脊髄損傷・脳梗塞患者さんへの朗報
自己骨髄間葉系幹細胞について
札幌医科大学では、骨髄に含まれる間葉系幹細胞を体外で約1 万倍に増殖させ、
その細胞を患者の静脈から点滴の要領で投与する再生治療の研究が進められいる
間葉系幹細胞とは、神経や血管などに分化する能力をもった幹細胞のことで
この再生治療では自己の間葉系幹細胞が損傷した脳神経や血管、中枢神経を修復することで
脳梗塞や脊髄損傷の後遺障害に伴う神経症候や機能障害の改善
および要介護度の改善が期待出来るという
患者自身の細胞を用いるため副作用が起こりにくく
外科的手術を必要としない点で画期的です。
脊髄損傷は、四肢麻痺を引き起こし、社会生活が困難な状況が継続する重篤な疾患であり
世界的にも有用な治療法がないのが現状
札幌医科大学では2013 年12 月には脊髄損傷患者に対する
医師主導治験(第Ⅱ相)を開始し
臨床治験が成功したとの学会報告がされた模様