往診患者さん

長年往診しているリウマチの患者さん

ベッドでの生活ではあるが

リウマトレックスと鍼灸治療で

ある程度自力で身の回りのことはできている

今日訪問するとめまいと頭痛を訴えている

部屋は換気が悪く蒸し暑い

変形した指、頭部は熱を帯びている

肝陽上亢と診たて右の太衝に置鍼5分

速やかに指と頭の熱が冷めていき

めまいと頭痛は軽減し、指の動きも良くなった

最近仙骨部にできた褥瘡を

銀の古代鍼で治したので

ヘルパーさんと訪問看護師さんからは

一体何をすると褥瘡がこんなに良くなるの??

と言われたらしい

鍼灸治療の効果を医療従事者が

客観的に評価してくれることはとても嬉しいことだ

中部大学東洋医学講義

写真は中部大学キャンパス内の通路

昨日は中部大学アクティブシニアカレッジ

東洋医学講座第7回目の担当で

一コマ東洋医学の講義をした

参加者は5人と少なかったが

対話しながらの講義で

毎度のことながら楽しい講義となった

今年初参加のお1人からの質問が

「退職金で買った株価が下落して

眠れなくて悩んでいるがどうしたらよいか教えて欲しい」・・・

心と身体の話をしている最中の質問

答えは「悩むようなら、株価を見ないか、止めることですね」

「アルコールや薬物依存症と同じですよ」

果たして聞く耳を持ってくれたかどうか・・・

院内勉強会

今夜は院内勉強会

2つのグループに分かれて

初心者は運動器疾患の検査法の復讐

初診カルテの準備

中上級者はその指導または

体表観察実技と治療の実際

今夜も22:30まで頑張ろう!

緑内障眼圧低下

50代女性

4年前から緑内障の診断

当初眼圧11~12

めまいもあったが

肝腎陰虚証~肝陽上亢証と診たて

週に1回鍼灸治療を続けた結果

めまいは早期に治癒

おまけに3ヶ月で眼圧が11~12が8に下がり

眼科医が不思議がったので

鍼灸治療を受けていることを伝えると

納得された様子だったとのこと

緑内障も鍼灸治療の適応症といえる

陽気の亢進に注意

年々季節の移ろいが早まっている

梅雨に入る前にしては暑すぎる

陽気が亢進し

身体も影響を受けるので

頭痛や眩暈・耳鳴など上焦の疾患が多くなる

養生法は熱がこもらないように汗をかくこと

朝晩は涼しいので下焦を冷やさないこと

今日は小満

今日は24節気の小満

立夏から数えて15日目頃

太陽も随分高い位置に上ってきた

陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて

天地に満ち始めることから小満といわれている

ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち

山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れ

梅の実がなり、西日本では、走り梅雨がみられる頃。田植えの準備を始める頃でもある

衣替えの準備をそろそろ始める時期でもある

日中の気温差も大きい時期なので

天気予報を参考にして衣服で上手く調整することが大事

難治性の耳鳴難聴に耳の腎のツボ

慢性化した耳鳴や難聴、耳の閉塞感に対して

当院では多くの有効症例があるが

時に治りにくい症例に遭遇することもある

しかし、耳のツボを使って著明に改善する解ってきた

全体のバランスを整えたうえで

耳の神門と腎を組み合わせ

0.3㎜のパイオネックスを貼付

更に追試して有効性を確かめたい

臨時休診のお知らせ

院内研修会の為

5月16日(月)
  17日(火)
  18日(水)

休診させていただきます

5月19日(木)は診療いたします

治療院移転1周年

早いもので

新しい治療院を建築して引っ越してから1年が過ぎた

27年間狭い治療院で我慢を強いられていた環境を

大きく変えることができた

患者さんにとって快適な環境

アクセスのしやすさ

個室によるプライバシーの配慮

スタッフが快適に仕事ができる環境

最も恩恵を受けているのは

スタッフではないかと思う

それまでは余りに狭い治療室の中で

スタッフの居場所がなかったが

3人分のカルテを書くデスクを作ったことで

快適にカルテ記入ができるようになり

受付も広々して事務作業がしやすくなった・・はず

患者さんにとって居心地が良い環境は

スタッフ全員の心がけで作るものだと常々思っている

これから先の栄養学

この10年の栄養学の激変ぶりには驚かされる

こうなると、この先もまた今の常識が覆されると考えたくなるが

かつて正しいと考えられていた栄養学は

エビデンス(科学的根拠)レベル2の「観察研究」の裏付け

現在の栄養学はエビデンスレベル1の「無作為比較試験」の裏付けで

かつての研究ではあったであろう思い込や誤解が除外されている

今までとはエビデンスレベルが全く違うので

現在の糖質制限に関わる栄養学の新しい常識が

将来覆される可能性はほとんどないといってもよい