身体によい脂質その5

不飽和脂肪酸 オメガ3系は

αリノレイン酸を主成分とする脂質で

えごま油・亜麻仁油・サチャインチオイル等がオメガ3系の油

αリノレイン酸は体内でEPA・DHAに変換される

EPA・DHAは青魚に豊富に含まれるが

昔に比べ日本人は魚の摂取量が減っている今

オメガ3系の油の重要度が増している

EPA・DHAは血管をしなやかにする働きがあり

特に脳内で働く点が注目されていて

脳出血・脳梗塞・脳血管型認知症の予防になる

体内では作られないので

一日小さじ1杯5gを目安に摂取したい

非常に参加しやすく加熱調理には向かないので

料理にかける、和えるなどして使うことが推奨される

身体によい脂質その4

脂質は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別できる

不飽和脂肪酸は植物油、魚介類、ナッツ類で

常温では液体で酸化しやすいことが特徴

不飽和脂肪酸はさらに体内で作れるオメガ9系と

体内では作れないオメガ3系、オメガ6系に分かれる

つまり脂質は飽和脂肪酸が1種

不飽和脂肪酸が3種の合計4つに分類できる

オメガ3.6.9.系の油はエネルギー源になるほか

特にオメガ3系。9系は生活習慣病の予防に効果的と言われている

身体によい脂質その3

飽和脂肪酸の特徴は酸化しにくいこと

体内ではエネルギー源として働く

バター・ラード・牛脂は適度に摂取すれば問題ない

”大量生産の”パン・クッキー・スナック菓子・インスタント麺などに多い

マーガリンやショートニングなどの人工的に加工された”トランス脂肪酸”は

体内で代謝されにくく血管壁につきやすいなどの問題が指摘され

世界的には使用規制がされつつあるが、日本は規制が遅れていることが問題となっている

上記の食品は成分を知った上で食するべきだ

身体によい脂質その2

脂質の役割

脂質は身体の中に必要な3大栄養素の一つ

1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す

脂質はたんぱく質や炭水化物と比べ

エネルギー効率のよい栄養素である

適度な摂取が必要であるが

特に飽和脂肪酸(牛脂・ラード・バター等)

は動脈硬化の原因となるので注意が必要

以下続く

明日9日(水)は院内研修会の為お休みします

身体によい脂質

最近TVや雑誌などで身体に良い脂質の取り方が

話題に取り上げられることが多くなった

質の良い脂質を摂ることは健康維持には欠かせない

正しい知識をもって健康寿命を目指すために

脂質の解説をしていきます

次回に続く

石灰沈着性腱板炎

月に1~2回の通院患者さん

ある日突然起床時に肩関節の激痛が発症

整形外科のX-P検査で異常なく整形外科医は五十肩の診断

当院での検査所見では”石灰沈着性腱板炎の疑い”

あまりの痛みで精査を勧め総合病院で再度X-P検査

医師の診断は”石灰沈着性腱板炎”

ある日突然発症する肩関節痛の多くがこの病気

関節包内に侵入した石灰は激烈な痛みを伴うので

問診と他動的自動的な関節可動域の検査と

X-P検査で容易に診断できる疾患であるが

五十肩とは病態も経過も全く異なるので

正しい西洋医学的な診断が必要

鍼治療で早期に痛みは軽減しており

何より自分の診たてが正しかったことで

患者さんからはおおいに信頼された

フロアのクリーニング

治療院が移転して気が付けば8ヶ月

抗菌加工のフロアは明るいベージュ色で

早くも汚れが目立ち始め困っていた

昨日はダスキンに依頼して

無垢板フローリングの待合室以外の全てのフロアに

クリーニングとワックスがけ

床は見事に輝きを取戻し

仕事をしていても気持ち良い

綺麗になったらホコリが目立つ・・・

時間感覚2

動物が絶えず「今」だけを考えて行動しているのに対して

時間間隔を持ったヒトは「現在・過去・未来」

を同時に見渡すことができる

時には過去を悔やんで落ち込むこともあるが

一方で明るい未来を創造することもできるため

現実が苦しくても決してへこたれることなく

生産的に生きていけることができる

ヒトだけに備わったこの「時間感覚」を使わないのは”もったいない”

時間感覚1

私たちは不断当たり前のように

明日や未来のことを考えながら生きている

実は明日を想像する能力は人間だけに備わったもの

ヒトは失われた動物的本能の代わりに

自我を持つことになったが

自我を持ったことで他の動物にはない

特殊な能力を獲得することになった

その能力の一つが「時間感覚」である

以下続く

フォーカルジストニア

音楽家の手の「神経障害」の中で

フォーカル・ジストニアという病気がある

これは「次第に指のコントロールが失われ

勝手に曲がったり伸びたりしてしまう」症状

シューマン等歴史上著明な音楽家も多くかかっている疾患で

西洋医学的には原因は不明とされ

プロの音楽家にとっては音楽人生をも左右しかねない病気だ

早期に鍼治療を始めると効果的であるが

初期症状は違和感や、動かしにくさで早期診断に繋がりにくいのが問題点

子供のころから毎日の長時間の反復練習を繰り返すことがきっかけとなりやすいので

指導者がフォーカルジストニアを勉強して理解することが最も大切

疑いがあればレッスンを休ませる

できれば鍼治療を早めに受ける

この程度の対策で進行は抑制され

発病せずに未病で治せる可能性がある

特に20代の発症が多いので音大の指導者は熟知してほしいと思う