第5回発達障害勉強会

明日の午前中は保険取扱い審査会

午後から第5回発達障害勉強会

講師は長谷川先生と拙者が担当

最近の有効症例を3例報告し

当院のF先生からも症例報告を2例

当院の小児はりの実技指導をする予定

登録者は30名で女性鍼灸師が多いが

発達障害患者さんの多い当院の臨床報告が役に立てば幸いだ

温度差にご注意

今朝の名古屋の最低気温は4℃

昼間の最高気温は13℃

朝は今年一番の冷え込みでも

昼間は晴れているので

温度差がけっこうあって

朝の寒さ対策の衣服のままでいると

昼間に上半身が暑くなって

上熱下寒になりやすい

明日も同じような気候のようなので

足元は温かくして

上半身は脱ぎやすい服装がお勧め

日本健康創造研究会について

名大統合ヘルスケアーチームの一員である

高橋徳先生(ウイスコンシン医科大学教授 クリニック徳院長)が

会長をされている「日本健康創造研究会」

(JHC; Japan Health Creation)〜患者さんとともに考える〜

第1回講演会

H29年1月29日、名古屋商工会議所2階 大会議室にて開催される

西洋医学の医療に限界を感じているあらゆる医療従事者のご参加をお待ちしています

https://www.facebook.com/events/1614903082147173/?notif_t=plan_user_invited¬if_id=1479857127896297

外耳湿疹治癒

50代女性

慢性の外耳の湿疹の痒みで夜も眠れない

耳鼻科でステロイドの塗り薬を塗っても治らない

手の太陽小腸経の井穴”少沢”

患側の”少沢”から刺絡すると

その夜から痒みは全くなくなり熟睡できるようになった

耳の外耳の湿疹もきれいに消失

手太陽小腸経は耳をまとっていること

少沢は陽気を漏らすツボであるという穴性

患者さんは一度の治療であまりに効いたのでビックリされていたが

病因病理を理解しているので予想通りの治り方をしただけのこと

多忙な診療中の一瞬の判断ではあるが精神を集中することが大切だ

漏斗胸による円背改善

上の写真は初診 下の写真は5診目(1ヶ月経過)

11才男子

X-2年頃から漏斗胸が気になり始め

円背→頸椎前彎増と姿勢の不良が目立つようになる

肋骨弓の陥凹により胸椎の前湾増が認められた

右肝兪に一本の鍼をすること2回で姿勢は改善

5回目で頸椎の前湾も改善

明らかに姿勢が良くなったのを母親も確認

以後はまだ成長期なので2週に一度の治療で

漏斗胸そのものの経過を観察することになった

風邪が治りました

昨日までの風邪は今日の昼からすっかり回復

信頼している薬剤師の先生に相談に行き

麻黄湯で発汗しなかったことと

脈の状態を伝え(薬剤師は脈診はできないため)

桂枝湯を試すことになった

桂枝湯は風寒表証で表寒表虚証に使う薬

麻黄湯は風寒表証で表寒表実証に使う薬

いつもの自分なら風寒表証の脈状は”浮弦数”

麻黄湯でよいはず

今回の脈状は”中位で緩滑”

桂枝湯証でどんぴしゃだった

要するに疲れて生気が少しく弱っていたので

麻黄湯では強すぎ、桂枝湯がちょうどよい塩梅だったということ

実際内服して1時間で微熱は取れてだるさはなく、

鼻水も出なくなり、いつもの元気を取り戻すことができた

明日の大切な患者さんの結婚式は晴れ晴れとした気分で参列できそうだ

風邪をひきました

不覚にも風邪をひいてしまった

この2ヶ月休日がなくお疲れのところに

一昨日の低温で寒邪に負けたようだ

風寒表証のまま2日経過

漢方薬と鍼で早く治して

週末の患者さんの結婚式にスッキリして出席せねば

開業以来病欠したことがないのがささやかな誇りなのです

院内勉強会

今夜は院内勉強会

①院長からスタッフへの連絡事項

②13日の名大公開RTDの報告

③12日聖霊病院でのモクサアフリカ講演の聴講報告

④体表観察実技

⑤最近温灸が多くモグサの煙で換気扇のフィルター詰りのため

 スタッフはフィルター交換

10名が参加予定

結婚8年目で妊娠!

39才挙児希望

結婚後8年間一度妊娠するも初期に流産

以後タイミング法~人工授精~体外受精を3回するも妊娠に至らない

当院受診3ヶ月4回目の体外受精で妊娠確認

結婚8年目で念願の妊娠に至り経過は順調

胚移植の2日前まで補腎の鍼と

子宮穴に生姜灸を続けていた結果

胚移植後の子宮内膜の厚さは12㎜

今までで最も厚くなっていたとのこと

子宮穴への生姜灸は卵巣動脈と子宮内膜の血流を促す

結果として質の高い卵子が採取でき

子宮内膜が厚くなることで着床を促す作用が確認できたと考える

名大第1回公開RTD

昨日は日本初の

公開ラウンドテーブルディスカッション

80名の聴衆の前で

20名の名大統合ヘルスケアチームが2つの症例検討

誰も見たことがないディスカッションについて

参加者からは多くの質問やご意見を伺うことができた

「どこに行っても治らない患者さんにとって

20人のメンバーが真剣に討論していることは

大きな安心感に繋がる」

名大病院の某医師からは

「血圧が高いから問診もせずに降圧剤を出す

血糖値が高いから生活習慣を聞かずに血藤降下剤を出す

このような医療とは言えない医療行為が多く行われていることを憂いている」

統合医療の先駆者の織田医師は

「鍼灸師が集める膨大な患者さん情報を

名大病院とオンラインでつながる電子カルテが完成した

数万人と言われる開業鍼灸師が使うことで

患者さん情報のデーターベースが主治医と共有でき

鍼灸治療経過を集積することが鍼灸のエビデンスとなる」

と熱く語られた

最後は懇親会で盛り上がって

チームとしての一体感を強く感じた一日であった

このチームの医師たちは本当に素晴らしい