化膿性脊椎炎による腰の激痛

M.N 37才

ある朝起きたら腰に嫌な痛みを感じ、翌日から全く動くことができなくなりました。 整形外科に行くためにタクシーに乗る際に腰をかがめても、検査でレントゲンを撮る時も痛みで涙があふれてきました。 そんな時、母が長岡先生の鍼治療を受けていたことを思い出し、通い始めました。 初めは痛みでどんどん腰が曲がっていき、そのせいで胃が圧迫され食べる量も減り辛い日々でした。 初めの頃は治療をしても急によくなることもなく、ただ鍼治療とはイメージを抱いていたような痛みが全くなかったので、ただ先生を信じてひたすら毎日通い続けました。 すると少し良くなってきたある日、痛みで顔をしかめながら病院に来たのに、30分ベッドに横たわっていただけで、まるでスキップでもして帰れるような体の軽さに驚きました。 先生にそれを伝えると、「このひどい状況でよくそんな面白いことが言えるね!」と笑われてしまいましたが、私は5年経った今でも、あの瞬間を忘れることができません。 二度と元の姿にはもどれないかと思うくらいだったのに、1ヶ月で仕事にも復帰できた事は信じられませんでした。 今は定期メンテナンスと称して、毎月1回ぐらいの通院になりましたが、今では体のあちこち、耳鳴りや花粉症、手の痛み、首のゆがみなど直していただいています。 そのたびに細い鍼があっという間に痛みを治す、鍼の魔法に驚かされています。 先生と会うだけで元気がもらえる、そして本当に元気にしてもらえる。 多くの方々にこの良さを実感していただきたいです。

円形脱毛症

12才 女子

娘の円形脱毛に気づいたのは小学5年生の冬でした。 当初は皮膚科に通い、フロジンと飲み薬を処方されしばらく様子を見ました。 しかし、徐々に脱毛箇所が広がってきたため、西洋医学だけでは不安を感じ、ネットで東洋医学について調べていくうちに長岡治療院のHPを見つけ、問い合わせメールを送りました。 すると長岡先生からあたたかいお返事があり、鍼灸治療院の門をたたくことになりました。 初診の際、脱毛箇所に熱がこもっている等の説明を受け、専門用語も詳しく説明して頂き、東洋医学の世界を知ることができました。そして円形脱毛には有効かもしれないと思い、治療を開始しました。 娘は最初は鍼を怖がっていましたがすぐに慣れ、治療中はリラックスして眠る程気分がいいと言っていました。長岡先生、スタッフの皆様はいつも優しく接してくださり、安心して通う事ができました。 脱毛は徐々にとまり、回復しだすとあっという間に脱毛箇所がわからないほどになりました。 皮膚科通いだけでは娘の円形脱毛はもっと広がっていたかもしれません。 本当に長岡先生、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。 初診時 第10診目 第13診目・治癒

SD(痙攣性発声障害)

日進市 C・H

歌っていた声のコントロールができなくなり、徐々に症状が悪化。 普通の会話も「こんにちは」が「・・ん・・ちは」のようになってしましました。 喋れないストレスで体調も最悪でした。 長岡先生には「気滞」「気虚」と診断され、上下左右の空間の歪を整える治療をしていただきました。徐々に震え症状が落ち着き、呼吸も深く入るようになりました。 以前は喋り続けると胸苦しくなりましたが、その症状もほとんどなくなりました。 体の気を整えることが発声のためにとても大切な事を知りました。 普通の会話に苦労することがなくなり本当に喜んでおります。 先生、本当に有難うございました。

うつ病・乳癌手術後の浮腫

名古屋市中川区 伊藤 みほ 45才

私は鍼治療に対してずっと痛みを伴うもので、その恐怖心のせいか、かなりマイナスイメージを持っていました。そんな私が、長岡先生にお世話になるようになったきっかけは、信頼のおける友人のご紹介ということに加え、8年前にストレスからくるうつ症状がひどく、その改善の為“藁をも縋る想い”という気持ちが強かったからだと思います。   初診の日、記入に30分はかかる程細かな問診表に驚きましたが、その後丁寧な質疑応答と鍼灸に関しての説明に誠実さを感じ、治療をお願いすることにしました。 その日の治療で、今まで滞っていた血液が音を立てて流れ出すような体感があり、“針ってすごいかも!それに痛くない”と感動したことを今でもよく憶えています。 今から4年前になりますが、“乳がんの手術で左脇のリンパ節を切除した為、現在は浮腫予防の治療を主として頂いています。ホリスティック医療に通じる鍼灸って本当に奥が深いなぁと日々感動しています。 長岡先生をはじめスタッフの方々の温かなお心に癒され、週1回のペースで通院していると病気知らずでいられることに感謝しています。

「リンクワーカー」光代さんの「おせっかい」

 
 
