TCHの症例
TCH(Tooth Contacting Habit)を「歯の接触癖」という
今日一日の診療でTCHと考えられる患者さんは9人
慢性的な頚肩部の痛みを訴える方の約3割が該当すると思われる
TCHが疑われる一症例
40代男性(銀行支店長)
慢性的な強い頚肩部痛の訴え
転勤があってから主訴は悪化
もともと歯列の乱れがあり
右第1臼歯の早期接触の為
L<Rで右の頚肩部が有意に痛む
第2頚椎は右に変位
慣れない環境により精神的緊張が強く
日常的にくいしばりを自覚されている
外側翼突筋を狙った経穴+右足臨泣の置鍼で
強い頚肩部の緊張は一気に緩んだ
東洋医学的には「瘀血」が認められるので
左右の風池から刺絡
弦脈も緩み主訴は寛解・・・