ドライアイ(角膜乾燥症)
涙の量が少なくなったり、成分が変化する事により、
眼球の表面が乾燥し、傷や障害が生じる病気。(Wikipediaより)
【病態と発生】
角膜上の涙液は、油層、水層、粘液(ムチン)層で構成され、
いずれかの要素が欠乏しても安定性が崩れドライアイとなる
主にテレビ、コンピュータの画面を見る行為等による目の酷使
冷暖房による空気の乾燥化、コンタクトレンズの装着により発生が増加する
コンピュータ作業(VDT作業)によるドライアイは
画面を凝視し瞬きの回数が減少することによると考えられている
また、コンタクト装着によるドライアイのうち
ソフトコンタクトでは表面から涙液の蒸発量が増すため症状を引き起こす
現代人は目を酷使する事が多く、一般的なオフィスでは約30%がドライアイと言われる
コンタクトレンズを装着していると、その率は約40%と更に上がる。
【病因】
油層の異常:マイボーム腺機能不全
水層の異常:シェーグレン症候群
粘液(ムチン)層の異常:スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡
レーシック術後3ヶ月位は、起きるとされる。
【症状】
目がゴロゴロする
光がまぶしい
目の痛み
視界がかすむ
10秒間以上目をあけていられない
目の乾き
目が重たくなる
視力の低下
結膜炎など、目の感染症にかかりやすくなる
【東洋医学による分類】
1・肝血虚
疲労や、ストレスにより肝血不足になる
2・肝鬱化火
感情の乱れ(七情の気の乱れ)により肝気が上逆する
3・肝腎陰虚
陰液不足により眼を栄養できなくなる
4・お血症
血液の滞りにより眼を栄養できなくなる
鍼治療は上記の弁証により治法が異なるが
ほとんど速効性がある
VDTの過重労働とコンタクトレンズが原因の
ドライアイについては継続治療が必要