仕事納め

今日は診療最終日

今年最後の治療を求める患者さんが集中し

予約表はぎっしり埋まっていたが

10人のスタッフ全員がフル稼働したおかげで

何とか無事に終わりそう

明日は大掃除ピカピカにして一年をスッキリ終わりたい

芸術家と鍼灸師

当院の患者さんには

プロの画家・版画家・陶芸家・ピアニスト

チェリスト・バレリーナ・作曲家・舞台芸術監督等の

芸術家が結構多い

著明な芸術家と話をすると鍼灸師として共感することが多く

多くの刺激を受ける

「理論に裏付けされた技術によって感性を磨き、聴衆・患者さんに感動を与える」

という点ではとても似通っているのだ

一流を目指しているプロフェショナル同志は共感し合うと思う

長男のこと

長男が京都の鍼灸大学大学院で勉強中

自分と同じ北辰会に所属していることもあって

共通言語である中医学の臨床の話ができるようになってきた

帰省する度に内容が深くなって

成長しているなと思う(親ばか?)

大学院2年生からは病棟回診と

外科の入院患者への鍼治療が始まるとのこと

鍼灸師として得難い経験となるはずだ

明治国際医療大学[http://www.meiji-u.ac.jp/]

認知症の人と家族の会記念講演

「認知症の人と家族の会愛知県支部」主催

35周年記念講演会のお知らせ

基調講演「助けて!!と言える社会の実現をめざして ・・・」

対談 「杓粘性認知症ご本人の声」

詳しくは、認知症の人と家族の会愛知県支部のHPからどうぞ

http://www.hearttoheart.or.jp/kazoku/topics/pdf/35_omote.pdf

内関の鍼

手の厥陰心包経の内関について

内関は非常に敏感なツボなので刺鍼には注意が必要であるが

巧みに使えばとても優れた効果を示す

長年患ったリウマチの為に要介護3の患者さん

内関にごく浅い鍼を打つと

寝たきりで心肺機能が低下し

深い呼吸ができなくなっていたが

逆流性食道炎の胸焼けがなくなるとともに

10数年ぶりに深く呼吸ができるようになったと大変喜ばれた

ついでに仙骨部にできた褥瘡には

銀の古代鍼で散鍼をし3回で発赤がなくなり

膿が止まり、皮膚の新生ができ早期治癒した事実に

訪問看護師は大層驚いていた

リベド血管炎著効

30代女性

18歳からリベド血管炎による下腿の潰瘍と立位と歩行痛発症

増悪寛解を繰り返す

理気の処置を一本の鍼で続けて1ヶ月11診目

潰瘍は消失し、膿の付いたガーゼがとれる

以後も経過はよく外出や運動もできるように

西洋医学ではお手上げのこの疾患

全ての症例に著効を示し

鍼治療が第一選択と断言できる

慢性関節リウマチ

70代慢性関節リウマチの患者さん

発症して3カ月リマチル内服するも効果なく

痛みは徐々に肩・肘・手・股関節・膝・足関節

全身の関節に広がっていた

問診と体表観察によって”気痹”と診たて

右合谷に15分置鍼

全ての関節の痛みは消失しROMは正常になった

まだまだこれから人生を楽しみたいという希望に光が見えた

身体によい脂質その8

脂質の適量とは?

総摂取カロリーの20~25%が推奨される

一日2,000キロカロリー摂る人なら

400~500キロカロリー

どんな油も1gは9キロカロリーなので

一日の摂取量は44~45g

油そのものだけではなく

油脂が入っている食品は

肉・魚・牛乳・乳製品・ナッツ類・パン

クッキーやチョコレート等の菓子類

インスタント麺・マヨネーズ等

これらの脂質を含めて総量の50gに収めることに注意が必要

オメガ3系とココナッツオイルは積極的に摂り

それ以外の油は意識的に控えたほうが摂り過ぎを防げる

(脂質の摂り方の例)

揚げものの日はパンはやめてご飯にし

付け合せの野菜は炒めずに茹でる

タレに油を使うなら

肉はロースではなくヒレにするといった具合

油の量を意識する習慣がつけば

それほど苦にならずに食生活は改善できるはず

身体によい脂質その7

オメガ9系

オレイン酸が主成分

代表格はオリーブ油、紅花油、こめ油、ナッツ類

オメガ9系の油は不飽和脂肪酸のなかで最も酸化しにくく

血液中で有害な過酸化脂質になりにくいのが利点

さらにオレイン酸には悪玉コレステロールを減少させ

総コレステロール類を下げる働きがある

また、エネルギーになりやすく

体内に長くとどまらずに消費されやすいという特徴がある

身体によい脂質その6

オメガ6系

主成分はリノール酸

ごま油・大豆油・コーン油等市場に出回る多くの食用油がオメガ6系

作用は血中コレステロールを下げ

リノール酸は免疫系で働くサイトカインの原料にもなる

体内では作れないので食品として摂取する必要があるが

オメガ6系の油はパンや加工食品、スナック菓子などに使われることが多いので

調理油として使わなくとも無意識のうちに摂りすぎていることが多い

またリノール酸を摂り過ぎると免疫系が過剰に作用して

アトピーや花粉症の原因となるので注意が必要

オメガ3系の油と違い加熱調理に使えるのが特徴で

オメガ3系とオメガ6系の割合は3対1を目安に