筋力向上トレーニング
往療先の施設(シニアホーム)で入居者のQOLの向上を目指し
筋力向上トレーニングをしてほしいとの依頼があった
転倒予防のためのトレーニングをすることで
寝たきりを未然に防ぐことが最大の目的
施設内で転倒→大腿骨頚部骨折・胸腰椎圧迫骨折により高齢者が
寝たきりになることは少なくない
その他に廃用性症候群・失禁の予防も視野に入れ
入居の方々が楽しみながら(これが重要)筋力トレーニングができるように
個別に健康状態を問診しつつ、適切な運動プログラムを検討中だ
往療先の施設(シニアホーム)で入居者のQOLの向上を目指し
筋力向上トレーニングをしてほしいとの依頼があった
転倒予防のためのトレーニングをすることで
寝たきりを未然に防ぐことが最大の目的
施設内で転倒→大腿骨頚部骨折・胸腰椎圧迫骨折により高齢者が
寝たきりになることは少なくない
その他に廃用性症候群・失禁の予防も視野に入れ
入居の方々が楽しみながら(これが重要)筋力トレーニングができるように
個別に健康状態を問診しつつ、適切な運動プログラムを検討中だ
この10年間で要支援、要介護を含む
要介護認定者数は218万人から455万人に
倍増している
寝たきりの原因は
①脳血管障害(脳卒中など)25%
②高齢による衰弱 17%
③骨折・骨折 12%
④認知症 11%
⑤関節疾患 11%
⑥パーキンソン病 6%
⑦その他 17%
所謂”老年症候群”としての寝たきりを予防することで
生活の質を高め、医療費の抑制ができるのだ
介護予防運動指導員という資格を有する我々ができることは
転倒予防、廃用性症候群からの運動機能の向上などにより
要介護にならないようにする運動訓練を指導することで
外来患者さんに適切なアドバイスをしつつ
往療患者さんにはさらに積極的な関与をしている
入居施設内での運動訓練をすることで
施設から自宅に戻ることができた症例もある
病気の予防とともに今後は要介護にならないために
介護予防運動への取り組みも重要になってくる
今年の冬の訪れは早く北日本では大雪
東海地方でも低温傾向は暫く続くことが予測されている
こういう季節には”しもやけ”の症例が多くなる
足のしもやけに刺絡(指先から血を抜く治療9
があらゆる治療の中で最もよく効く
鬱血しているので、むずがゆく、入浴で更に赤くなり腫れてくるが
刺絡をすると治療中から症状が緩和し始め
一回で治癒することが殆ど
但し、しもやけになる病因病理を弁別したうえでの本治法は当然必要
難治性手指湿疹の症例
30代♀
10年来の難治性の手指湿疹について
数回の治療で著効を得た、患者さんにはとても感謝され
東洋医学の素晴らしさを一人でも多くの人に知って頂くために
「鍼灸治療体験記」を書いて下さったので、原文をそのまま掲載させていただく
20才のころから患ってきた湿疹。皮膚科で処方されるステロイドを
保湿クリームで何とか我慢してきたものの、この一年は悪化の一途。
家事も仕事も億劫になり、気分も不安定になることが多くなりました。
また、以前に比べ、代謝が悪いと思い、鍼治療を選択しました。
初診からの真摯な対応と、先生方の患者さんに対する医療者としての姿勢に感激し、
“救われた”という気持ちで帰りの車の中で号泣しました。
3~4回通うと手湿疹は劇的によくなり、落ち込みがちだった気分も
少しずつ前向きに変化していきました。
ステロイドクリームを使っていた時には経験しなかった変化を感じました。
そして、先生の打って下さる鍼は、とてもやさしく、
確実に体に良い変化をもたらしてくれます。
初診から一ヶ月足らず、10本の指の絆創膏は取れ、皮膚も再生してきています。
泣きながらやっていた洗濯も、今では苦もなくできます。
あともう少しで手が痛くも痒くもない日が来るのかと思うと涙が出そうです。
