夜尿症治癒
8才男子
夜尿症でおむつがとれない
毎晩1~2回の夜尿
生後おむつが取れたことがない
週に一度の鍼治療
1ヶ月経過頃から週に1~2日夜尿なしの日が増え始める
4ヶ月経過頃から週に3~4日夜尿なしの日がさらに増える
6ヶ月経過3週間連続夜尿がなくなる
治療開始当初は補腎の治療
4ヶ月経過頃から肝鬱の治療
特に百会の鍼を始めてから夜尿が全くなくなって
8才の子供らしい笑顔が増えてきた
あと1週間夜尿がなければ卒業の予定
頑張って通ったS君ほんとに良かったね
8才男子
夜尿症でおむつがとれない
毎晩1~2回の夜尿
生後おむつが取れたことがない
週に一度の鍼治療
1ヶ月経過頃から週に1~2日夜尿なしの日が増え始める
4ヶ月経過頃から週に3~4日夜尿なしの日がさらに増える
6ヶ月経過3週間連続夜尿がなくなる
治療開始当初は補腎の治療
4ヶ月経過頃から肝鬱の治療
特に百会の鍼を始めてから夜尿が全くなくなって
8才の子供らしい笑顔が増えてきた
あと1週間夜尿がなければ卒業の予定
頑張って通ったS君ほんとに良かったね
上の写真は初診 下の写真は5診目(1ヶ月経過)
11才男子
X-2年頃から漏斗胸が気になり始め
円背→頸椎前彎増と姿勢の不良が目立つようになる
肋骨弓の陥凹により胸椎の前湾増が認められた
右肝兪に一本の鍼をすること2回で姿勢は改善
5回目で頸椎の前湾も改善
明らかに姿勢が良くなったのを母親も確認
以後はまだ成長期なので2週に一度の治療で
漏斗胸そのものの経過を観察することになった
今夜の勉強会は「起立性調節障害」について
最近増加しつつある小児に多い疾患
朝に起きられない ・立ちくらみ ・全身倦怠感 ・食欲不振
立っていると気分が悪くなる ・失神発作 ・動悸 ・頭痛
夜になかなか寝つけない ・イライラ感・集中力低下
好発年齢は10~16才
有病率は小学生の約5%
中学生の約10%
男女比は男:女=1:1.5~2
一般小児科を受診した10~15才のうち
8.5%が心身症、神経症と診断され
その中で起立性調節障害は約70%と最も多い疾患
東洋医学的には虚実挟雑している事が多いので
病因病理をしっかりと捉える事が必要
軽症は短期間で治癒するが
中等度から重症の場合は長期間のケアが必要になるので
程度の見極めと、ご両親と鍼灸師の信頼関係の構築が重要となる
4月は新学期の始まり
幼稚園入園、小学校入学、中学校入学
子供にとっては生活環境が激変する時期だ
多くの子供は一生懸命新しい環境に慣れるように頑張っている
頑張っている子ほど体調不良が出てくるが
両親が優しく温かく見守ってあげることが大切
親も4月は忙しいが、決してせかしたり、この時期に叱ってはならない
子供は順応性があるので、多くの体調不良は一過性
医者にかかるほどでなければ、小児鍼治療で安定する
先日の中日新聞のコラムに
子供の風邪には薬を一切出さないという
開業医師紹介記事があった
髄膜炎や脳炎の鑑別は必要であるが
所謂風邪の初期症状に抗生剤は必要ないどころか
一切薬を出さないという信念は素晴らしいと思う
http://www.sodatsu.com/article/dr_04_01.html
小児科鍼灸治療専門科が誕生
といってもこれは米国の話題
米国ワシントン州のある”病院”で
全米で初めて常設の小児鍼灸専門科を開設したとNBCテレビが紹介した
この小児鍼灸科は1年間のパイロット事業で
多くの患者から支持を得た結果
常設することが決まったそうだ
小児専門は初であるが米国の病院ではこういった事例が多く
患者さんにとって良い医療であれば取り入れる柔軟さが素晴らしい
小児疾患の多くで小児鍼は副作用がなく大変効果的で
当院でも疳の虫・夜泣き・アトピー・発達障害・てんかん・重症筋無力症等
小児難病にまで有効性が認められる症例が増えている
文科省は、「病気」と「経済的理由」以外の原因で
「年間30日以上」の長期欠席をした児童生徒を「不登校」と定義している
2014年小中学校の不登校が6年ぶりに増加に転じたそうだ
特に多い中学校が9万5,181人(同3,932人増)、2.69%(同0.12ポイント増)
なんと中学生の不登校児の割合は38人に1人
【症例】
年間159日欠席していた不登校の中学生2年生女子
主訴は頭痛で学校に行けない
鍼治療を月に1~3回続けた結果
頭痛の頻度が減ることで
中3になってから欠席が激減し
紹介者の保健室の先生も一時は高校は定時制しか無理と諦めていたが
ついに全日制の普通高校に合格した
心の問題もある程度配慮はしたが
身体を治せば心の問題も解決するという良いお手本となった一例
社会問題となっている不登校であるが
身体症状を訴える児童、生徒に対して
鍼灸治療で救える可能性はおおいにあると考える
35週で生まれた未熟児
生後2週間
気色は黒ずみ先天の腎気不足が見られる
関元に24金のてい鍼を皮膚から2㎝離して翳す
鍼が触れていないのにその瞬間赤ちゃんの体がビクッと動き
両親大いに驚く
補腎の処置で健やかな成長を願う
※5日(日)6日(月)休診となりますので
ブログもお休みさせていただきますm(_ _)m
〔〕
小児鍼とは皮膚に接触させる治療で、痛みは全くなく心地よい治療である
適応年齢:生後1ヶ月~小学校低学年
適応症:カンムシ(疳虫、疳の虫)が筆頭
便秘・下痢等の胃腸虚弱
夜尿症・小児喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎、結膜炎
チック症・発達障害・その他の難治性疾患
作 用:鍼治療の生体に対する作用は自然治癒力を促すことであるが、
小児は生命力が旺盛なのでごく軽微な刺激で驚くような効果を発揮する
慢性疾患で気長に治療を続ける場合もあるが多くは早期に治癒する
今夜は恒例の院内勉強会
小児麻痺患者への小児鍼の実技講習をした
生後間もなく発症する小児麻痺患者は多く
家族への精神的苦痛と負担を軽減するためにも
小児鍼には運動機能(ADL)や痙性麻痺の改善の実績を活用したい
乳幼児から小学校低学年までが適応年齢である
金属製の特殊な形状をした鍼を用いて全身の皮膚を羽毛で撫でるように
巧みに操作すると、子供はいやがらずむしろ心地良さを感じ抵抗しないものである
年齢や体質によって刺激量のさじ加減が難しいので、習熟が必要
小児麻痺の発症後早期に治療を受け始めると
西洋医学の常識からは想像できないほど
成長に伴って麻痺や関節拘縮の改善が認められる
学会で症例報告をして小児麻痺への治療効果の啓蒙をしている
多くの親御さんにこの事実を知っていただきたい
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