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国家資格と無資格医療の違い

消費者庁が

「法的資格がない医療類似行為の手技による施術は慎重に」

という注意勧告を出した

「整体」、「カイロプラクティック」、「リラクゼーションマッサージ」

などの法的な資格制度がない医療類似行為の手技による施術で

発生した事故の情報が1,483件寄せられた(H21年~29年)と報告している

この数字は当然氷山の一角

医師以外の医療系の開業権を有する国家資格は

はり師きゅう師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師、これだけである

それ以外の医療類似行為は全て国家資格はないゆえに

医療事故が多いのは良く知られている

以下に注意勧告の詳細があるので興味があればご一読を

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170526_0002.pdf

鍼灸学会認定試験

(公社)全日本鍼灸学会認定鍼灸師を目指して

認定試験の6つの設問の回答が完成しつつある

20日に回答を事務局にメールで送り

内容を精査されたうえで認定の可否が決定するのは6月頃

【鍼灸学会のHPから】

認定制度は、現段階では学会員の鍼灸医学に関する

学術のレベルを認定するものであり

そのこと自体が直接的な利益に繋がるような制度ではありません

しかし、社会はいつの時代においても常に医療関係者に医療の質と

たゆまない資質の向上を求めます

特に近年は医療関係者の資質について、外から見えるようにすること

すなわち公開性が求められています。本学会は

そうした社会の要望に応えるかたちで認定制度を活用したいと考えています

全国でわずか300人の認定鍼灸師は5年ごとの更新制

今後は更に5年間で80点の研修会、学会に参加し、基準を満たしたうえで

再度認定試験をパスすることを求められる

鍼灸学会のHPで認定鍼灸師は誰でも閲覧できるので

社会に開かれたこの認定制度は

医師の認定医、専門医制度に習った優れた制度だと思う

鍼灸学会認定試験

(公社)全日本鍼灸「学会認定鍼灸師」の資格取得が

今年の大きな目標

鍼灸関連団体では会員数が最も多く

最近は医師の会員も増えていると聞く

H28年度会員数は4625人

その内「認定鍼灸師」は僅か320名(6.9%)

医師会の専門師認定制度と似ているが

余りにも少数なので取得する価値はあると思う

認定制度履修基準の学会参加80点を満たすと

認定登録申請の資格が生じこの度申し込みが済み

本日付で認定登録試験問題を入手できた

設問は6問

1.「医の倫理」

2.「関係法規・公衆衛生学領域」

3.「鍼灸学史(黄帝内経・難経の医古文の論考」

4.鍼灸基礎医学領域

5.「鍼灸臨床医学領域1(運動器以外)」

6.「鍼灸臨床医学領域(運動器)」

詳細は明かせないが以上6の設問に対して

1,000字~1,500字以内で回答を約一ヶ月でメールで提出

合格すると晴れて「認定鍼灸師」となる

多忙を理由に10年前から先延ばししていた懸案だけに

休日返上で一ヶ月勉強に専念するつもりだ

臨時休診のお知らせ

臨時休診のお知らせ

WFAS(世界鍼灸学会連合学術大会)に参加の為

11月2日(水)休診

11月3日(木)診療

11月4日(金)診療

11月5日(土)休診

11月6日(日)休診

WFASがやってくる

WFAS(世界鍼灸学会連合会学術大会)

11月5日6日

世界53か国の医師、鍼灸研究者、臨床家が

茨城県つくば市のつくば国際会議場に集結する

日本で開催されるのは23年ぶり

当院からは2名が参加する

23年前京都国際会議場で開催されたWFASに参加し

世界中で医師、鍼灸師が東洋医学を活用している状況を

同時通訳を通して肌で感じ感動した記憶が蘇った

23年前とは比較にならないほど鍼灸は世界中に広まりつつあるなかで

日本は世界で最も繊細な技術を独自に発展させてきた

この学会は繊細で優れた日本鍼灸を世界に発信する絶好の機会だ

WFASinつくばのプロモーションビデオ

必要とされる「災害鍼灸」

昨日の学術集会での感想を

統合医療クリニック徳の医師、高橋 徳先生の講演

「災害鍼灸の有用性」では

20年前から医療救援ボランティアグループAMADA

[Association of Medical Doctors of Asia ]

に所属されている高橋医師は

東北大震災の被災者に対して西洋医学区的治療に加え

初めて行った鍼治療がとても好評で、その様子は何度もTVニュースや

ドキュメンタリーで放映され,

これがAMDAが災害下での医療援助に鍼治療を導入するきっかけになったそうだ

その後AMDAは災害鍼灸の有用性を広く全国の鍼灸師に啓蒙しながら

医療現場での「医療連携」をスムーズに運ぶための各種セミナーを開催し

このような「来るべき災害への備え」が熊本地震での鍼治療の成果に繋がったそうだ

今や鍼灸師は”鍼とお灸ができ病が治せる”だけではなく

災害医療現場で「多職種医療連携」ができる知識とスキルが

必要とされる時代であることを認識し

災害医療を勉強しなければならないと強く感じた

「災害と鍼灸」学術集会

明日は(公社)全日本鍼灸学会中部支部学術集会に参加する

テーマは「災害と鍼灸~災害医療の支援と活動体制~」

市民公開講座・教育講演「災害鍼灸の有用性~コソボ、トルコ、インドネシアから東北へ~」

教育講演1「大規模災害におけるAMDAの鍼灸支援活動と医療連携」

教育講演2「災害と鍼灸~災害医療の支援と活動体制~」

その他一般講演が6題

折しも昨日は鳥取地方で大きな地震があり

日本全国どこでも大規模災害が起こる可能性がある時代となった今

災害時には地元の行政・医師・鍼灸師が連携し

速やかに被災者の医療支援にあたるために

非常時を想定し、災害医療の知識と実習を身につけ

備えができる鍼灸師が求められている

鍼灸学会学術大会

明日は札幌市内で開催される

(公社)全日本鍼灸学学術大会に参加

毎年6月は日本東洋医学会学術大会の日程が重なり

暫くいけなかったが3年ぶりに参加することになった

明治国際医療大学大学院で学んでいる長男が

ポスターセッションではあるが症例報告をするので

応援したい親心もあってのことだが

多くのセッションを見ることで

臨床のヒントを得ることにも学会参加の意義は大いにある

診療日変更

全日本鍼灸学会参加の為に診療日の変更があります

6月8日(水)休診
  9日(木)診療
 10日(金)診療
 11日(土)休診

札幌コンベンションセンターで12日13日

第65回(公社)全日本鍼灸学会北海道大会に参加してきます

第43回日本伝統鍼灸学会参加

2日間伝統医学の古典から引用した講演多数あったが

おおとりは藤本連風先生の打診、古代鍼による実技

鍼灸界への警鐘ともとれる

「どれだけ本を書いても患者を治せなけれ意味がない!」

と言い切り、披露した実技は満員の聴衆を引き付けた

「伝統から引用し、新しい発想で技術を発展させなければ病は治せない」

日本の著名な鍼灸師が集まった学会で最もインパクトのある講演だった