第47回三県合同研修会

第47回、愛知・岐阜・三重 三県合同研修会が9月8日9日に開催される

愛知は開催県であることや、学術部が主体になって準備を進めているので

この2~3ヶ月間は仕事の合間や休日は準備に忙殺されている

理事の中にPCが壊れて使えない人がいたりするので

足並みがそろわないこともあったが

昨日深夜に全ての準備が整い

週末の開催に向けて万全の態勢が取れたと思う

参加者は事前申し込みで60名弱あるので

当日参加者を入れると80人弱と読んでいる

会場の名古屋KKRホテルは86名迄入れるので

立ち見が出ることはなさそうだ

コンセプトは”21世紀の鍼灸ビジョン”~難病治療への取り組み~

プログラムの作成から始まり演者の選定、演者との講演内容の細かな調整

抄録の作成、ランチョンセミナーの企業との交渉

当日の進行表の作成、参加の電話による呼び掛け

メールやPCがある時代に生まれて良かったと思うが

デジタルメディアがあるがゆえに縛られることも多かった

とはいえ、こういった中規模の研修会は

関わる人々とのコミュニケーションが充分にとれたうえで、

協力理事の気持ちが一つになれば必ず成功すると信じている

あとは会場から借景できる名古屋城が雨で霞まないことを祈るのみだ

http://wwww.n-acp.com

院内勉強会

今夜は院内勉強会

スタッフに発達障害の中医学的な弁証分類と治法の解説をし

個別のカンファレンスをした

先天の腎気不足を素体として

湿邪によって湿痰の形成

気滞~気逆・内風を生じる

心神不安

小児の場合原穴診などの体表観察が難しいケースが多いので

どのようにとらまえるのかを意見交換をした意義は大きい

頭痛に火曳之鍼

昨日は大阪で北辰会の研修会がありスタッフ等6名で参加した

午後からの藤本蓮風先生の公開臨床に

10名ほど自覚症状がある会員が治療を受けた

頭や気を使うと後頭部痛が発症する患者への治療

金の太いてい鍼を関元にあてしばらくして

上の気が下に降りて楽になったという

翌日頭や気を使っても頭痛は起きなかった

火曳之鍼も金のてい鍼の”太さ”で効き目がかなり違うことが理解できた

金の相場の高騰で同じ鍼を今作ると数十万円するので

さてどうしたものか思案中

火曳之鍼

心窩(みぞおち)や胃土(胃を診る穴所)に気の停滞がある場合

多くは肝気が上に突き上げられることによって生じる

18金の細いてい鍼を関元(臍下3寸)に軽く当てるだけ

上昇の熱を下焦に曳き降ろすことができる

患者40代♀

ストレスフルで胃が重い食べると胃がもたれ、腹が張る

火曳之鍼を数十秒関元に置いていると

患者さんは「胃のつかえが下の方に下がってて消えた」との感想

鍼をせずとも時に驚く効果が認められる

「気が動く」という事実は患者さんがよく知っている