うつ病治癒

京都のとあるお寺 筆者撮影

以前報告した牧師さんの経過

抑鬱症状、意欲の低下、強い不安感、不眠

全ての症状が2カ月の鍼治療で消失

結局抗うつ剤は使わずに目覚ましく元気になられた

本人曰く「意欲がでてきて、前向きに考えられる、不安感もない」

お血もなくなり、左の背部の強いこりもなくなった

今後は長期間内服している催眠鎮静剤(夜間1錠)を

治療を続けながら徐々に減量してクスリなしで眠れるように

導くことが必要、鍼治療をすればリバウンドもなくなる

ココロの病は増える一方

東洋医学で弁証して、一本の鍼を打つ

あとは自分の体が治してくれる

そして病の根本に本人が気付けば治癒する

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出産おめでとうございます!

御在所の紅葉

不妊治療での妊娠出産

42才♀

34才から不妊治療を病院で始める

人工授精を続けたが妊娠に至らず

昨年8月から御夫婦ともに鍼灸治療開始

3ヶ月後に人工授精し受精、着床、初めて妊娠確認される

途中逆子になるも鍼灸治療で治癒

10月23日3,365gの健康な女児を普通分娩で出産した

42才の所謂、高齢出産であったが妊娠中も治療を継続したことや

なにより、長年の不妊が3カ月の鍼灸治療で妊娠に至ったことは

御夫婦で揃って治療を継続したことが良い結果を得たと考える

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎続報

70才♀

58才潰瘍性大腸炎発症

ステロイド(プレニゾロン)を中止して半年

腹痛・粘液・下血とも全くなし

経過を見ながら治療を継続中

外出や旅行を控えていたが

外食や旅行、海外旅行も不安なく出かけられる

難病指定の西洋医学では治りにくい病

東洋医学の弁証が正しければ”難病”ではなくなる

慢性気管支喘息

慢性気管支喘息

60才♀

5才から喘息発症

結婚育児中は発作は出なかったが

30才から発作多くなる

救急車で数回搬送されるほどひどかった

気管支拡張剤を2種類

吸入液を4種類使用

証は肝気犯肺と診たてた

2010年7月から治療開始

右太衝に15分置鍼

2回治療してから発作が軽減

最近はすこぶる調子がよい

薬は時々吸入液を使う程度

長年の喘息発作がたった1本の鍼で治まった

患者さんの嬉々とした表情が物語っている

秋の花粉症

セイタカアワダチソウ

秋の花粉症

10月に入ってから花粉症の症状を訴える人が増えている

秋の花粉は、ヨモギ(お灸のもぐさの原料)

セイタカアワダチソウ(外来種で大きく育ち黄色い花を咲かせ大量の花粉を飛散させる)

今はこういった草の花粉が多い

アレルゲンが何であれ中医学では花粉症はとても有効である

素体として胃腸の虚(脾虚)や呼吸器の虚(肺気虚)がベースとなって

水分摂取過剰による(痰飲)ストレスによる肝鬱、長引くと化火し痒みがひどくなる

患者さんの素体と内因を判断して処置をするとすぐに効果があらわれる

副作用もなく簡便な処置で苦痛がなくなるのでとても喜ばれる

根治には時間がかかるが、体質改善ができれば再発はなくなる

大腸腸間膜異常ガス

【大腸腸間膜異常ガス】

54才♂

主訴:左上腹部の鈍痛により眠れない

発症:H22年9月上旬

毎日早朝に左上腹部の鈍痛で目覚め以後眠れなくなる

食欲は正常だが、少し食べ過ぎると悪化する

腹部CTにより大腸の腸間膜に内径6.54㎝×4.38㎝

原因不明のガスの貯留が見つかる

臨床45年の消化器専門医が初めて見たと驚き

首をかしげるほどの異常なガスの貯留

治療法もない

初診:10月1日

腹部打鍼を毎日処置

わずか5回の打鍼でCT再検査により

ガスが急速に縮小していることが確認

主訴も消失した

画像は上が10月1日初診時

下の画像は10月6日第5診目

明らかに縮小していることが確認できる

あと数回の処置でこのまま消失する見込み

打診の威力はときに驚くような効果を見せる

鍼灸学会

明日は愛知県鍼灸学会研究部会の講座に参加する

名古屋大学鶴友会館で開催され

演題1「脳生理学から見た頭鍼療法の機序の可能性」

講師 明治国際医療大学教授 中山 登稔先生

その他は会員の研究発表が二題

質の高い講習会に参加することはスキルアップには欠かせない

月末からは母校の鍼灸学校での中医学の補講の第二回が始まる

年内に5回の講義をするための準備も始めたりと休日も多忙

でも、こころは充実しているので元気です

打鍼

打鍼

打鍼とは金や銀のてい鍼を使って

木槌でお腹を軽くカンカンと叩く手技である

伝統的な日本の古流派の一つの”夢分流”打鍼術を臨床で使っている

安永二年(1772年)に夢分斉が≪針道秘訣集≫を著したことになっている

夢分斉はもと禅宗の僧であったが、母の病を治したい一心で工夫を凝らし

遂に打鍼法を生み出した

人の病を治したいという一念、これこそ医の原点である

夢分流腹診というお腹の触診をおこない”邪”を捉える

”邪”を散らす目的で銀の打診を打つ

一般に”邪気”の停滞している部位に打診をすると

初めは鈍い音がするが、すぐに金属的なカンカンという

澄んだ音に変化する

非常に速効性のある治療法である

一般の鍼灸院ではこの打診はほとんど使っていない

というか知らないか知っていても使いこなせない

我々は10年間北辰会で学んできた技術を臨床に使って

成果を上げている

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膝関節水腫

膝関節水腫

所謂、膝に水が溜まった状態

膝蓋跳動という検査で診断できる

ひと眼で判る場合と、慎重に検査をして判る場合もある

整形外科では、穿刺といい注射針を膝関節腔に入れて水を抜く

ところが、その後の治療がないので、すぐにまた水が溜まり

何度も水を抜く必要があって、よく「くせになる」と言われる所以である

膝関節に炎症かあっても水が溜まるひとと、

痛みが酷いのに水がたまらないひとがある

この違いは東洋医学の弁証によって鑑別できる

水の代謝に関係する五臓は、肺、脾、腎の弱りが考えられる

鍼灸治療でバランスを整えると、徐々に水が吸収され

再発が極めて少なくなる

自然に体内に吸収されていくのである

注射で痛い思いをして水を抜く対症療法より、合理的である

陰陽消長の法則

陰陽消長の法則

黄帝内経・素問 四気調神大論篇 第二 第四章・第一節

夫れ四時陰陽は 万物の根本なり

【訳】

四季における陰陽の消長によって万物は生成変化する

ゆえに、陰陽は万物の存在の根底であり、本源である

【注釈】

四季としての季節の推移は太陽エネルギーの

地上における消長によって起こる

陽は太陽エネルギーの隆盛をいう

陰は太陽エネルギーの消退をいう

これが陰陽の根本義である

これより、自然における陰陽

生物における陰陽

人間に起こる陰陽へと

陰陽の概念は発展していく