腸内細菌 その3
腸内細菌と免疫反応は相互に関係しています。
腸内細菌のバランスが取れていれば、免疫反応は正常に働きます、
また、免疫機能が正常であれば、腸内細菌もバランスがとれた状態を保てます。
つまり、腸内細菌のバランスが乱れると、免疫反応が過剰になり
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や、炎症性腸疾患などになりやすいのです。
では、腸内細菌のバランスを乱す原因は何でしょうか。
一つは、ストレスです。
長期的なストレスは、「コルチゾール」というホルモンの分泌が増加するため
免疫抑制や易感染性により炎症を起こしやすい状態になります。
宇宙飛行士の飛行訓練の際、狭い空間に閉じ込めた場合の腸内細菌を調べた研究では、
“悪玉菌”が増え、“善玉菌”が減少することがわかりました。
同様の結果が、ラットやマウスの研究でも明らかになっています。
このようにストレスに晒されると、腸内細菌は乱れてしまうのです。
つづく・・・