食材別効能その2
気虚に対する食材の効能(続き)
粳米:補中益気・益脾和胃・
糯米:補中益気・気虚証・脾虚泄瀉
大麦:益気健脾・脾胃・虚弱・利小便
栗米:補虚益腎・健脾胃・清熱
黒砂糖:補中緩急・和血袪瘀・貧血・脾胃虚弱
飴糖:緩中・補虚・生津・潤燥・
蜂蜜:補中益気・潤燥・止痛・解毒
牛乳:滋養補虚・生津潤腸・気血不足
豚肉:滋陰・潤燥・便秘
羊肉:益気補腎・温中暖下・虚労痩・虚冷
鶏肉:補中補脾・益気養血・補腎精
気虚に対する食材の効能(続き)
粳米:補中益気・益脾和胃・
糯米:補中益気・気虚証・脾虚泄瀉
大麦:益気健脾・脾胃・虚弱・利小便
栗米:補虚益腎・健脾胃・清熱
黒砂糖:補中緩急・和血袪瘀・貧血・脾胃虚弱
飴糖:緩中・補虚・生津・潤燥・
蜂蜜:補中益気・潤燥・止痛・解毒
牛乳:滋養補虚・生津潤腸・気血不足
豚肉:滋陰・潤燥・便秘
羊肉:益気補腎・温中暖下・虚労痩・虚冷
鶏肉:補中補脾・益気養血・補腎精
気虚証に対する補気の作用をもつ食材別の効能
キャベツ:補腎強筋・健胃止痛・胃十二指腸潰瘍
ブロッコリー:血液浄化・動脈硬化の予防・粘膜強化
カリフラワー・補中益気養血・脂質抑制・抗癌
ササゲ:健脾・利湿・補腎渋精・補腎健胃
香茹:益気補虚・健脾胃・降脂抗癌
えのき:補肝・益胃腸・肝病、潰瘍を主治
さくらんぼ:益気健脾・養胃・除湿・脾胃虚弱
南瓜:潤肺・利尿・解毒・食欲増進
馬鈴薯:健脾益気・消炎解毒・胃潰瘍・便秘
里芋:益胃寛腸・便通解毒・補益肝腎
甘藷:健脾益胃・乳汁促進・腎陽虚・便秘
トウモロコシ:健胃調中・降濁利尿・降血糖・血脂
いんげん豆:和中化湿・消暑止渇・脾虚の食欲不振
落花生:養血止血・潤肺・止咳・利尿・抗老化
栗:養胃健脾益神・補腎強筋・活血
豆乳:潤肺・消化吸収促進・利大小便
豆腐:鎮熱・解毒・利尿・乳汁促進
注)効能にあるからといって同じ食材ばかり食することは当然NGです
気虚証に対する補気の食材
気虚の症状:「元気不足」臓器の機能が衰退することで現れる症状
顔面蒼白・精神不振・無気力・眩暈・自汗・ふらつき・動悸
治側:益気補虚
代表的な食材の例:五臓に対応した分類
脾胃:キャベツ・ブロッコリー・里芋・インゲン豆・牛肉・羊肉・鶏肉・しらうお
太刀魚・鯖・鯛
脾胃大腸:カリフラワー・トウモロコシ・豆腐
胃腎:ササゲ・
肝胃:香茹・エノキ
肝腎胃:さくらんぼ
胃大腸・南瓜・馬鈴薯
肝脾:甘藷・あなご
胃腎大腸・トウモロコシ
脾肺:落花生
脾腎:栗・羊肉
肺胃脾:豆乳
脾胃大腸:豆腐
胃脾腎・粳米・栗米・豚肉
脾胃肺:糯米・飴糖
脾胃膀胱:大麦
脾胃肝・黒砂糖
肺脾大腸:蜂蜜
心肺:牛乳
脾肺:どじょう
肝脾腎:うなぎ
昨日は(一社)愛知県鍼灸専門師会主催のセミナーだった
中医薬膳セミナー第1回「体質対応・弁証中医薬膳の話」
講師の西川 修先生は北京中医薬大学卒業の正真正銘の中医師
薬膳セミナー講師としてTV出演、講演、新聞雑誌の執筆等
大変多忙かつ有名な先生
日本で広く言われている所謂”薬膳”は殆どデタラメで
”薬膳”とは正式には中医栄養学に基づいて作られた食べ物をいう
個々の患者さんの体質に合った食材と調理法があるので
弁証論治をして証を立てたうえで処方すること
これが本物の薬膳料理という
大阪出身の先生らしく難解な用語を解りやすくユーモアを交えて
時間オーバーのエキサイティングな講義だった
第2回目を1月にお願いしているので楽しみだ
最近大人の発達障害が問題になっている
患者さんの心理社会的背景を聴取していると
発達障害の範疇で特にADD(注意欠陥障害)
が疑われる成人が企業に紛れ込んでいることは間違いなく
子供の発達障害がクラスに1人と言われているように
大企業に在職中の社員であっても
本人も周囲もADDとの認識がないと思われるケースは多い
同じことを何度注意しても間違いを繰り返す
並行して複雑な業務ができない
一つの仕事をこなすのに時間がかかる
デスク周りが片づけられない等々
「どうしてこんなことができないの!」
とイライラする前にADDを疑い上司に相談することだが
上司が発達障害に理解がないことがほとんどで
その人の周囲は仕事を進めるうえで大きな障害となっている
管理職であれば大人の発達障害への理解を深めるための勉強が必要だ
足陽明胃経の滑肉門
北辰会では主に空間診で反応を診る穴所
肝鬱や気の偏在による痛みなどに効果があることは臨床でよく経験しているが
うつ病にも相当効く経穴であることが解ってきた
40代♂ うつ病
随伴症状としては歯の食いしばり
不安感・焦燥感・頭痛・体がだるい・頸部の強いこり
右滑肉門に5番鍼で20分の置鍼
刺入は横刺で方向は右から左に向ける(臍を中心に気の流れは右回り)
数回で筋骨格系の主訴はかなり軽減
肉体的な随伴症状が軽減すればココロも余裕が生まれる
経穴の応用は奥が深く面白いと改めて括目した
40代♂
重症筋無力症
30代に発症
メスチノン→マイテラーゼ内服
腎虚<肝陽上亢と診たて
週に1回の通院を1年間
顕著だった左眼瞼下垂はほぼ気にならない程度に回復した
一時ステロイド使用も大学病院では検討されるも回避
全身症状もなく経過は良好
重症筋無力症の症例は増えており
ほぼすべての患者さんに主訴の改善が認められ
ステロイド使用に至った症例はない
http:/www.n-acp.com
昨日は大阪森ノ宮で開催された
北辰会夏季研修会にスタッフと参加してきた
腹診と打診の臨床応用をじっくり時間をかけてするので
毎年恒例であるが参加するたびに
腹診と打診手技の奥深さに驚かされる
今日の診療はいつもに増して指先が鋭敏となり
概ね良い治療ができたと思う
約500年前に禅僧の僧侶であった夢分斉が
母の病気を治したい一心で工夫を凝らし
独自の腹診術と、打診法を開発した
この人の病を治したいという一念
これこそ医療の原点である
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