院内勉強会

今夜は院内勉強会

ツボは常に変化して動いている

ということで

教科書的なツボではなく

生きたツボを正しく捉えるために

原穴、原穴周辺の重要経穴の取穴のおさらい

指先の感覚を鋭敏に

中指で虚実を捉え

労宮で寒熱を捉える練習

夜尿症治癒

8才男子

夜尿症でおむつがとれない

毎晩1~2回の夜尿

生後おむつが取れたことがない

週に一度の鍼治療

1ヶ月経過頃から週に1~2日夜尿なしの日が増え始める

4ヶ月経過頃から週に3~4日夜尿なしの日がさらに増える

6ヶ月経過3週間連続夜尿がなくなる

治療開始当初は補腎の治療

4ヶ月経過頃から肝鬱の治療

特に百会の鍼を始めてから夜尿が全くなくなって

8才の子供らしい笑顔が増えてきた

あと1週間夜尿がなければ卒業の予定

頑張って通ったS君ほんとに良かったね

人工知能で置き換えれない医学

NHKのクローズアップ現代

AI普及で仕事が無くなる!?

AI=人工知能などの普及によって、

13年後の2030年には、国内で雇用される人の数が240万人減る

という試算を三菱総合研究所がまとめ

20年以内に、日本の労働人口の49%の仕事が

機械に置き換えられる!?(シンクタンク試算)

人工知能やロボットによって

従来の仕事がなくなる懸念が世界的に高まっている

と患者さんが教えてくれたが

その患者さん曰く「鍼灸の仕事は絶対なくならない」と・・

まあそうでしょうね

東洋医学とりわけ鍼灸治療という職人技のこの仕事

脈診、舌診、腹診、体表観察→診断・治療を

機械任せにすることは100年たってもありえないでしょう

「肝」の研修会

今日は午後から毎年恒例の「肝」の研修会

スタッフ、外部参加者合わせて12人でこの後浜松まで移動し

午後は休診となります

自分史33

開業時の治療は

寸3、4番の中国鍼に低周波通電

殆どの患者さんに4番鍼の低周波通電治療

実証で効く人にはとても良いが

虚証の人にはドーゼ過多になることも少なくなかった

脈診舌診に基づいて、体質、虚実を見極め

刺激量を調整しながら徐々に細い鍼を増やし

低周波通電を止めて

現在の治療スタイルに少しづつ近づいていく・・・

突発性難聴への鍼治療

突発性難聴の40代女性

発症は2週間前

ある朝突然患側の耳が塞がり

ザーという耳鳴発症し難聴に

近所の耳鼻科受診、突発性難聴の診断

毎日点滴に通院するが、悪化するためD総合病院に転院

ステロイド点滴を続けても聴力は低下し続ける

発症2週間経過し母親から相談があり当院受診

弁証:肝鬱気滞

処置:患側後谿10分

第2診

処置:患側滑肉門20分

第2診後にD総合病院受診し聴力回復

聴力レベルが平均20dbの改善を認める

突発性難聴は発症後速やかに鍼治療を始めると

ステロイドが効かない難治性であっても

西洋医学的な標準治療よりはるかに有効だ

妊娠中の不正出血

第1子を鍼灸と人工授精で授かり

第2子は鍼灸とタイミング法で授かった妊婦さん

妊娠初期から不正出血が続いて12週が経過した

毎日1~2回生理用ナプキンを使用

脾不統血と診たて

隠白に左右整えの灸を13壮

治療後から不正出血は止まり

2週間経過も出血はなし

脈診舌診も良好

院内勉強会

今夜は院内勉強会

花粉症患者に対する耳ツボ取穴練習

1月末頃から花粉症は増え始め

多いときには1日20人以上が花粉症の治療を受けるほど

院内の統計では86%の有効率

新人スタッフは今から練習

耳の形は千差万別で

ピンポイントでツボを探すのは熟練が必要

その他のスタッフは

体表関節実技と美容鍼実技

自分史32

鍼灸学校時代から交際していた現在の妻と

平成1年の10月に結婚、後に一男一女を授かった

昭和天皇の崩御、新しい年号が始まる大きな時代の流れの中で

開業、結婚と続き慌ただしい平成の幕開けとなった・・・

自分史31

開業して半年で患者さんが半日で20人を超え

家賃、光熱費、生活費が賄えるようになったので

午前中の整形外科を退職し

朝から夜まで一日診療が始まった

お世話になった整形外科では

半年間で多くの運動器疾患を学ぶことができ本当に感謝している・・・