膝関節の水腫
膝に水が溜っているか否かは
膝蓋跳動という検査で簡単に判断できる
西洋医学では関節内に注射針を”穿刺”して貯留した水を排出させる
しかし、それだけでは炎症は治らないので何回も穿刺することが多い
よく水を抜くと癖になるという理由はここにある
東洋医学ではこう考える
急性の関節炎は膝関節に炎症(熱)があるために
熱を冷ますために津液(体内の水分)が膝関節に集まる
熱を冷ます(清熱)の鍼治療が根本治療となるので
熱が冷めれば自然と津液も必要がなくなり消褪していく
結果として関節炎は治り、水もなくなる
患者さんには「火事場に放水して消火しているので、”水を抜く”ということは
火元への放水をやめることなんですよ」
「放水して火事(炎症)が収まれば自然と治ります」と説明している
慢性的な膝関節の痛みがあって水が溜りやすい人は
五臓の”脾、肺、腎”の機能低下が原因なので
鍼灸のフォローアップによって根本治療が可能だ