市長の一言の及ぼす影響
名古屋市で中1年の男子生徒がいじめに遭ったという遺書を残して自殺した問題
河村たかし市長は9日の定例記者会見で
生徒や教諭への聞き取り調査に直接立ち会う意向を明らかにした
10日には、市長と教育委員会が話し合う「総合教育会議」を開催し
市教委の調査に積極的に関与して、いじめの背景や原因の究明を目指すと報道された
テレビニュースでは「市の教育委員会にはこれ以上任せておれない
徹底的に原因を究明する」とも発言していた
教育現場の教師の大変な苦労話を
患者さんから常々聞かせてもらっている立場として言わせてもらうと
いつものことだが河村市長のマスコミ向けの発現は
思いつきのパーフォーマンスにしか見えないし
何より教育現場での教師たちの不断の努力への配慮が欠けていると言わざるを得ない
加害者児童の家庭環境を改善することが最重要課題ではないかといつも思う
患者さんの教頭先生が「あんなことを言ってもらうと現場が困る」
とおっしゃっていたのが忘れられない