患者さんのなかには、いわゆる「リンクワーカー」と呼ばれるひとがいる。
 
「鍼灸ってしってる?」「あそこの長岡治療院ってとこおすすめよ。」
 
いろんなお友達にクチコミして、情報を拡散してくれるひとのことだ。
 
 
「リンクワーカー」はものすごい数の人脈をもっているので、
 
困っている人がいたら、その人にぴったりの提案やアドバイスをしてくれる。
 
 
 
こんな、事例があった。
 
 
夫に先立たれ、一人暮らしになったために、社会とのつながりが薄れてしまった悦子(仮名)さん。
 
ひと付き合いは苦手で、積極的に外にでていくタイプではなかった。
 
 
悦子さん唯一のつながりは、その地域で有名な「リンクワーカー」の光代(仮名)さん。
 
光代さんは、悦子さんに「マダム御用達の某ジム」を紹介したり、
 
折り紙教室に誘って、いろんなお友達を紹介したり。
 
悦子さんにとって、「リンクワーカー」の光代さんは憧れの存在だった。
 
 
じつは光代さん、当院の患者さんでもある。
 
鍼灸をとても気に入ってくれて、感謝のお手紙を下さった。
 
患者様からの喜びの声
https://ameblo.jp/n-harikyu/entry-12510996117.html
 
 
光代さんのお友達や、そのまたお友達、お友達の息子さん・・・と
 
紹介していただいた患者さんがどんどんリンクしていった。
 
そのなかの、ひとりが悦子さんだった。
 
 
いまは、コロナ禍でなかなかお友達とも会えず、すこし気分も落ち込み気味。
 
でも、「みなさん悦子さんのこと心配してますよ」と伝えると、
 
「本当ですか!?」と嬉しそうに、お友達のことを話してくれた。
 
いまも、週に1回欠かさず治療を受けに来てくれる。
 
「先生のところが、私の居場所になってます」という言葉がとても印象的だった。
 
 
 
ぼくは、光代さんや悦子さん、そのお友達の方々と出会って
 
鍼灸が「コミュニケーション」のきっかけになったり、
 
鍼灸院がひとつのコミュニティーとして、
 
「そのひとの居場所」になれることを、はじめて知った。
 
 
「ひととひとをつなぐ」きっかけをつくるのが、
 
いわゆる「リンクワーカー」で、言い換えれば「おせっかいおばさん」なのかもしれない。
 
 
だれかのおせっかいは、だれかの助けになって、
 
そしてまた、おせっかいの連鎖が生まれる。
 
その先には、その人なりの「生きがい」や「幸せ」を見つけられるかもしれない。
 
 
 
ときには、「鍼灸師」と「患者」いう肩書をいったんおろして、
 
「おせっかいおじさん」と「おせっかいおばさん」になって、
 
幸せのおっせかい連鎖(?)をつくっていけたらな〜と思う。

日本語っておもしろい

 
お昼休みにSNSをチェックしていると、こんな言葉が目にとまった。
 
「我慢」と「辛抱」の違い、わかりますか?
 
磯野貴理子さんが、朝の番組でその言葉について紹介した動画が話題になっている。
 
 
新型コロナでいつものように外出や、お買い物ができなくなった今、
 
大好きな石倉三郎さんの著書のなかに「忘れられない言葉がある。」と。
 
「我慢」っていうのは、どうしても「自分の欲」とか「我」が出てしまう。ずっとは続かないんだ。
 
でも、辛抱ならできる、ひとって。
 
辛抱ってのは「辛さを抱く」って書く。
 
だから、あなたの感じているその辛さを「ぎゅっと抱きしめればいい。」
 
「ぎゅっと抱きしめる・・・」
 
なんかできるきがしない?辛抱って。
 
「いまは辛抱、辛抱。うん。」
 
そう話す貴理子さんに、「心に響いた。」と、
 
松居直美さんは涙をながしていた。
 
ほんの数十秒の動画だったけど、もらい泣きしそうになった。
 
 
 
 
日本語は、漢字ひとつでまったく違ったイメージを想像できる。
 
たとえば、
 
災いや不幸を意味する「難」
 
「難が無い」ことを無難といい、「難が有る」ことを有り難いという。
 
 
うーん。
 
日本語っておもしろい。
 
 
今はこの困難を辛抱して、
 
いつか日常をありがたいと思えるように・・・

鍼灸院は医療を提供するプロフェショナル

愛知県は、4月10日に独自の緊急事態宣言を発出した。
 
緊急事態宣言に伴って「休業要請」を受ける施設や店舗が多くある。
 
 
一方、「生活に必要な施設」は従来どおり営業している。
 
その中には、当然「医療機関」が含まれている。
 
大学病院、クリニック、歯科医院、薬局など・・・
 
では、鍼灸院はどうなのだろう? そもそも医療機関なのだろうか?
 
正確な答えかどうか分からないが、自分なりにこの疑問を解釈してみた。
 
 
「日本標準職業分類」というものをご存知だろうか?
 
