「普通」ってありがたい

 
もうすぐ91歳を迎える患者さんに、言われた。
 
「普通ってありがたいわね。」
 
「戦争の時と比べると、空襲がないだけましよ。」
 
その方は、全身に痛みを抱えながらも、毎週治療に来てくれている。
 
「痛い、痛い。」と言いながらも、いつも笑顔で帰るおばあちゃん。
 
 
「うーん。」と声が出た。
 
 
私たちは、ウイルスによって当たりまえな「普通」を奪われてしまった、ように思う。
 
でも、それは違うんじゃないか?
 
安定した食料の供給はある、医療資源も整っている。
 
社会保障制度も整いつつある。
 
一歩ひいてみると、じつはこれだけの豊かさが日本にはある。
 
 
戦時中と比べることはできないけど、
 
その時代を生き抜いてきた人の言葉が「ずどーーん」と刺さった。
 
 
いま私たちに必要なのは悲観するわけでも、批判するわけでもない。
 
「難が有る」ことを、「有難い」と思える、
 
こころのありかた、ではないだろうか。

手作りマスク販売はじめました。

手作りマスク販売はじめました。日頃からお世話になっている、某H先生から手作りマスクを提供して頂きました!本日、15時に売り出したところ爆売れし、3時間後には即完売!抗菌加工や、サイズ感が選べる心遣いに感動。H先生のボランタリズムに感謝です🙏

新型コロナウイルスに「漢方+現代医学的治療」が有効!

感染症に対して有効なアプローチのひとつとして「漢方薬」が知られています。
 
しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方薬の効果は不明でした。
 
 
湖西省にある病院に、COVID-19で入院した患者を調査したところ・・・
 
漢方薬を併用したほうが、現代医学の標準的治療のみより、
 
症状が消失する時間、体温の回復時間、入院日数などが有意に少なかったそうです。
 
つまり、漢方薬を標準治療と併用することで、感染症の早期治癒、症状の軽減に有効であるとわかりました。
 
 
 

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_kanpou_0319.pdf#search=%27金沢大学+covid19%27
COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 金沢大学附属病院漢方医学科小川 恵子 より転載
 
 
 
中医学では、生薬を煎じて個々の病態に合わせて処方します。
 
一方、日本では保険で認められた、エキス製剤(すでに調合済み)しか使用できないため、
 
臨床での効果に違いが生じるかもしれません。
 
 
日本でも、感染症内科と東洋医学専門医の協働により、
 
新型コロナウイルス感染症に対する、統合医療の研究が進むことを願います。

皮膚がんの早期発見につながった症例

患者さんの「皮膚がん」の早期発見につながった症例をご紹介します。
 
 
60代の女性、腰痛と下肢痛で通院中。
 
痛みはほぼとれて、経過はとても良好。
 
 
ある日の診察中、ちょうど「めがねの鼻パッド」の部位の
 
皮膚が赤くなっているのに気が付きました。(びらん〜潰瘍ぐらい)
 
「その鼻の傷は、いつからですか?」
 
「半年前ぐらいからあって、軟膏を塗っているのですが、最近ひどく赤くなってきました。」
 
「たぶんメガネがあってないと思うので、このあとメガネ屋に行こうと思ってました。」とのこと。
 
 
いつまでたっても治らない発赤やびらんは「皮膚科専門医の受診が必要」と言われています。
 
すぐに近くの皮膚科をご紹介して、受診してもらいました。
 
 
皮膚生検の結果、「皮膚がん」の診断。
 
なかでも比較的治りやすく、予後が良好ながん。とのこと。(おそらく基底細胞がん?)
 
