全体の色調が紅舌、紅絳舌(赤みがきつい)で

無苔になり、裂紋(ひび割れ)が見られる場合

陰液を消耗して、陰虚内熱または陰虚火旺という内熱をこもらせた状態である

中医学で弁証すると腎陰虚症、肝腎陰虚症が多く見られる

頬部が紅潮し、手足がほてり、夜間の発汗(盗汗)不眠。頭痛等に悩まされる

鍼治療では「照海」とう経穴を使うとよいが、あくまで体表観察したうえで経穴は決めるべきだ