総務省HPより
https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/index/seido/shokgyou/kou_h21.htm
 
日本にあるたくさんの「職業」を大分類〜細分類にカテゴリーして、番号をつけている。
 
例えば「警察官」は、「保安の職業」のなかの「司法警察職員」に分類される。
 
この分類は、労働や雇用に関する政策、職業統計などに使用されている公的なものだ。
 

 
 
では、鍼灸師(はり師・きゅう師)はどうだろうか?
 
僕はこれをみて、とても腑に落ちた。
 
なぜなら、鍼灸師は「専門的・技術的職業」のなかの「保健医療従事者」であるからだ。
 
「国家資格」を有しており、その職種にしかない「専門的な技術を提供」することができる。
 
つまり、「医療を提供するプロフェッショナル」といことだ。
 
(その他とされているのは若干寂しいが・・・)
 

 
一方、国家資格を持たない整体院、カイロプラクティックなどは「保健医療サービス業」に含まれる。
 
整体、カイロプラクティック、エステなどのサービス業を否定するつもりは全くない。
 
しかし、「サービスなのか医療なのか」という線引は明確であるべきだと思う。
 
「医療を提供するプロフェッショナル」が勤務する施設は「医療施設」と呼んでいいだろう。
 
 
当然、医療施設として営業するからには感染予防対策を徹底して、
 
患者と治療者の安全を守ることが最優先であることは言うまでもない。
 
 
 
追記
 
東京都や大阪府は、「社会生活に必要な施設」として鍼灸院や整骨院を認めており、
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38112/00000000/taisyoshisetsu-list.pdf#search=%27施設の使用制限対象施設一覧+大阪府%27
 
全日本鍼灸師会は、厚生労働省から「休業要請の対象外」との報告があったことをホームページ上で公開している。
https://www.harikyu.or.jp/pdf/coronavirus_thinking2.pdf
 

「ソーシャルディスタンス」から今すべきことを考える

 
 
いま世界中で、感染拡大を防ぐために ”Sosial Distance”
 
「社会的距離の確保」が求められている。
 
 
小池知事が、群がってくる記者たちに、
 
「ソーシャルディスタンス」と言っていたのが印象的だった。
 
つまり、「他人との間隔を2m以上あけなさい。」ということだ。
 
 
でもなぜ、Sosial(社会的)なのだろう?
 
それにはコンサート、飲み会、宴会、など・・・
 
「社交イベント中止」の意味が含まれているからだ。
 
いわゆる3密(密集、密接、密閉)である。
 
※3密ではなく、集、近、閉(しゅうきんぺい)のほうが覚えやすい(笑)
 
 
こうした、”Sosial Distance”により、
 
毎日に刺激がなくなったり、楽しみが失われてしまう。
 
そうすると、不安になったり、怒りやフラストレーションがたまってくる。
 
孤独感を感じるひとも多いはずだ。
 
 
「では、今すべきことは?」
 
ここからは、ぼく個人的の意見です。
 
まず、家にいるときはTVは消したほうがいい。
 
もしみるなら、バラエティやお笑いのほうが気分が晴れる。
 
もし、コロナ情報が必要なら「厚生労働省」のホームページで確認すればいい。
 
ワイドショーは不安を煽るし、正しい情報かどうかもわからない。
 
 
そして、SNSを有効に活用したい。
 
ネットが普及した今、物理的にあつまらなくても、人と人との交流が可能になった。
 
LINEのグループ通話や、ZoomやSkypeは、離れていても複数人と会話できる。
 
これらを利用して、「オンライン飲み会*」なるものも登場しているそう。
*「たくのむ」 初期登録なしで、URLを送信すれば誰でも参加できる。https://tacnom.com
 
あえて手紙を書いたりするのもいいかもしれない。
 
 
「物理的距離があっても、ひととの心の繋がりを失わないように」
 
 
大変な状況ではあるけれど、自分なりの、「支え」と「楽しみ」をみつけて
 
ソーシャルディスタンスを徹底しよう。

「普通」ってありがたい

 
もうすぐ91歳を迎える患者さんに、言われた。
 
「普通ってありがたいわね。」
 
「戦争の時と比べると、空襲がないだけましよ。」
 
その方は、全身に痛みを抱えながらも、毎週治療に来てくれている。
 
「痛い、痛い。」と言いながらも、いつも笑顔で帰るおばあちゃん。
 
 
「うーん。」と声が出た。
 
 
私たちは、ウイルスによって当たりまえな「普通」を奪われてしまった、ように思う。
 
でも、それは違うんじゃないか?
 
安定した食料の供給はある、医療資源も整っている。
 
社会保障制度も整いつつある。
 
一歩ひいてみると、じつはこれだけの豊かさが日本にはある。
 
 
戦時中と比べることはできないけど、
 
その時代を生き抜いてきた人の言葉が「ずどーーん」と刺さった。
 
 
いま私たちに必要なのは悲観するわけでも、批判するわけでもない。
 
「難が有る」ことを、「有難い」と思える、
 
こころのありかた、ではないだろうか。

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