ヒートテックに注意
春陽盛んなこの季節
ヒートテックやそれと同様な素材の下着に注意
汗かきの体質や内熱をこもらせやすい体質のひとにとって
こういった下着は暑すぎて体調不良をおこしやすい
汗腺が開きすぎて風邪に侵されたり
陰虚体質では内熱をこもらせ頭痛や頚肩凝りの原因にも
下着はさらっと速乾性の春物に変えたほうが無難
春陽盛んなこの季節
ヒートテックやそれと同様な素材の下着に注意
汗かきの体質や内熱をこもらせやすい体質のひとにとって
こういった下着は暑すぎて体調不良をおこしやすい
汗腺が開きすぎて風邪に侵されたり
陰虚体質では内熱をこもらせ頭痛や頚肩凝りの原因にも
下着はさらっと速乾性の春物に変えたほうが無難
梅雨明け以降連日真夏日が続いている
「夏に暑邪に傷られると内熱が盛んとなる」≪黄帝内経・素問≫
暑さの邪気を受けると
発熱・頭痛・だるさ・不眠・アトピーによる痒みの悪化を招く
内熱を籠らせやすい体質=発汗が少ない人が多い
食養生としては
唐辛子・カレー粉等の辛い香辛料は発汗を促す
軽い運動や家事労働では発汗しないので
運動は少し早目の散歩等で負荷をかけて
発汗を促すように
暑いからとエアコンの部屋にこもっていないで
熱中症の予防対策をしたうえで
この時期こそ軽い運動をしましょう
1日の院内勉強会で放映した
玄侑宗久さん(作家・住職)
の講演内容はとてもよかった
自らの鍼治療の体験談から始まり
陰陽論の展開や
ココロの問題について深く探求することができた
強調されていたのは
何時も”私”という意識が起動しない状態に持っていけると
痛みも悩みもなくなるんだと
”私”という意識がなくなれば
直感力を高めることができるのだと
臨床にもすぐに役立てることができる重みのある講演であった
来年の鍼灸学会学術大会にも招かれたそうだ
汗とは、陽気の働きによって津液が蒸発し
体表に排泄されたもので
陰液が陽気の宣発作用によって出たものが汗になる
また、汗は「汗は心液」、「血汗同源」とも言われ
心や血と関連性が深い
気温が高い状態や厚着での発汗は生理的に正常な発汗
汗は言うまでもなく体温を調節し、生体の陽気と陰液との平衡を維持している
汗の有無、かきかた、量、性質、発汗部位、随伴症状について
尋ねることにより、陽気と津液の状況および病邪の性質などを知ることができる
東洋医学では極めて重要な問診事項である
月経周期と月の関係(陰陽論)
『婦科方薬臨証心得十五編』より
生理期:重陽転陰:新月の時に起こりやすい。
午時(30例中27例は白昼に月経来潮)
排卵期:重陰転陽:満月の時に起こりやすい
子時(排卵の多くは夜に起こる)
新月から満月への過程は、任脈を陰が昇る為に補陰する
満月から新月への過程は、督脈を陽が下がる為に補陽する
その意義は、月は陰であり、満月時は陰満であり、新月時は陽満となる
現代医学でのエストロゲンは陰、黄体ホルモンは陽と考える
この陰陽の法則を用いて不妊症や婦人科疾患に応用できる
今年の冬は全国的に寒さが厳しい
今年の夏は猛暑であった
猛暑=陽が極まると
陰陽の平衡を保つために
冬の厳しい寒さ=陰は極まる
陰陽平衡の法則から引用すると
今年の冬の寒さは自然界の陰陽のバランスを保つための
自然の摂理と東洋医学は教えている
寒さ=寒邪による影響は体に現われ
ノロウイルスや、インフルエンザの流行に繋がる
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東洋医学による秋の養生法
1・乾燥を防ぐ
秋になると気温が下がり始め、雨も少なくなって湿度が低くなり、空気が乾燥してくる
五行の考え方では秋は肺に対応しており
乾燥した気候は肺の陰気を損傷させ易いと考えらる
そのため、口や咽喉が渇く、空咳が出る、肌が乾燥する
便秘しやすいなどの症状が出易くなる
したがって秋の養生は乾燥を防ぐことが第一に重要です
2・冷えに注意する
乾燥と同時に、秋は冷気も忍び寄ってくる
夏に大汗をかいて人体の各組織は水分が不足している状態といえる
このとき冷気に侵され下焦が冷え、上熱下寒となり
頭痛・鼻づまり・胃痛・関節痛などの症状が現れやすくなる
特にお年寄りや虚弱体質の人はこうした気候の変化への適応能力や抵抗力が弱いので
冷えには充分注意が必要
アトピー性皮膚炎を始めとする皮膚湿疹の弁証分類
正しく寒熱の弁別をすること
舌色での寒熱の判断は最も信頼性がある
舌背に苔が厚く舌体の寒熱が不明の場合は
舌腹(裏)の色調で判断するのが基本
紅に傾いていれば”熱”淡白であれば”寒”
寒熱狭雑は寒と熱が混在している場合で
注意が必要なのは、仮象を詳細に観察する必要があるということ
顔面紅潮して皮膚表面が熱くても本質は”寒”の場合もある(真寒仮熱)
逆に皮膚が冷たく四肢厥逆していても本質は”熱”のこともある(真熱仮寒)
真熱仮寒は急性の中期、極期に、真寒仮熱は慢性病の末期に出現することがあり
熱傾向であっても寒に転化することもあれば、寒傾向のものが熱化することもある
陰が旺盛になってくると陽が少なくなってくる
陽が旺盛になってくると陰が少なくなってくる
これを「陰陽消長の法則」という
この消長の法則によって自然界や人体のバランスが保たれている
今年は春の寒気(陰)が旺盛だった為に、いつまでも寒く低温が続いた
「陰陽消長の法則」からすると
この夏は陽が盛んになる
つまり猛暑が予想される
もし猛暑がなければ人の生産活動の影響で
自然界は狂っていることになる
手のひらの中央に「労宮」という厥陰心包経の経穴がある
患者さんの体表や経穴(ツボ)を調べる際に
そのツボが冷えているか、熱を持っているか、発汗しているか
という情報は極めて重要
示指や中指で触診をする場合は経穴(ツボ)の虚実の判定をする
更に「労宮」を体表にかざしたり、近づけると、寒熱が良く見えてくる
身体の左右対称に存在する経穴で”左右非対称”を調べることができる
手のひらの中央の「労宮」は特に温感、冷感、の知覚センサーが鋭敏なので
訓練を積むと皮膚に触れなくとも変化を感じることができるようになる
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