坐薬が効かない頸椎症
50代男性
1ヶ月前から続く右肩上肢の痛みとしびれ
整形外科ではC6C7が変形して神経を圧迫している頸椎症の診断
痛みしびれは激しく、ロキソニン無効・ボルタレン坐薬50㎎も無効
自発痛・夜間痛で眠れない
弁証:肝鬱気滞・右手太陽小腸経の経気不利
処置:右後谿に置鍼
経過:治療直後から主訴は著しく軽減、車のハンドルが握れるようになる
第2診で激痛は半減、しびれは消失、経過極めて良好
この症例は発症前日に実父がご逝去されたことがトリガーとなったと考えられる
痛みは心神の乱れによって増悪し、巧みに鍼をすることで驚くほど軽減する