患者さんは一安心。
 
定期的に通院している患者さんだからこそ、「これはいつもと違うぞ?」と気づけた症例でした。
 
 
「いつもと違う」「なにかおかしい」に気づく観察力と洞察力は、鍼灸師に必須です。

【当院における新型コロナウイルス対策について】

【当院における新型コロナウイルス対策について】
 
1.私たちは治療前後の手指衛生を徹底しています。
 
2.私たちは常にマスクを着用しています。
 
3.手が触れるドアノブ、テーブル等々を定期的に消毒しています。
 
4.患者さんには来院時の手指消毒のご利用をお願いしています。
 
5.患者様ごとにヘッドペーパーを交換しております。
 
6.全てのベッド・待合室・問診室には換気扇が設置してあり、常時換気しています。
 
7.定期的に窓を開けて院内全体の換気を心がけています。
 
8.予約制ですので待合室で長時間お待ちいただくことはありません。
 
 
当院のホームページより(一部改変)

 
感染対策についてのフィード(私個人のFacebookアカウントです)

「ここの治療院は(コロナ)大丈夫ですか?」隣町の病院や通所施設では、すでにクラスターが発生している。正直かなり危機感を持っている。「もし、鍼灸院で感染者がでてしまったら?」と考えるとかなり怖い。しかし、ここ1ヶ月ほどコロナ情報に…

長岡 哲輝さんの投稿 2020年3月10日火曜日

 

こんな時代だからこそ! 扶正去邪と三因制宜とは?

以前ブログで、「ウイルス対策は予防だけでなく、養生が大事だ!」なんて話をしました。
 
https://ameblo.jp/n-harikyu/entry-12579235931.html
 
その話のつづきです・・・
 
 
 
われわれが所属している東洋医学の勉強会「北辰会」が、
 
「新型コロナウイルスに対する予防診療の指針」を発表しました。
 

 
 
難しいことが書いてありますが、伝えたいことはきわめてシンプル。
 
「正気」つまり、からだの抵抗力を高めること。
 
「正気が弱れば、邪気がからだにあつまり」
 
「正気がしっかりしていれば、邪気は侵入してこない」
 
東洋医学の最も重要な考えかたです。扶正去邪(フセイキョジャ)といいます。
 
 
 
そのためには、場所・人(体質)・環境に応じた「オーダーメイド」の治療と養生がたいせつです。
 
三因制宣(サンインセイギ)といいます。
 
例えば、もともと冷え症で風邪を引きやすいひと(脾腎陽虚で衛気が虚弱)は、
 
消化がよい温かいものを食べたり、手足を動かすウォーキングがいいかもしれません。
 
春になってイライラしたり、こころが乱れやすいひと(肝気逆タイプ)は
 
ゆったりとした呼吸法や、足湯がいいかもしれません。
 
 
「〇〇で免疫力UP!!」「〇〇すれば感染を予防できる!」
 
のような、ひとの個体差を無視して、「〇〇だけ!」を取り入れてはだめです。
 
東洋医学では当たり前の考えかたです。
 
 
情報があふれて、混乱がおきている今だからこそ、
 
東洋医学の考え方を、うまく生活に取り入れたいものです。
 
 

 

こんな時代だからこそ! 扶正去邪と三因制宜とは?

以前ブログで、「ウイルス対策は予防だけでなく、養生が大事だ!」なんて話をしました。
 
https://ameblo.jp/n-harikyu/entry-12579235931.html
 
その話のつづきです・・・
 
 
 
われわれが所属している東洋医学の勉強会「北辰会」が、
 
「新型コロナウイルスに対する予防診療の指針」を発表しました。
 

 
 
難しいことが書いてありますが、伝えたいことはきわめてシンプル。
 
「正気」つまり、からだの抵抗力を高めること。
 
「正気が弱れば、邪気がからだにあつまり」
 
「正気がしっかりしていれば、邪気は侵入してこない」
 
東洋医学の最も重要な考えかたです。扶正去邪(フセイキョジャ)といいます。
 
 
 
そのためには、場所・人(体質)・環境に応じた「オーダーメイド」の治療と養生がたいせつです。
 
三因制宣(サンインセイギ)といいます。
 
例えば、もともと冷え症で風邪を引きやすいひと(脾腎陽虚で衛気が虚弱)は、
 
消化がよい温かいものを食べたり、手足を動かすウォーキングがいいかもしれません。
 
春になってイライラしたり、こころが乱れやすいひと(肝気逆タイプ)は
 
ゆったりとした呼吸法や、足湯がいいかもしれません。
 
 
「〇〇で免疫力UP!!」「〇〇すれば感染を予防できる!」
 
のような、ひとの個体差を無視して、「〇〇だけ!」を取り入れてはだめです。
 
東洋医学では当たり前の考えかたです。
 
 
情報があふれて、混乱がおきている今だからこそ、
 
東洋医学の考え方を、うまく生活に取り入れたいものです。
 
 

 

こんな時代だからこそ! 扶正去邪と三因制宜とは?

