鍼灸医学の弁証論治

あらゆる疾患で病態把握をする上で

「弁証論治」はかかせない

「弁証論治」とは中医学における診断・治療法を示す方法論

その診察方法は四診という(望,聞,問,切)で構成され

これらから中医学的疾病の情報を収集,統合,分析し

診断と証の分類(弁証)を行い処方を決定する診断法だ

弁証は,八綱弁証,病因弁証,気血津弁証,臓腑弁証などの弁証法だけでなく

病位,病因,病性,邪気,正気などを加味して行われる

中でも,その基礎をなすのが八綱で(陰,陽,表,裏,寒,熱,虚,実)であり

これらにより人体の正気の強弱,病変部位の深浅,病邪の盛衰などを総合的に分析する手法

ある東洋医学誌の紙面に中国では”中医師”であっても

弁証することができない人もいるそうで

ただ痛むところだけに鍼をすることしか知らない彼らは「鍼灸工」であって「鍼灸医師」ではない

これは大工職人と同じようなもので、家具を作ったり家を建てることはできても

”設計”することができないのだと述べていた

正確に弁証論治ができるように日々研鑽をすることが求められている

めまいの鑑別

めまいの鑑別は

メルエル病

良性発作性頭位めまい症(BPPV)

前庭神経炎

中耳炎・聴神経炎

外リンパ瘻

主にこれらの疾患が考えられる場合

または診断がついている場合は

鍼灸治療の適応症

すぐに医療機関にコンサルテーションすべき疾患

脳血管障害

椎骨動脈解離

脳腫瘍

これらが考えられる場合は速やかに専門医への紹介が必要

鍼灸院で最も多く診られる目眩はBPPV

鍼灸またはエプリー法で治りやすい

目眩の範疇には入らないが

”フワフワ”する浮遊感もとても多い訴え

多くは”腎虚””肝陽上亢””血虚”などが多く

弁証論治で解決できる

http://www.n-*acp.com

健康書籍に気を付けましょう

久しぶりに来院された腰部脊柱管狭窄症の患者さん

坐骨神経痛・腰痛が悪化しているので問診すると

「腰の下にテニスボールを入れて運動をしました」

「知人が進めた本に書いてあった運動をしていたら症状が悪化した」

その本を見せていただいた

タイトルは「腰部脊柱管狭窄症は自分で治せる!」1,180円

薄くて小さい本終わりに高い

内容を見ると

腰をそらすような運動の指導がたくさん書いてある

「腰部脊柱管狭窄症」と診断されている患者さんには絶対に勧められない内容!

著者はないやら怪しげな肩書が羅列してあるが、柔道整復師と書いてあった

TVの健康番組にも言えるが、「こんなことが書いてあった、TVでやっていた等」

見聞きした健康情報は試す前に担当者に尋ねることは、信頼関係を保つためにも必要

胃腸風邪にご注意

年末年始にかけて風邪や、胃腸風邪にかかった方が多い

師走を慌ただしく過ごし、飲食不摂生になり

脾胃に湿熱をこもらせ、風寒邪を受けて発症する

あるいはストレス過多(肝鬱気滞)だった人が

休暇に入ってホッとして衞氣をやぶられて風邪になる

こういった方がとても多い

気が張っていると風邪もひかないものだが

日頃から気が張り過ぎている人は、休暇には注意が必要

床暖房で冬も快適

新しい治療院を建築するにあたって

床暖房と断熱を考えた

断熱は治療院の壁床天井の隙間に

発泡ウレタンフォームを充填(これは防音断熱が凄い)

治療室と待合室の床には

厚さわずか5㎜の電気式床暖房が敷き詰めてある

遠赤外線が出ているので

一度温まると断熱材の効能もあって

昼からは天井のエアコン暖房がいらなくなるほど

この時間も床暖房が少し入っているだけで

湿瘟24℃と快適な温度を維持してくれる

電気代も大幅に節約 患者さんも心地よい

空気も汚れないといいことずくめ

新築やリフォームの際はお勧めです

電気式床暖房”ひなたごこち”

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今日から仕事始め

今日から仕事始め

新年にあたって今年の目標を

1.名大統合ヘルスケアチームの継続参加

2.(一社)愛知県鍼灸師会学術部として会員資質向上の講習会の開催

3.中医学研究会(一社)北辰会の参加

4.(公社)全日本鍼灸学会認定鍼灸師の資格取得

5.野並診療所が主催する”健康Cafe”で東洋医学の講演

6.新患さんの病因病理チャートの作成

私事として

1.昨年から始めたウクレレの練習

2.フィンガーピッキングギターの再開

3.休日の散歩の継続

今年もよろしくお願いいたします

今年を振り返って

本当に一年はあっという間に過ぎ去っていく

今年一年を振り返って

私事から

1.還暦を迎えたこと

2.83歳になる母親が1年前に体調を崩していたのが嘘のように元気なこと

3.家族4人がそれぞれ楽しみや目標を持ちながら、なにより健康でいられたこと

4.50年ぶりの小学校の同窓会の幹事をしたこと

仕事の事

1.日曜日が県内の勉強会や研究会が多く北辰会への出席率が悪かった(反省)

2.9人のスタッフ全員のスキルがそれぞれ上がってきたことと

3.個性あふれる鍼灸師の集団でありながらとてもチームワークが良かったこと

4.名大統合ヘルスケアチームを通して素晴らしい医療人との新しい出会いがあったこと

皆様、良い新年をお迎えください。

1月5日(木)から通常通り診療開始しします

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腎虚の主症状

先日老化ではなく東洋医学では「腎虚」というと解説した

東洋医学での「腎」の働きは患者さんにも良く説明するが

個々で詳しく説明しようと思う

腎は「精を蔵する」「水液を主る」「骨を主り髄を生じる」

「成長・発育を主る」「二陰に開竅する」

このような機能が不調になると生じる主症状は

めまい・耳鳴・脱毛・知能の減退・健忘・動作緩慢

腰や膝がだるく力がない・性的機能減退

小児では

泉門の閉鎖遅延・首が座らない・運動機能や知能の発達が遅い

女性では

無月経・不妊など

老化とは言わない

加齢に伴って発症する疾患において

医師から「老化ですからしょうがない」と

言われて落胆している患者さんは多い

東洋医学では加齢に伴って腎気が衰える

「腎虚」という概念があり高齢者だけでなく

年齢を問わず「腎虚」はある

先天的な虚弱体質による「腎虚」もあれば

後天的には過労、性生活の不摂生、慢性病による消耗

など様々なステージで「腎虚」は発生する

東洋医学では「補腎」という治法があって

衰えた腎気を補う鍼灸治療や、漢方薬があるので

加齢だから治らない諦めないこと

成人式

個人的なことで恐縮だが

長女が来年ようやく成人式

最近運転免許症も取得した

大学の勉強と遊びを両立しているように見えるが

大きな病気もしないし、物事に動じないのは幼稚園の時と変わらない

父親は距離を置いて見守るぐらいがちょうど良いと思っている

大学院で鍼灸の勉強中の長男とともにこれからの成長が楽しみ