食物繊維の効能

食物繊維はエネルギーにならないと言われて信じられてきたが

大腸の中で腸内細菌の働きで短鎖脂肪酸という脂に変換され

そのことで血糖上昇抑制につながるということが

2014年にフランスの研究グループによって明らかにされた

食物繊維はさらに、インスリンが筋肉と脂肪組織に働いて

糖を取り込ませる働きをしているときに

脂肪組織の側にだけフタをし

筋肉のほうを優先させてくれるという働きもすることが解ってきた

そうするとより太りにくいということになる

血糖値を意識した食事の意味

何故糖質以外の栄養素を含んだ食事をした方が

血糖の上昇を抑えられるのか?

今までは詳しいメカニズムが解らなかったために

世間に普及しなかったようだ

メインディッシュとなるのは主に蛋白質でも、同時に脂質も持っている

たんぱく質を食べるとGLP-1・脂質を食べるとGIPという

消化管ホルモンの分泌量が増えることが解った

そしてGLP-1・GIPはともにインスリンの分泌を促す働きを持っているので

血糖値が上がりにくくなることも解ってきた

またGLP-1もGIPも腸の蠕動運動を抑制するので

糖の吸収速度がゆっくりとなるという側面も指摘されている

食物繊維は元来消化吸収されにくいものなので

同時に食べることで糖の吸収が抑えられる効果がある

最近では6番目の栄養素とも言われている

カーボラストで食べる

血糖値は上がってしまってから抑えるよりも

最初から上がらないようにするほうがより望ましい

食事をする時の順番も大切

野菜が最初である必要ななく

肉や魚が先でもOK

大事なのは糖質をできるだけ最後の方にお腹に入れる

”カーボラスト”にすることだそうだ

以下続く

[htttp://www.n-acp.com]

腰椎圧迫骨折の症例

86才男性

いつも畑仕事に精を出している方が急に腰が痛くなった

腰椎X-P検査では異常を認めないが

ボルタレン坐薬50㎎を用いても痛みが消えない

鍼灸治療数回で坐薬がいらなくなるも

腰椎の叩打痛を認めるので、腰椎圧迫骨折を疑っていた

懇意にしている内科経由でMRI検査を受けたところ

やはり腰椎圧迫骨折の診断でギブス固定となる

高齢者の腰痛は治療経過が良くても

程度によっては早期の精査が必要な場合が多い一例

名古屋大学医学部で鍼灸講義

現役名大医学部生の患者さんから聞いた情報

名古屋大学医学部では選択科目ではあるが

4コマ”鍼灸の授業”を受けることができるそうだ

東洋医学には人一倍興味がある当院患者さんは

当然受講されたそうだ

私の研究会仲間でもある中医師のK先生が講師で

受講された医学生が将来医師になった暁には

少なくとも「鍼灸は見たことも知識もないのでわからない」

という普通の医師にはならないだろうと思う

米国一流企業が鍼治療を福利厚生に活用

米国CBSテレビは2月3日付の記事で

米国一流企業が従業員に提供する福利厚生の一つとして

鍼治療が含まれると紹介した

一流企業は従業員に創造性を発揮させるために

健康的な生活を送る支援を福利厚生に定めており

鍼治療はそのうちの一つであると取り上げている

さらに、世界的にも著名な全米20社の特徴的な福利厚生を紹介しており

ツイッター社は従業員が社内で鍼治療を受領できる施設を提供していると伝えている

ちなみに、一流企業ではない当院では、院長はじめスタッフの健康管理に

院内での鍼治療を開業当初から取り入れている(言うまでもない?)

さらに院長は開業以来、風邪も含めて病気で

診療を休んだことは一度もない・・・これも鍼のお蔭

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患者さんからの手紙

坐骨神経痛と50年間続く足裏の火照りが治って

患者さんから喜びのお手紙を頂いたので原文で掲載させていただく

[坐骨神経痛(梨状筋症候群)・50年前からの足裏の火照り]

初め神経痛で左足全体がいたくて眠れないほど苦しい日がつづいていました。

知人と話をした所、ハリ灸の長岡治療院に行ってみてはと

おしえもらって聞いた時ハリはこわいと思った。でも行ってみないとわからない、

しばらく通院しました。

今では痛みもなくほんとうに良かったと感謝しています。

その上足のほてり症で長年にわたり苦しんでいた。

それが3回のハリ治療でほてりはスッキリ。

夜ねるとき足を布団から出さないと眠れず、私はそれが普通だと思っていました。

今では朝までぐっすり眠れるようになりました。

長岡先生ありがとうございました。

天白区 加藤 恵子様73才

血糖値を上げない食事

最近の研究では

同じ量の白米を食べてもメインディッシュの蛋白質や脂質

そして野菜を一緒に食べた食事の方が血糖値の上昇を防ぐことが解ってきたそうだ

つまり白いご飯で食べるよりもチャーハンや卵かけご飯のほうが、血糖値を抑制できる

白米200gを食べた時の血糖値の上昇よりも

白米200gに蛋白質である卵をかけた時の方が血糖値のピークは低く抑えられる

たんぱく質、脂質、食物繊維、など糖質以外の栄養素はすべて

糖質摂取に伴う血糖値の上昇を抑制する方向に働くことが解ってきた

以下続く

甘くなくても糖質過剰に注意

”糖質”ゼロと表示があっても糖質過剰になることがある

甘いものを控えていれば糖質を控えている、ということにはならない

例えば煎餅などは甘味がなくてもでん粉がたくさん含まれているので

糖質が非常に多い食品

甘くない糖質の食品もよく噛んでいると甘味が出てくる

これは噛むことによって唾液中の消化酵素アミラーゼが

でん粉を単糖類や二糖類、オリゴ糖類に変換していくから

糖質を多く含む食品

ご飯(米)パンや麺類(主に小麦)、イモ類、カボチャ

大豆以外の豆類、お菓子、果物など

糖質の少ない食品

肉、魚、大豆製品、イモとカボチャ以外の野菜、ナッツ類

良くある誤解

「蕎麦や玄米、山芋などは大丈夫で体にいい」という考え

これらの食品には糖質が非常に多く含まれているので注意が必要

調味料

片栗粉、みりん、ハチミツなどに非常に多く含まれる

銀行での朝礼

今日メインバンクの担当者と上司が挨拶に来院

今朝のT銀行S支店の朝礼で行内社員全員に

長岡治療院の話を相談役の上司がされたそうだ

その方は患者さんとして来院されいるので

院内の雰囲気や治療の内容、経過、対応について

朝礼で訓示をされた様子を笑顔で話されたそうだ

良いお手本としての内容なら悪い気はしない?