アトピー性皮膚炎の症例

数年前から定期的に治療にみえる患者さま、もともとアトピー体質ですが、
突然、眼の周りが真っ赤になり腫れて泣きそうな顔で来院。
結婚式を控えているので何とかして欲しい!!と祈るような表情です。
中医学では、脈診と腹診により、肝鬱化火による眼の周囲の腫れと発赤とみて
5番鍼(少し太いです)で右合谷、右照海で10分置鍼。百会から刺絡
これで脈が緩んだので、いける感触があり。
うつ伏せで清熱解毒の処置、霊台、督兪に10分置鍼
治療後はかなり赤みや腫れが軽減しました。
きっかけは、新しい化粧品を使ったことと、仕事が多忙でストレスが溜まったためのようでした。

写真は上から順に1)治療前 2)治療直後 3)2日後

2回の治療でほぼきれいになりました。

化粧品については、全て持参していただき、Oリングテストで判定しました。
やはり、新しい化粧品のほとんどがマイナス反応になりました(アレルゲンということです)

花粉症の鍼灸治療

今年も花粉症の季節がやってきました。
花粉症には鍼治療がすごく効きます!
最近の来院患者さまの3割は花粉症を訴えています。
花粉症だけで一日10数人の治療をしています。
では、その秘密を教えましょう・・・
まず、東洋医学(中医学)による鍼灸の全体治療を受けていただきます。
最後に耳のツボ(これがポイント)を使って、直径1.2ミリの金色の粒(金粒)
を片方の耳の神門、内鼻、眼に茶色いテープで留めます。
1週間に一度反対側の耳の同じツボに付け替えます。
これで、約87%の患者さまに効果があります。
非常に効果のある治療法なので、4年前に(社)日本鍼灸師会学術大会in金沢で発表しました。
子供の場合は鍼治療をせずに耳の金粒のみでもいけます。
ぜひ一度お試しください。