公益社団法人認可

(公益社団法人)日本鍼灸師会

鍼灸師の専門団体、(社団法人)日本鍼灸師会が

この度全国で初めて公益認定を受け(公益社団法人)日本鍼灸師会となった。

公益法人制度改革の一環で、公益目的事業を行う一般社団法人・一般財団法人は、

独立した民間有識者からなる公益認定等委員会等の関与の元で、

行政庁の認定(公益認定)を受けることができる。と法律で定められた。

少し難しい話題ですが、医療系の社団法人は日本医師会、日本歯科医師会etc.

その他多数の団体があるが、この度鍼灸師の専門団体、日本鍼灸師会がその

公益性(一般大衆の利益に繋がる活動)が認められ、医療系では初めて、第一号の

公益社団法人の認定を得ることができたのである。

このことは日本鍼灸師会の社会的な信用を高める上で画期的な変革となった。

患者さんの利益の為に、健康保険がより取り扱いしやすく

もっと簡素化されることを強く望む

前立腺癌

小笠原の夕日

前立腺癌

80才♂

前立腺癌の診断を受けて1年半、

抗がん剤、放射線は患者自身の判断で中止

女性ホルモン剤のみ内服し、鍼灸治療を続けている

経過は極めて良好

渓流釣りや農業に勤しみ、健康状態問題なし

PSA(前立腺癌の検査)が0.02上がっています・・・

と主治医が詳しい説明なく告げる

PSAは3.40が上限値

0.02が0.05に上がったところで誤差の範囲内

問題なしと説明し、ようやくいつもの少年のような笑顔に(^^)

主治医の説明不足である

他の血液検査の数値の説明も補足して

喜んでお帰りになった

東洋医学の治療家でも、最新の西洋医学知識は必須である

梅核気の治療

患者さん提供

梅核気の治療

梅核気(ばいかくき)とは

喉に異物感や喉が塞がった感じがして

ひどくなると声がかすれたり(嗄声)

食べ物の通りが悪く感じる

内視鏡で咽頭から食道を調べても異常がない

耳鼻科などで病気ではないといわれる

東洋医学では”梅核気”という

所謂ストレスによる”気の滞り”が病理である

最近この患者さんが多い

治療は”少衝”に刺絡(小指の先から少量の血を絞り出す)

これは速効性があって治療直後に、喉の異物感がなくなるか、軽減する

数か月慢性化していても一度の治療で効果が認められる

眩暈続報

秋の空

眩暈続報

昨日の眩暈の患者さん

今日来院し眩暈はしないという

今日は自分で車を運転して来院

回転性の吐き気を伴う眩暈は

再発の恐怖感がトラウマになるので

今週は続けてきていただき

徐々に薬を減量する予定

再発しないという不安が消えれば完治である

眩暈

眩暈の一症例

40代♀

3日前からの回転性の眩暈(めまい)発症

内科点滴で改善せず

耳鼻咽喉科でさして説明もなく投薬

若干改善したが、まだふわふわすると来院

下半身(下焦)は冷え、上半身(中焦・上焦)は熱

舌は微黄乾燥して厚苔

脈は浮弦

上熱下寒の状態

太衝・霊台に置鍼

治療後は上半身の熱がとれ眩暈は軽減

2~3回で治癒の見込み

眩暈は春と秋の季節の変わり目に多い

陰陽のアンバランスがとりにくい季節なので

疲れを溜めないように用心すること

統合失調症

統合失調症

20代♀

統合失調症と診断され

被害妄想、強いイライラ、頭痛etc

”後谿”に鍼を打つと治療中にリラックスする

以後3回の治療で、強いイライラなくなる

頭痛激減、被害妄想軽減

表情も明るくなる

もうじき車も運転できる見込み

社会復帰も可能

またひとり救うことができる

気づきの医療

気づきの医療

60代♂

仕事柄年中休みがない

疲弊してストレスフルの状態から抜け出せない

治療を始めて数回

鍼治療と悩みの”傾聴”によって体調は良くなってきた

先日、初めて日曜日の礼拝を休んだことによって

周囲が牧師さんといえども人の子なんだと気づいた

神ではないのである

本人も思い切って休むことで”こころ”が休まることに気づいた

普通なら精神科に行って抗鬱剤の治療だ

縁があって鍼治療でケアする道を選ばれた

何故体調が悪いのかを、我々が説明するより

”自分で気づく”ことがはるかに

”ストレスフル”から抜け出すきっかけになるのである

妊婦さんの坐骨神経痛

開田高原のコスモス

妊婦さんの坐骨神経痛

妊娠5カ月の妊婦さん

昨日,自力での歩行が困難な状態で担ぎ込まれる

1週間前から右殿部痛発症

2日前から激痛で歩くことも立つこともできなくなる

右下の気の偏り(滞り)と診たてて、2本鍼を打った

帰りは松葉杖を貸し出して、翌日は往診することにした

翌日(今日)往診すると、うそのように痛みが消えている

歩行もでき、動きも正常、心配して集まった家族も驚きの表情

妊娠中はあらゆる病気に対して薬物はほとんど使えない

しかし、鍼治療は、胎児への副作用の心配は皆無なので

安心して治療を受けることができる

ただし、技術と経験を持った鍼灸師をえらぶこと

統合失調症

彼岸花

統合失調症

36才♀

4年前社内にストーカーがいることで精神不安定に

翌年精神科で「統合失調症」の診断、退職し、大量の抗精神病薬を投与されたうえに

精神科医から一生薬を服用するので「将来子供は産めない」と言われる

鍼治療を続け1年後に転職してOLに復帰した

百会・太衝・身柱などに取穴

幻覚、幻聴、不眠は癒えた

めでたく最近婚約されたが

またも医師から、薬は止められないので子供はできないと言われる

薬は就寝前の精神安定剤1錠に減っているのにもかかわらず

子供がほしいというので、36才という年齢を考えると早く妊娠することだ

精神安定剤を徐々に減量しつつ、鍼治療でフォローすることで妊娠は可能

他にも症例があるが、統合失調症は鍼治療で治ると確信した

喘息

白 露(二四節気)

喘 息

60才女性

5才の時から喘息発症

結婚し3人の子供がいるが

出産のたびに喘息が悪化

奈良の師匠の藤本蓮風先生からの紹介で来院

右太衝に一本置鍼

以降喘息発作はなく

気管支拡張剤の吸入はいらなくなった

長年内服している気管支拡張剤の内服薬を

リバウンドしないように徐々に減量しているところであるが

体調は非常に良いと喜ばれる

病の根本を探るために、問診だけで1時間半かかった

病を治すためには丁寧な問診がいかに大切かが理解できる

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