秋の花粉症に注意
秋の花粉症がそろそろ始まってきています。
主にブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの秋の草木が原因となりアレルギー症状が起こります。
東洋医学の視点からは、秋は「肺」が影響を受けやすい季節であり、花粉症も肺の機能低下と関わりがあると考えられています。
養生法:花粉症の予防と対策
東洋医学に基づく養生法は、肺を養い、免疫力を高めることに重点を置きます。秋の花粉症対策として以下の方法が有効です。
1. 食養生
- 白い食材を取り入れる
東洋医学では、白い食材が肺を補うとされています。大根、レンコン、梨、豆腐などが肺を潤し、乾燥から守る働きがあります。 - 潤いを与える食品
ハチミツ、黒ごま、クコの実なども肺を潤す効果があり、乾燥による症状を緩和します。
2. ツボ療法
- 合谷(ごうこく)
手の甲にあるこのツボは、風邪を追い払う効果があり、くしゃみや鼻水の症状を和らげます。 - 迎香(げいこう)
鼻の両脇に位置するこのツボは、鼻詰まりや鼻の炎症を軽減します。 - 肺兪(はいゆ)
背中の肺に対応するツボで、肺の機能を高め、免疫力を向上させる効果があります。
またこれ以外にも、当院では行なっている「耳鍼(みみばり)」は花粉症に対して有効です。
お悩みの方はぜひ気軽にご相談くさださい。