風熱表証の蕁麻疹
1回の鍼治療で緩解した蕁麻疹
健康管理で通院中の60代男性
特に思い当たる原因無く夕方全身の蕁麻疹発症
発症して2日後に来院
痒みの部位は発赤し皮膚は膨隆
弁 証:「風熱表証」による蕁麻疹と診たてた
処 置:短鍼5番鍼で左右合谷に20分置鍼
処置後:上肢、腹部、背部の熱が冷め痒みは軽減
経 過:治療後数時間で蕁麻疹は消失。数日後来院されたが、治療後緩解し治癒とした
考 察:本人自覚はないが、軽い風邪をひき2~3日経過して熱化して蕁麻疹が発症したと考えた
内熱がきつかったが表証(体表に病邪がとどまっている状態)で比較的治しやすい症例だった
皮膚科に行かずに早めに来院されたのが良かったと思う