続・妊娠おめでとうございます!!
40才
結婚8年目で妊娠に至らず
子宮筋腫Opeで、卵巣機能低下を指摘
N病院で不妊治療
第一選択からART
体外受精1回目
鍼灸は1ケ月9診目で受精を確認
以後経過極めて順調
※40才の1治療周期当たりの妊娠率は10%以下
補腎と肝鬱気滞の鍼治療が奏功した症例
Tさん本当に良かったですね(^。^)/
ご夫婦で仲良く通院されてたことも追い風になったかも
K先生の症例です
40才
結婚8年目で妊娠に至らず
子宮筋腫Opeで、卵巣機能低下を指摘
N病院で不妊治療
第一選択からART
体外受精1回目
鍼灸は1ケ月9診目で受精を確認
以後経過極めて順調
※40才の1治療周期当たりの妊娠率は10%以下
補腎と肝鬱気滞の鍼治療が奏功した症例
Tさん本当に良かったですね(^。^)/
ご夫婦で仲良く通院されてたことも追い風になったかも
K先生の症例です
30歳
28歳で結婚2年間妊娠なく
不妊検査するも夫婦とも異常なし
毎月クロミッド注射+タイミング法を試みるも妊娠に至らず
毎日記録していた基礎体温を止めるようにアドバイスし
「気が楽になった!」と喜ばれる
補腎の鍼灸治療を週に一度続ける
以後1回目人工授精は不発だったが
2回目の人工授精の前に妊娠確認
心音確認
出産まで体調を整える治療を継続中
結婚3年目を前にして大きな幸せを手に入れたMさん
本当におめでとうございます!!
最近院内はプチ妊娠ラッシュです
ART(体外受精)と鍼灸を併用して妊娠した症例
30歳
27歳で結婚自然妊娠に至らず
人工授精4回
体外受精3回
いずれも妊娠に至らず
鍼灸治療を開始し4回目の体外受精が成功
妊娠確認される
ART単独での妊娠から出産に至る(生産率)は
20歳台から32歳ぐらいまでは
ART(高度生殖医療)をもってしても20%程度でしかないが
鍼灸治療が介入することによって
50%以上に生産率が上がるのである
http://www.n-acop.com
わが国のART施設の情報開示の現状
わが国ではART実施施設は
日本産婦人科学会への登録と臨床成績の
自主報告が義務付けられている
しかし、各ART実施施設の情報は開示されていない
ART登録施設において適切な情報をHPに掲載しているのはごく少数である
不妊カップルの自律的意志決定を尊重するという観点から
欧米で採用されている各医療機関の個別情報開示も求められるのではないか
この意見は日本生殖医療協会会長
国際医療技術研究所 IMT College 理事長 の荒木重雄先生が
不妊カウンセラー養成講座で述べられた内容を引用しています
高齢出産のリスクファクター
ART(高度生殖医療)による妊娠率は
37歳までは約20%
38歳から急速に低下し
44歳以上では5%未満でしかない
ARTにより妊娠して最終的に”出産”に至る確率は
36歳までは約15%
37歳から急速に低下し
42歳以降では5%以下
42歳は3.7%
43歳は2.0%
44歳は1.3%
45~46歳は0.6%
47歳は0.1%である
妊娠当たりの流産率は
35歳では20.3%
40歳で35.1%
41歳で42.3%
42歳で46.5%
43歳で55.2%
44歳で58.1%
45歳で64.6%
46歳で70.2%
47歳で80.0%
この数字をどう捉えるかは個人の価値観もあるが
45歳以上で生児出産に至るものは1/200以下に留まることから
ARTの対象とすべきでないとするのが妥当と考えられている
以降は次回に続く・・・
【臨時休診のお知らせ】
6月5日(水)臨時休診です
6月6日(木)診療します
6月7日(金)診療します
6月8日(土)鍼灸学会学術大会の為休診です
昨日まで東京で日本不妊カウンセリング学会に参加したので
その報告を・・・
ART(高度生殖医療=体外受精・顕微受精・凍結融解杯移植)
を受けるひとはこの10年間で急増している
2010年のデーター
体外受精 67,000件
顕微受精 91,000件
凍結融解胚移植 84,000件
合計 242,000件
ARTによる出生児数は 28,945人
これは一年間の全出生児の2.8%で
