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円形脱毛症

12才 女子

娘の円形脱毛に気づいたのは小学5年生の冬でした。 当初は皮膚科に通い、フロジンと飲み薬を処方されしばらく様子を見ました。 しかし、徐々に脱毛箇所が広がってきたため、西洋医学だけでは不安を感じ、ネットで東洋医学について調べていくうちに長岡治療院のHPを見つけ、問い合わせメールを送りました。 すると長岡先生からあたたかいお返事があり、鍼灸治療院の門をたたくことになりました。 初診の際、脱毛箇所に熱がこもっている等の説明を受け、専門用語も詳しく説明して頂き、東洋医学の世界を知ることができました。そして円形脱毛には有効かもしれないと思い、治療を開始しました。 娘は最初は鍼を怖がっていましたがすぐに慣れ、治療中はリラックスして眠る程気分がいいと言っていました。長岡先生、スタッフの皆様はいつも優しく接してくださり、安心して通う事ができました。 脱毛は徐々にとまり、回復しだすとあっという間に脱毛箇所がわからないほどになりました。 皮膚科通いだけでは娘の円形脱毛はもっと広がっていたかもしれません。 本当に長岡先生、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。 初診時 第10診目 第13診目・治癒

口蓋扁桃炎と脱毛症

多発性難治性円形脱毛症の症例

口蓋扁桃摘出Opeを受けてから脱毛が著明に改善した症例

9歳♂

多発性の円形脱毛症

鍼灸治療で一定の効果を上げていたが

アデノイドの摘出手術を受けた際に口蓋扁桃の癒着があり

口蓋扁桃摘出術も同時に受けることになった

執刀医は脱毛は口蓋扁桃による病巣感染と考えられるとの見解

病巣感染により腎炎や、掌蹠膿疱症も発症するリスクもあるとのこと

術後より脱毛は顕著に改善し、まつ毛も生えてきた

術前には皮膚科で予定していた皮膚を一時かぶれさせる処置を

当方のアドバイスで中止して、転院し

藤田保大の皮膚科医から喉の病気と脱毛の因果関係を指摘された結果

良好な経過をもたらしたという貴重な症例で

お母様からお礼のメールを頂き勉強させていただいた

中医学的に考えると

扁桃の炎症=肺熱→皮毛の熱による脱毛と考えることができる

脱毛症治癒

10代♀

昨年秋から髪が抜け始め

円形脱毛に気付いてから脱毛が頭部全体に広がる

漢方薬内服するも効果なく(薬品名不明)

四診合参し弁証は心肝火旺

漢方薬の内服を中止して

少数鍼で週に一回の治療を、半年間継続し治癒に至る

写真は初診時・3カ月経過後・最終治療日

漢方薬の副作用

漢方薬には副作用が少ないと思っている人は多い

肝機能障害に小柴胡湯を与えた結果、間質性肺炎を発症し

肝機能障害=小柴胡湯の処方が見直されたのは有名な話

西洋医学の病名だけで弁証がなく同じ漢方薬を与えれば

証が合わない人が副作用をおこすのは必然なのだ

全頭型の脱毛症の患者さん20代♀

当院と漢方薬局の弁証は”心肝火旺”で一致していたが

脱毛が進行し続けるので、不審に思った患者さんの判断で

漢方薬(煎じ薬)内服を中止してから1週間で脱毛が止まった

その後は鍼治療だけで、経過は極めて順調

正しい弁証でも、漢方薬はさじ加減ひとつで副作用があるという一例

円形脱毛の病態把握

円形脱毛の病態

東洋医学では

1・血虚

2・腎虚(腎気虚・腎陰虚)

3・肝陽上亢

4・肝腎陰虚

等が多く見られる

いずれも、しっかりとした弁証が必要

小学生の成長期のお子さんの円形脱毛に対して他の鍼灸院で

動物性たんぱく質の摂取は禁じられていると言われたケース

肉や牛乳を摂取していないので「血虚」がみられた

脱毛だけでなく、皮膚もカサカサである

これでは頭皮や毛髪へ栄養が行き届かない

肉や牛乳をよく食べるように栄養指導した

これは間違った栄養指導の結果「血虚」が生じ

脱毛を促す事になりかねない事例である

東洋医学の診察の基本「四診」をしっかりできる

鍼灸院が少ないのが実はこの業界の問題点なのである

円形脱毛症の症例

【円形脱毛症の症例】

患 者:39才女性OL

初 診:平成21年12月15日

現病歴:昨年11月に美容院で頭頂部の500円玉大の円形脱毛に気づく。
    社内でのトラブルが多く最近精神的に落ち込むことが多くなったとのこと。
    皮膚科などは受診していない。

脈 診:浮弦数

舌 診:紅、列紋、無苔

腹 診:心窩に虚

弁 証:肝腎陰虚症

処 置:脱毛部に40㎜1番のステンレス鍼で十字鍼、右照海に20㎜3番のステンレス鍼を10分置鍼。
    腹臥位で右腎兪に10分置鍼。梅花鍼を2~3分使用。
    以後、内関、天枢、膈兪などを使用。

経 過:第6診目頃から発毛が始まり、第11診目には脱毛部の全体に発毛が「見られるようになる。
    第15診目、初診から約3ヶ月で見分けが付かなくなり。治癒とする。

考 察:ストレスによって陰液を消耗し、髪を栄養できなくなって発病、
    補腎、疏肝理気の処置によって治癒したと考えます。
    円形脱毛は最近受診患者さまが多く、鍼治療で100%治癒します。
    再発をくり返す多発性の円形脱毛も、治癒しておりますので受診をお勧めします。

円形脱毛症

【円形脱毛症の症例】

患 者:12才女子
主 訴:前頭部の円形脱毛
現病歴:昨年秋ごろから徐々に脱毛が進み、12月には1円玉大の円形脱毛に進行する。
    中学受験を控え、睡眠不足や、精神的なストレスが認められる。
脈 診:浮緊細数
舌 診;暗紅薄白苔、舌尖紅刺、舌裏紅
腹 診:心窩、胃土に緊張
弁 証:肝欝化火
処 置:20mm01番で、左太衝に置鍼10分、脱毛部に十字鍼
経 過:第4診目からうぶ毛の発毛が見られる。
    第12診目頃から全体に発毛が太く長くなる。
    第16診目でほぼ全体に発毛して、境界線も不明、治癒としました。
    心配されていたお母様からは感謝のお手紙を頂きましたので、HPの
    「患者様の声」に掲載させていただきました。
考 察:円形脱毛症は東洋医学では、皮膚科の病気ではなく、心身のアンバランスから
    発症すると考えます。
    鍼治療は、気血の巡りを良くして発毛を促します。
    小児も大人も、ほぼ100%治癒します。