長岡治療院の先生方、スタッフの方々には家族一同心から感謝しています。
体に痛みや悩みを持つ一人でも多くの方が、長岡治療院のやさしい鍼に出会い、
元気な体を取り戻される事を心から願っています。
平成24年10月 クロウリ 巳家子
様々な病を診てきて感じること
現代人の病の原因の多くは
1・食べ過ぎ飲みすぎ(飲食不摂生)
2・要らぬことを思慮し過ぎ
3・運動不足
4・働き過ぎによる疲労
これをサプリメントで補おうとすることに無理がある
と師匠の藤本蓮風先生も言われている
鍼狂人の独り言
[http://blog.livedoor.jp/fujimoto1005/]
海に入ってクラゲに刺された後遺症
クラゲの毒は種類によっては強烈で
刺されて2~3日は引っかき傷の様な炎症かはじまり
いったん収まるかにみえるが1週間ぐらいで
アレルギー反応による炎症が発症し治し損ねるとケロイド痕が残ることがある
50代♂
10日前に海でクラゲに刺され下腿の一部が赤く腫れ、熱があって、痒みも強い
胆経の足竅陰から刺絡をして、清熱の処置
直後に熱は下がって腫れも引き始める
昨夜飲酒をしたことによって炎症が悪化した模様だった
89歳の♀
平熱36.5℃で一ヶ月以上37℃の微熱があると家族が訴える
総合病院で精査の結果「間質性肺炎」の診断だが治療法はないと言われている
東洋医学による体表観察では
脈は浮、弦、胃の気あり
舌診は初診は乾燥した厚黄苔が薄い微黄苔に変化し
食欲でてきて本人はいたって元気、呼吸器の自覚症状なし
鍼は三叉神経痛の治療をしており経過も良好
病名は「間質性肺炎」であっても
東洋医学による所見は問題なしなので
年齢を考慮しても予後の心配なしと御家族に伝える
微熱はあっても、舌診所見の良い変化、胃の気が旺盛なので
予後良と判定できた症例
内科の医師からの紹介患者さん
70代♂
主訴:歩行障害(小刻み歩行・すくみ足・同じ場所で方向転換ができない)
現病歴:上行大動脈瘤のOpe後より発症、徐々に悪化、パーキンソンは否定されている
整形外科のリハビリで変化なく、かかりつけの内科医から当院を紹介される
弁証:肝陽上亢
処置:右太衝
経過:歩行の状態は良い変化が認められるが、特に方向転換で足がすくむので
セカンドオピニオンとして、提携先のクリニックで脳MRI検査を受ける
結果左中大脳動脈の一部に循環不全が認められた
有名な大病院では指摘されなかった異常なので、セカンドオピニオン
としては無益ではなかったと考える
今後の対応:提携先のクリニックと連絡を取りながら、西洋医学による検査で病態を把握しながら
東洋医学で治療していくという統合医療が必要とされているケースだ
かれこれ10数年往診に伺っている慢性関節リウマチの患者さん
寝たきりではなく、日常生活動作はベッド周囲で何でもできる
初診時は冬になると全身の関節の痛みや下肢の強い冷えを訴えていたが
今年の強い寒波のさなかでも、体調は良好
東洋医学でいう”補腎”の治療を続けている
関元への施灸と、湧泉の軽い指圧(鍼ができないところなので)
布団の中で冷えを感じないので、腎気が高まり、陰陽のバランスが整ったと考えられる症例
67才♀
‘10年12月、両肩関節の激痛発症
以降両下肢・膝関節の激痛で歩行困難に
消炎鎮痛剤や痛み止めの注射は無効
夜間痛により寝返りも困難な状態で来院
全身の関節が腫れて熱を持つ”熱痹”である
後谿・巨闕兪を使い少数鍼の治療を始める
初回の治療で夜間痛は消失
以降すこぶる経過はよく
1ヶ月後から散歩を始め
今では毎日2時間の散歩と体操が日課となった
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祝日:AM9:00-11:30、PM2:00-5:00