気の動きと呼吸について
≪七情や寒熱における気の動きについて≫
怒れば気は昇り
喜べば気が緩み
悲しめば気が消える
恐れると気は巡らず
寒ければ気は塞ぎ
暑ければ気は泄れる
驚けば気は乱れ
労すれば気は消耗し
思えば気は結ばれる
いかにも複雑微妙に心の在り方に従って気は変化する
そして気の変化とともに呼吸も変化する
心の在り方で安定した深い呼吸ができなくなるのだ
とあらば安定した呼吸を心がけることで
七情の気の乱れを整えることができるとも云える
次回に続く
≪七情や寒熱における気の動きについて≫
怒れば気は昇り
喜べば気が緩み
悲しめば気が消える
恐れると気は巡らず
寒ければ気は塞ぎ
暑ければ気は泄れる
驚けば気は乱れ
労すれば気は消耗し
思えば気は結ばれる
いかにも複雑微妙に心の在り方に従って気は変化する
そして気の変化とともに呼吸も変化する
心の在り方で安定した深い呼吸ができなくなるのだ
とあらば安定した呼吸を心がけることで
七情の気の乱れを整えることができるとも云える
次回に続く
貝原益軒の「養生訓」には
「長寿ならんも短命ならんも、我が心のままなり」と云う
ここでの心とは心がけのこと
わが身を損なうものは”七情”である
怒り
憂い
悲しみ
恐れ
驚き
喜び
思い
これら七情が”過ぎる”と気血を消耗し
五臓のアンバランスを生じる
何事もほどほどがよろしいようだ
全国の100歳以上の高齢者は昨年度5万8820人(厚労省H26年度調査)
50年前と比較すると300倍も増加しているのだ!
貝原益軒氏は「養生訓」のなかで
人の命は自分の心がけによって決まるのであって
天のせいではない
老子もそういっているといる
ちなみに老子は中国の春秋時代
160歳あるいは200余歳までも生きたとされ
道教の始祖とされる人物である(真偽はともかく)
以下続く
ことが12日敬老の日」を前にした厚生労働省の調査で分かった。女性が87.1%を占め、初めて5万人を超えた。前年から4423人増え、44年連続の増加
ひとの寿命は何故か生まれつき決まっていて
変更の利かないものだと思い込んでいる人がいる
しかし、これは大きな誤解である
「寿命」とは死んでしまった場合にそれを納得するための言葉であり
考え方であって、決して未来が決まっているというのではない
以下明日に続く
今年の6月27日~29日に開催された
第65回日本東洋医学会学術総会に参加
漢方診療に真摯に取り組んでいる多くの医師の存在を知り
大変刺激を受けた学会であった
今日その学会の”すべての講演内容”を収録したDVDが届いた
DVD6枚一箱で6巻合計36枚!のDVDボックスセット
すべての講演・セミナー・シンポジウム・ワークショップ・症例報告
が入っているようだ。これで28,900円は安すぎる?
見逃した講演を見ることができるのが楽しみだ
人生にとって健康は目的ではない
しかし、最初の条件なのである
何をするにも先ず健康なのである
(武者小路実篤『人生論・愛について』)
白樺派の小説家、武者小路実篤の言葉
健康である以上は健康を目指そうとはしないが
失った時にその価値に気づくのが”健康であるということ”
梅雨に入って湿気の多い日が続いている
雨の日に体がだるく重くなるのは湿邪による影響が多い
雨天や湿度が高くなると気血津液が停滞しやすくなる
但し気の停滞によっても体が重だるくなるので
湿邪と短絡的に決めることはできない
鑑別は舌の表面にベタベタした湿った苔が生じていると
内湿の停滞が認められるので水分摂取は控えめに
鍼治療は多くは公孫、陰陵泉の虚側に補法の置鍼を施すと
治療後には苔が少なくなり足も軽くなる、お灸も有効
藤本連風先生がおれは全科者だと冗談をよく言われるが
当院も同様で
赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層
あらゆる疾患の患者さんが来院されるので自分も全科者だ
西洋医学の診療科の垣根を越えたところに
東洋医学の真髄をみることができると思う
新患さんが連日とても多いが
鍼灸師5人体制でほぼ同じレベルで
北辰会式少数鍼の治療が可能となった
ここ数日6月初旬としては記録的な暑さだ
経度の熱中症と思われる頭痛やだるさの訴えが多い
暑さは体にとって有害な邪気のひとつで”暑邪”という
暑ければ衣服を薄くし、夏の野菜を多めに摂取すること
百会・合谷・照海・などへの軽い鍼で清熱ができるので有効だ
瘀血による頭痛には刺絡も有効で即効性がある
暑邪による体調不良に鍼治療はとてもよく効く
4月は何かと忙しい季節
移動や転勤、引っ越し、入園、入学、環境の変化が多くなる
春分過ぎから木気が盛んになり、朝晩の気温差も大きいこの季節は
気逆が起きやすい
鍼1本で簡単に整えることができるが
養生としては、ひっつめた髪を緩めて、カフェインを控え、適度に体を動かすこと
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