失声症への治療
鍼治療の可能性をまた患者さんを通して教えられた
20代♀
失声症に百会に20分置鍼しはじめてから
言葉が連続して発生できるようになった
まだ途切れることはあるが
数回の治療で難治性の失声症が改善し始めた
治癒を目指して患者さんの希望の光も見えて
少数鍼の力を改めて感じている
鍼治療の可能性をまた患者さんを通して教えられた
20代♀
失声症に百会に20分置鍼しはじめてから
言葉が連続して発生できるようになった
まだ途切れることはあるが
数回の治療で難治性の失声症が改善し始めた
治癒を目指して患者さんの希望の光も見えて
少数鍼の力を改めて感じている
明日は月に一度の保険指導会
県内保険取り扱い会員から送られてくる数千枚のレセプトを
記入漏れや、入力ミス、適正な保険取り扱いがされているかを
チェックし、審査済みのスタンプを押したうえで
各保検者に郵送するといった作業
鍼灸専門師会審査済のスタンプは
水戸黄門の印籠のように保検者にとって担保となる
業界団体に加入していない個人請求については
同意書の発行をしないように指導している医師会が増えているので
今後取り扱いが益々厳しくなるだろう
全ての存在は「あれ」と「これ」に区分される
しかしながら、あれの側からいえば、これは「あれ」であり
あれは「これ」である
つまり「あれ」なる概念は「これ」なる概念との対比において初めて成立し
「これ」なる概念は「あれ」なる概念とのはじめて成立するというのが
彼我相対の説である
相対的なものは「あれ」と「これ」に限ったわけではない
例えば生と死、可と不可、是と非、との関係もまた然り
すべて物事は相互に依存しあうと同時に排斥しあう関係にある
だからこそ聖人は、あれかこれかと選択する立場をとらず
生成変化する自然をそのまま受容しようとしたのである
≪荘子≫歳物論より抜粋
万物はすべて斉(ひと)しい
この道理を明らかにすることによってのみ
人間は知の呪縛から解放され
無限の自由を勝ち取ることができる
荘子の語る≪斉物論≫は
人間不在の矛盾に対する苦渋に満ちた省察と
犀利な認識論とによって
荘子哲学の基幹をなすものである
≪荘子・斉物論≫より抜粋
『荘子』は紀元前4世紀の思想家「荘周」の著作とされる書である
彼は『老子』とともに”荘老”と称され
儒家、墨家と鼎立(ていりつ)する道家の中心的思想家とされている
弱肉強食の乱世に生きて、人間存在の深淵を凝視した
この思想家のことばに魅了され語り継がれてきた
荘子の魅力について解釈を加えて伝えていきたい
軽い寒気がして身体がだるい
葛根湯症と考え、葛根湯を5錠2回内服し
ある程度緩解したものの、脈浮滑弦は変わらない
昨夜寝る前に自分で左外関に30分置鍼した(虚側)
今朝からは完全復活
早く鍼をしとけばと今更考えるが
鍼灸師の不養生です
とはいえ、開業して25年
風邪で仕事を休んだことが一度もないのが
ささやかな自慢かな
63才♀
主訴:頭痛・目眩・極度の疲労感で起き上がれない
現病歴:数年前回転性の眩暈発症、以降眩暈は反復する
頭痛は一時間以上体を起していられないほど酷い
極度の疲労感で起きていられない
家事は殆どできない
脳脊髄液減少症の疑いで検査予定
弁証:腎気虚証
処置:1番鍼で右腎兪に切皮程度3分間置鍼
治療後気色、脈、舌色良好に変化
第2診:3日間すごく楽になり家事もできたと大変喜ばれる
腎兪は腎気を補うのにとても有効だ
生気が弱っていても置鍼時間が適切であれば
驚くような効果を示す
ココロが病むと身体も病んでくる
身体が病んでココロも病んでくる
鍼灸治療が素晴らしいのは
身体へのアプローチで
身体の歪を整えると
ココロも楽になることを多く経験している
カウンセリングをせずとも
信頼関係が築ければ
鍼一本で病を癒すことができる
今日は二四節気の白露
白露とは 「陰気ようやく重なり、露凝って白し」
ということから名付けられ
秋が本格的に到来し草花に朝露がつくようになるという意味
8月の猛烈な暑さがおさまり
朝晩は涼しさを感じるようになった
秋雨前線が東に移動中なので
これからは周期的に移動性高気圧と
寒冷前線が交互に入れ替わる
暑邪が去って気温が急に下がる時は
風寒邪の影響で、呼吸器系、消化器系の病気に注意が必要
冷飲を避けて、羽織るものを一枚持ち歩くとよい
パニック障害は近年増加しているメンタル疾患のひとつ
発作は、満員電車などの人が混雑している閉鎖的な狭い空間
車道や広場などを歩行中に突然、強いストレスを覚え
動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と空間認知
(空間等の情報を収集する力)による強烈な不安感に襲われる
漠然とした不安と空間の圧迫感や動悸
呼吸困難等でパニックに陥り
「倒れて死ぬのではないか?」などの恐怖感を覚える人が少なくない
自律神経症状以外にも手足のしびれやけいれん
吐き気、胸部圧迫のような息苦しさなどがあるが
それ自体が生命身体に危険を及ぼすものではない
米国では10人に3人は経験があると言われているが
わが国では罹患率のデーターはない
当院でも来院患者さんは増加傾向にある
多くは心療内科受診中なので
抗不安薬や催眠鎮静剤、抗鬱剤等を内服中だ
中医学では心肝の気の乱れとして診たて
鍼治療が良く効くので徐々に減薬が可能
心理社会的な病気の背景を捉えることも大切なので
患者さんが病の原因を気づくことができれば更に効果は上がる
パニック障害は東洋医学で克服できることを多くの人に知って欲しい
。
ベトナムに転勤になった、アトピー性皮膚炎と喘息持ちの方の話
ベトナムに住むようになって病気は完治した、かに思えた
が、たまに日本に帰ると一気に悪化するという
ベトナムは亜熱帯で高温多湿
最高気温は40°湿度80%が普通とのこと
当然発汗量は多い
ところが、日本に帰国すると今年の猛暑でも
ほとんど発汗しないという
アトピー、喘息は猛烈に悪化する
病理は”内熱”だ
ベトナムの高温多湿の環境でも多量の発汗によって
内熱は生じないので発症しない
日本程度の高温多湿では発汗しないために
内熱が生じ悪化する
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