卵子凍結保存
将来の妊娠に向けた卵子の凍結保存について
日本生殖医学会は23日
妊娠の確率が低くなる40歳以上には勧められない
とのガイドラインをまとめた
女性の晩婚化や晩産化が進む中
一部の不妊治療施設で卵子凍結が広まりつつあるが
今までは法的な規制がなかった
同学会は「何らかの道しるべを定め、無秩序に広がるのを防ぎたい」としている
卵子凍結(卵子冷凍)保存の技術は年々進化しており、
現在90%の確率で将来解凍し 生き返らせることができるまでになった
もともとはアメリカでもがん患者の治療前に、
将来子供を持つ、という可能性を残しておきたいという
選択肢を残すために始まった治療
ここで問題になるのは
凍結卵子の出産率が10%程度と低く
リスクについての報道がほとんどなされていないこと
新聞社各社での報道のフォーカスも様々
読売新聞は詳細にリスクも含めて報道をし
女性ジャーナリストが「出産を先延ばしにする傾向」
を助長すないように警告している点は評価できる