以前ブログで、「ウイルス対策は予防だけでなく、養生が大事だ!」なんて話をしました。
 
https://ameblo.jp/n-harikyu/entry-12579235931.html
 
その話のつづきです・・・
 
 
 
われわれが所属している東洋医学の勉強会「北辰会」が、
 
「新型コロナウイルスに対する予防診療の指針」を発表しました。
 

 
 
難しいことが書いてありますが、伝えたいことはきわめてシンプル。
 
「正気」つまり、からだの抵抗力を高めること。
 
「正気が弱れば、邪気がからだにあつまり」
 
「正気がしっかりしていれば、邪気は侵入してこない」
 
東洋医学の最も重要な考えかたです。扶正去邪(フセイキョジャ)といいます。
 
 
 
そのためには、場所・人(体質)・環境に応じた「オーダーメイド」の治療と養生がたいせつです。
 
三因制宣(サンインセイギ)といいます。
 
例えば、もともと冷え症で風邪を引きやすいひと(脾腎陽虚で衛気が虚弱)は、
 
消化がよい温かいものを食べたり、手足を動かすウォーキングがいいかもしれません。
 
春になってイライラしたり、こころが乱れやすいひと(肝気逆タイプ)は
 
ゆったりとした呼吸法や、足湯がいいかもしれません。
 
 
「〇〇で免疫力UP!!」「〇〇すれば感染を予防できる!」
 
のような、ひとの個体差を無視して、「〇〇だけ!」を取り入れてはだめです。
 
東洋医学では当たり前の考えかたです。
 
 
情報があふれて、混乱がおきている今だからこそ、
 
東洋医学の考え方を、うまく生活に取り入れたいものです。
 
 

 

右奥歯の早期接触の症例

40台女性
主訴:右頸部の詰まった感覚、右目が重い、右歯茎の痛み、前額部の頭重、集中力の低下
診断:右第一臼歯の早期接触
治療:右聴宮、右合谷に10分間置鍼
経過:治療直後から上記の主訴はすべて消失
 
考察:頸椎のアライメントは正常、患側胸鎖乳突筋は過緊張
    歯をよく観察すると、歯列の乱れを認め、前歯は口を閉じると接触
    右第一臼歯が左に比べて早期に接触
    前額部の頭重は前歯の接触によると考えられるが、
    それ以外の主訴はすべて右第一臼歯の早期接触が原因と考えた
    右外側翼突筋に向けて刺鍼したことにより、主訴が速やかに改善したと考えられる
    現在歯科にかかっていないので、経過を見ながら連携先の歯科医院を紹介することも説明
    
    ※このような奥歯の左右のアンバランスによる早期接触は、様々な愁訴をもたらすことが
     解ってきており、初診に歯列のチェックは欠かせなくなっている
 
 
    
    

胸郭出口症候群の患者様の声

50代女性 
主訴:胸郭出口症候群
院長症例:患者様からの口コミ投稿です
 
一昨年 胸郭出口症候群で受診
半年痛み痺れ冷え苦しんだ中
3回の受診で嘘の様に治りました。
握力も低下してましたが 戻りました。
定期ケアで受診するのが良いのでしょうが 大阪の為中々行けず 1年たった頃 冷えだけ再発。大阪で鍼 整体 しましたが治らず、毎日家でも手袋はめて過ごしてました。そんな折元々の頸椎ヘルニアからか 首の痛み(頭痛)も伴い さすがに5日たった頃来院しました。
長岡先生はほんとに 恩人です。
嘘の様に1回で良くなりました。
少し冷えは残ってますが
手袋のなかに カイロを入れてた頃に比べたら大きな回復です。
なんとか 半年に1回は定期的に
通院したい位です。
まさに ゴッドハンドです。 
 
※上記のお喜びの声はエキテンに投稿された記事です。
Hさんありがとうございました。