36人にひとりが生殖補助医療で生まれていることになる
今やクラスに一人は不妊治療を受けて生まれた子供だ
但し、晩婚化に伴い不妊治療を受ける人の高齢化が進み
40歳以上でARTを選択する人の割合は(不妊治療を受ける人のなかで)
2008年 32.1%
2009年 34.4%
2010年 35.7%
と年々増加している
しかし、40歳以上で妊娠する確率は低く、
技術が進歩したこの10年間でも”不変”である
ARTを受けているひとで妊娠した人の割合は
40歳 7%
44歳 1%
但しこれは流産、死産により出産に至った数字ではないことに注意
※次回は高齢出産のリスクを述べるが・・・
有名人の高齢出産がマスコミで華々しく取り上げるので誤解を招く
「40歳を過ぎて妊娠出産に至るのは稀である」
という正しい情報はあまりにも少ない
結婚する女性の平均年齢が30歳に達した今
大切なことは子供が欲しいカップルは
「結婚したらすぐに子作りに励みなさい!」と声高に教育することだ
結婚後2年経過して通常の夫婦生活を営んでいても
妊娠しないカップルを「不妊症」という
しかし、こういった定義づけすることが
女性にとってはプレッシャーになる
基礎体温を毎日記録することもストレス
不妊治療を受けているという
強い意識もストレス
体とココロのバランスを整えるために
鍼治療を受けている・・と考えると
案外簡単に妊娠するものだ
41才鍼灸治療のみで妊娠した患者さんをみて思ったこと
お世話になっている統合医療のI医師からの情報(Facebookより)
不妊治療専門家の中には不妊と食事は関係ないというドクターもいるが
アリゾナ大学統合医療プログラムの責任者のDr.Maizes が
「妊娠したい女性のための食生活」のテキストを出版された(英語版)
この本では「肉食に偏っていると不妊のリスクが高まる」
「妊婦の魚の摂取量が少ないと子供の言語機能の発達に遅れが見られる」
「抗酸化作用のあるものを男性側が摂取することで妊娠率が高まる」
というようなスタディが紹介されている
「抗酸化作用物質」のほとんどは
日ごろからバランスの良い食生活をしていれば
自然に摂取する野菜や果物等に含まれているので、
食生活に偏りがなければ、あまり神経質になる必要はない
サプリメントに頼らずに野菜、果物、魚、肉等
旬の食材を生かした食事を心がけたい
タイミング法は不妊治療において
自然妊娠を望むカップルの第一選択だ
日本不妊カウンセリング学会理事の
佐藤孝道先生が最新の正しいタイミング法の
解説をされたのでご紹介したい
1)排卵日の2日前に性交渉をもつのが最も妊娠しやすい
2)妊娠可能な日は排卵日を最終日として6日間
3)排卵検査薬で陽性になった場合はその日に性交渉をもつ
4)妊娠するためにはできるだけ多く性交渉をもつ(最低週に2~3回)
男性は意外に女性の生理現象に疎いので、
これだけの知識をカップルでしっかりと共有することが大切
妊娠を希望するカップルの高齢化によって不妊症が増えるのは必然
例)
妻40才、夫45才、5年間の不妊症で
検査では異常が認められない場合
不妊治療を始めてからの一周期妊娠率は
タイミング法1%
人工授精2%
体外受精10%
ある不妊専門病院でのアンケート結果
質問1「女性は何歳までに自然妊娠ができるか?」
40才~44才の回答が最も多かった
質問2「不妊治療を行えば何歳まで妊娠可能か?」
45才~49才の回答が最も多く
※40才代でも治療を行えば、妊娠が可能と80%の人が思っている
我々医療従事者からすれば驚きのデーターである
この背景には「社会不妊」ともいえる晩婚化・独身男女の増加や
女性の社会的地位の向上の他に
男女ともに妊娠についての知識不足が招いている
対策は以前ブログに書いたが
学校教育である
妊娠するための性教育はあるが
我国には不妊についての教育が全くなされていない
社会の変化に教育が追い付いていないのである
厚生労働省・文部科学省が一体になって対策を打たねば
このままでは、我国の少子高齢化の”少子”の問題が更に進むだろう
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