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腸内細菌について

腸内細菌は2万種類以上あるといわれ、便1gあたりに1兆個も含まれています。

腸内を顕微鏡で観察するとまるでお花畑のような見た目であることから

「腸内フローラ」とも呼ばれています。

「心と身体は腸内細菌で調節されている」と言われており、

炎症性腸疾患、アレルギー疾患、肥満、糖尿病などは

腸内細菌が発病に関わっていることが分かっています。

腸内細菌は食物繊維を消化する際、

「短鎖脂肪酸」という代謝産物を産生します。

「短鎖脂肪酸」は、腸内を弱酸性に保ち細菌の増殖を抑えたり、

腸の蠕動運動を促す効果があります。

また、短鎖脂肪酸は免疫力を高める効果もあると言われています。

続く・・・

インフルエンザ集団感染

今年に入ってからインフルエンザの感染が全国で拡大しており、

現在患者数は300万人以上と言われています。

その中でも、特別養護老人ホームなど介護施設での集団感染が問題となっています。

特に寝たきりの高齢者は感染後の重症化が進みやすく、命を落とすケースが多くなっています。

なくなる方の殆どは、インフルエンザが直接の原因ではなく、感染が重症化し、

肺炎を合併することが原因と言われています。

フレイルになると、筋力の低下や活動量の低下に伴い、

食事の摂取量が減少し、やがて低栄養状態となってしまいます。

低栄養状態では、“アルブミン”という血中のタンパク質が減少します。

アルブミンは免疫を司るリンパ球の働きに重要であるため、

低栄養状態の人は免疫機能が低下しており、感染が重症しやすいのです。

介護施設に入所されているかたは、フレイル~寝たきりのかたが多く、

このような重症化が進みやすいという背景があります。

介護施設の感染防止策にも問題はありそうですが….

インフルエンザ流行中2

インフルエンザはまず“予防接種”が重要です。

インフルエンザワクチンは、「インフルエンザの感染を防ぐ」効果と、

「重症化を予防する」効果が期待できます。

インフルエンザワクチンを接種しなかった人とした人を比べると、

発症するリスクが60%減少すると言われています。

ワクチンを接種したから必ずインフルエンザを防げるという意味ではありません。

しかし、肺炎や脳症など重篤な合併症を防ぐ効果が期待できます。

予防法として、基本的な手洗いうがいはもちろんですが、

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下するのでウイルスが侵入しやすくなります。

部屋の湿度は50~60%を目安に、加湿器などで調節するといいでしょう。

前回も書きましたが、インフルエンザは飛沫感染です。

1m以内の範囲での咳やくしゃみなどから感染するので、

人混み、繁華街に出るときのマスク着用はとても重要です。

基本的なことがとても重要なので、これを機会に予防を心がけましょう!

インフルエンザ流行中

こんにちは、長岡哲輝です。

最近、インフルエンザが非常に流行しています。

皆様の周りにもインフルエンザを発症されている方が多いのではないでしょうか。

国立感染症研究所が出している情報によると、

愛知県は全国で最も患者数が多い県になっています。(2018年12月26日の記録)

県内では全域にインフルエンザ警報がでており、

特に南区、豊田市、岡崎市、春日井市、瀬戸市などは患者数が多い地域です。

県内は、A型インフルエンザ(AH1pdm09)が最も多く検出されています。

インフルエンザは毎年冬~春先に流行する感染症で、

発熱(38℃以上)、悪寒戦慄、筋肉痛、関節痛などの全身症状が急速に出現するのが特徴です。

インフルエンザは飛沫(ひまつ)感染ですので、感染者の咳、くしゃみなどを吸い込むことで感染します。

飛沫感染は1m以内の距離で最も感染力が強いため、マスクを着用は必須です。

インフルエンザの予防や対策については、また明日です!

インフルエンザ急増

今週からインフルエンザ患者さんが急増している

「寒さが続いた後急に温かくなり

毛穴が開いて風寒邪が入りやすくなっった」

という東洋医学的な分析ができる

運動や衣服で暖め過ぎると毛穴が開くので

冬の寒い時期は注意が必要

温かい日は暖房を調節し

ヒートテック等の機能性下着は

発汗しない程度控えめに

脱着しやすいセーターやカーディガンで調節することが大切

学級閉鎖の状況は以下のサイトで確認できる

http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-7-3-3-11-0-0-0-0-0.html

インフルエンザその2

インフルエンザその2

インフルエンザの症状は激しい悪感、関節痛、高熱が主である

最近は簡易検査キットで内科で検査が受けられる

診断されるとほとんどタミフルかリレンザが処方され

4~5日は寝込むことになる

動けるようになってから鍼治療に見える患者さんは

多くは咳や痰、身体のだるさを訴える

ウイルスという「邪気」多くは「熱邪」に対して「生気」が戦った後の疲労感

あるいは、体温を上げてウイルスと闘っている身体に対して、タミフル等で

一気に熱を下げることによて時に熱をこもらせ、回復を遅らせる

今日来院された、39℃の発熱後6日目の患者さん

咳と痰・だるさや、肩こりを訴える

左の列缺に発汗があり、鍼を置く

10分の置鍼後に脈は落ち着き、自覚症状は消失

インフルエンザ罹患後に残った症状には鍼治療がよく効く

中国では伝染性の熱病に対する学問「温病学」が

明、清の時代、凡そ3、400年前に確立されているという事実には驚愕するしかない

現代でも通用する「温病学」を用いて、インフルエンザへの鍼治療の可能性につい

て研究する余地が大いにあると考えている

インフルエンザ

インフルエンザ対策

大寒を過ぎて寒さも極まり、季節はインフルエンザの流行期に入ったようだ

鍼治療を継続して受けていると「体調が良い」「よく眠れるようになる」

「食事が美味しく感じる」「食欲がでる」等の主訴の改善以外にも

体調が良くなることを実感される方が多い

なかでも「風邪をひきにくくなった」「風邪をひいても早く治る」等

明らかに免疫力がアップしたことが証明される事実はよく知られている

このことはインフルエンザの予防にも当然効果的である

通院中の患者さんでインフルエンザに罹患する方は非常に少ない

万一罹患してもやはり早く治るケースがほとんどだ

付け加えるなら梅干を一日一個食することはお勧めできる

ちなみに私は受験生がいた一昨年以外はワクチンを打ったこともないし

インフルエンザにかかったこともない