フレイルとはその3
活動性が低下して外出をしなくなり
他者とのコミュニケーションをとらなくなると
認知機能の低下つまり「精神的フレイル」にもつながる
精神的フレイルは元に戻る可能性を秘めている軽度認知症(MCI)
に身体的フレイルが合併して状態と考えられているが
定義はまだ確定していない
以下続く
活動性が低下して外出をしなくなり
他者とのコミュニケーションをとらなくなると
認知機能の低下つまり「精神的フレイル」にもつながる
精神的フレイルは元に戻る可能性を秘めている軽度認知症(MCI)
に身体的フレイルが合併して状態と考えられているが
定義はまだ確定していない
以下続く
フレイルとは
「身体的フレイル」「精神的フレイル」「社会的フレイル」からなる
社会的フレイルは独居や経済的な問題により
社会との関係が希薄になり
栄養が悪くなったり、活動性が低下したりして
身体的フレイルになりやすいことを意味する
以下続く
高齢者医療に不可欠な「フレイル」予防
フレイルとは世界でもまだ明確な定義がなされていないが
元気な状態と要介護状態の中間に位置する身体状態
加齢とともに生理的な臓気の予備機能が低下し
様々なストレスに対して脆弱性を示す状態をいう
日本老人医学会が’14年にプレリリースをし
高齢者医療に携わる多くの職種に「フレイル」の認識が
徐々に浸透してきている
以下続く
季節を通して通称「こむら返り」はありふれた疾患であるが
夜中や明け方に突然四肢の筋肉に痙攣による痛みで飛び起きることが多い
中医学的な病因は(解りやすく解説すると)
①蒸し暑さによって湿熱が停滞する
②肝血不足で血行不良となる
③下肢の冷えで血行不良となる
殆ど鍼治療で予防ができるが
最近の夜中の暑さによって発汗過多が原因の場合は
寝る前にスポーツドリンクをコップ一杯飲むことで予防できるので試してほしい
60代女性
主訴:右肘関節骨節し骨移植手術後遺症による、手関節拘縮
肘関節は伸展痛、手関節背屈、掌屈痛で、細かい作業ができない
弁証:気滞血瘀、心包経、三焦経の経気不利
処置:左三陰交
効果判定:脈診の変化、舌下静脈怒張が改善、手関節背屈、掌屈痛みは消失
肘関節伸展痛消失
仕事を続けたいという患者さんの希望は叶えられるはず
指の関節の腫れと痛みで「関節性乾癬」の診断の患者さん
リウマトレックス(免疫抑制剤)を内服中
CRPは0.63
右合谷の鍼治療で理気清熱を4回
CRPは0.1以下と正常値に
指の痛みや手背の腫れが改善
効果がないので止めたかったリウマトレックスを中止することができた
今後は治癒を目指して通院頑張りましょう
50代男性
1ヶ月前から続く右肩上肢の痛みとしびれ
整形外科ではC6C7が変形して神経を圧迫している頸椎症の診断
痛みしびれは激しく、ロキソニン無効・ボルタレン坐薬50㎎も無効
自発痛・夜間痛で眠れない
弁証:肝鬱気滞・右手太陽小腸経の経気不利
処置:右後谿に置鍼
経過:治療直後から主訴は著しく軽減、車のハンドルが握れるようになる
第2診で激痛は半減、しびれは消失、経過極めて良好
この症例は発症前日に実父がご逝去されたことがトリガーとなったと考えられる
痛みは心神の乱れによって増悪し、巧みに鍼をすることで驚くほど軽減する
重症筋無力症の患者さん
肺囊胞の摘出手術後に肋間神経痛を発症
執刀医はメスを入れたので神経痛の後遺症は
仕方がないと、数カ月で治ることもあるが
一生治らないこともあると言われた
しかし、鍼灸治療1回で痛みが半減した事実を
声を大にして執刀医に伝えたとのこと
但しどの鍼灸師でもいいわけではなく
しっかり勉強している私の先生のような
鍼灸師だから治せることも付け加えたと
患者さんが喜んで教えてくれた
術後の頭痛緩和に鍼灸治療が極めて有効であることを
多くの外科医師が知って欲しい
[]
月に1~2回の通院患者さん
ある日突然起床時に肩関節の激痛が発症
整形外科のX-P検査で異常なく整形外科医は五十肩の診断
当院での検査所見では”石灰沈着性腱板炎の疑い”
あまりの痛みで精査を勧め総合病院で再度X-P検査
医師の診断は”石灰沈着性腱板炎”
ある日突然発症する肩関節痛の多くがこの病気
関節包内に侵入した石灰は激烈な痛みを伴うので
問診と他動的自動的な関節可動域の検査と
X-P検査で容易に診断できる疾患であるが
五十肩とは病態も経過も全く異なるので
正しい西洋医学的な診断が必要
鍼治療で早期に痛みは軽減しており
何より自分の診たてが正しかったことで
患者さんからはおおいに信頼された
医師からの紹介患者さんに対しては
定期的に治療経過の報告をしている
医師も定期的に患者さんを診察しているので
鍼灸治療が介入して以降の客観的評価がされる
織田医師(統合医療医師)はこれが統合医療の優れた点であるという
今日報告した患者さんは西洋医学で難渋した症例が
鍼灸治療で明らかに良い変化を示しており
医師も”確かに変化がみられる”と鍼灸の効果を評価してもらった
患者さんと治療家で”治ってよかったね”ではなく
医師が認める症例を積み重ねることがとても大切だと思う
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