リウマチの診断

リウマチの診断基準(財団法人日本リウマチ財団HPから)

http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm400/rm400_shindan.html

基準に当てはまらずにドクターショップをされるケースによく遭遇する

東洋医学の痹病の概念で診たて

慢性関節リウマチと認められる症例では

当院ではリウマチの専門医を紹介することにしている

免疫抑制剤(リウマトレックス)の登場によって

昔のように関節の変形が著しくADLが低下

最悪の場合寝たきりになる、といったことはなくなってきた

早期に投与すると関節の破壊の進行が止まり

鍼灸治療が介入することにより関節可動域が広がり

経過極めて良好な症例を沢山診ているおかげで

直感的にリウマチの診断ができるようになった

今日も原因不明でステロイド漬けのリウマチと思われる患者さんが

リウマチ専門を受診した結果、慢性関節リウマチと診断された

診たてた医師曰く高齢者ではリウマトイド因子が異常値にならない場合があると

病気を診るのではなく人を診ることが医療の原点

OnとOffの切り替え方

いつもフルスロットルでオーバーヒート状態の人に

スロットルOffの時間を創りましょうとアドバイスをする

OnとOffは仕事中にもできる

ここぞという時に集中し

その時以外はリラックス

肩の力を抜くことを意識する

休日のOffの仕方

自分一人の趣味の時間をつくる

家族で過ごしてHappyならそれもよし

スポーツもよいが疲れてしまっては逆効果

身体を動かさずに考える仕事をするひとは

休日は体を動かすこと

身体を酷使する仕事をする人は

休日は体を休めること

日頃から頭だけはOnとOffの切り替えを

自在にできるように意識すること

中部大学アクティブアゲインカレッジ講師依頼

中部大学が主催する中高年の為の市民公開講座

アクティブアゲインカレッジ

(一社)愛知県鍼灸師会に東洋医学の講義と

家庭でできるツボ治療の講師の依頼があり

今年の秋から16コマの講義が始まることになった

鍼灸師会の理事の有志4人で分担し

自分は3コマ担当することに

東洋医学の知識のない一般市民に

解りやすく興味を以てもらう講義は結構難しいもの

そろそろ資料作りを始めなければ・・・

梅雨の養生法

今年の梅雨は低温で湿度が高い日が多いので

寒湿邪によって脾胃を弱らせる

この時期に冷たい水分を過剰摂取すると

湿困脾土となって胃腸の不調を来し

食欲不振、下痢や軟便、関節の痛み、浮腫みや

体のだるさなどの症状が多くなる

舌の苔がべどべとして厚くなっていたら

過食や飲み過ぎにご注意ください

不妊治療の現状

国立社会保障・人口問題研究所によると

不妊治療や検査を経験した夫婦は6組に1組

日本産婦人科学会の調べでは

体外受精で生まれた子供は

10年前では75人に1人

今は27人に1人だ

NPO法人Fineがまとめたアンケート調査で

不妊治療の治療費の総額が

100万円以上かかった夫婦が55%に達した

500万円以上が4.6%もあった

高額な費用を理由に治療に躊躇したり延期した人は81%に達した

厚労省は不妊治療の助成金制度の大幅な見直しをした

(平成26年4月1日付)

詳細は以下のURLを参照

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11908000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Boshihokenka/0000039731.pdf

内容は43歳未満という条件が定められたのが注目される

政府は3月に妊娠・出産の知識を持つ国民の割合を

現在の3割から7割に高める目標を定めたが

義務教育の子供たちに性教育と合わせて妊娠適正年齢の知識を

高める必要に迫られている

不妊治療に多く携わる我々としても

少子高齢化社会において早急に着手すべき問題と考えている

下肢静脈瘤を伴う脊柱管狭窄症の処置法

下肢静脈瘤を伴う腰部脊柱管狭窄症は中高年の女性に多い

東洋医学では静脈瘤の太い怒張した静脈ではなく

細い糸屑のような毛細血管が表面に浮いて見える処注目する

そこには細絡という血液の滞りが認められることが多い

安静時の下肢症状の増悪があり細絡が認められれば

治療の第一選択は細絡からの刺絡(吸玉で血を抜く)

治療した日から下肢が劇的に軽くなって主訴は見事に軽減する

難治性のこむら返りにも大変有効