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2年間続く頭痛

浅野恭汎様 80才

2年前から右側頭部に激痛を感じるようになりました。
若い頃から頭痛を感じたことがほとんど無かったが、毎日休みなく3時間以上頭をかかえて耐えている状態でした。整形外科や脳神経科を受診しCT.MRIなどで検査してもはっきりとせず、どの病院でも多くの薬を処方され、1年以上服用しても効き目がなく辛い毎日が続いていました。
そんな時にテレビで東洋医学についての番組があり、鍼灸治療への効果が欧米でも高く評価され、医療機関でも広く採用されている事などが紹介されていました。鍼灸のことはよく知りませんでしたが、日頃の痛さから解放されたくて試してみることにしました。
娘に勧められた長岡治療院に予約をとり治療を始めました。
治療を始めてから1ケ月後には頭痛はかなり軽減し、更に半年後にはあのしつこい頭痛がほとんど無くなって、鍼灸治療の効果の素晴らしさを実感させられました。
毎日の痛さから気持ちの上でもイライラする事がありましたが、詳しく話を聞いて診療を行う長岡院長の的確な治療と共に、嬉しいことは毎日多くの薬を飲むわずらわしさが無く、副作用の心配もない事です。
毎日の辛さから解放してくれた鍼灸のチカラに敬意を持ち、もっと広く活用されねば勿体ないと感じています。

片頭痛続き

片頭痛の発作時にはトリプタン系の鎮痛剤が有効

ゾーミック・イミグラン等が有名

拍動性の痛みが出始めてから空腹時に内服ができるので

激しい片頭痛持ちの方には朗報である

しかし薬物治療はあくまで対症療法なので

薬を服用するからといって片頭痛発作の頻度が少なくなるわけではない

鍼灸治療は片頭痛発作のない日に継続して治療することで

発作の頻度が明らかに低下する

片頭痛患者さんの弁証分類をしっかりできれば

少数鍼で緩解できる

片頭痛

片頭痛の有病率は国民の8.4%と高頻度であり

痛みの程度が中等度から重度であり著しくQOLが阻害されることが多い

片頭痛の分類

1・前兆のない片頭痛
  
  頭痛発作を繰り返し、発作は4~72時間持続する

  頭痛は片側性、拍動性で、中等度から重度の強さであり

  随伴症状として悪心や光過敏、音過敏を伴う

2・前兆のある片頭痛

  前兆(視覚・感覚・言語状態)は通常5~20分にわたり徐々に進展し

  かつ持続時間が60分未満で、両側、片側性、拍動性の発作を繰り返す

中医学による分類

1・肝陽上亢(ストレスなどにより気逆がおきる、肝腎陰虚により虚熱が上亢する)

2・お血(血液の停滞による所謂、ドロドロ血液の状態)

3・寒飲(四肢の冷えによる)

4・血虚(血が足りないので脳髄を栄養できない)

続きは次回に解説します