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元気で長生きは肉食系

高齢者の「単独世帯」は 410万世帯

世帯全体の22.4%を占める時代

1人暮らしの高齢者で問題となるのが

誤った医療情報や、偏食による栄養の偏り

特にタンパク質が不足すると

血中アルブミン濃度が低下し

認知症の誘因となる

家族がいれば時々何を食べているのかチェックが必要

魚や肉類、大豆や豆腐などバランスよく

一日1食はタンパク質をしっかり摂取することが

認知症の予防となる

元気で長生きの高齢者は肉食系だ

※明日は東京で日本伝統鍼灸学会なので休診します

肝鬱気滞の坐骨神経痛

70代女性

突然の坐骨神経痛で歩行が困難

甘草附子湯で痛みは半減したが

歩行が困難

脈診は洪大

舌診は舌辺が紅

弁証:肝鬱気滞→肝胆同病→胆経腰痛

処置:左後谿10分置鍼

効果:著効、歩行時の杖は不要となる

背景:仕事が急に増え廃業を考えるほど神経的に参っていた

心神を安定させる後谿の効果はすごいと感じた症例

処暑

23日は二四節気の処暑

立秋から数えて15日目ごろ

暑さが和らぐという意味

厳しい暑さは峠を越し

朝夕は涼風が吹き始め

秋の虫の鳴き声も届くようになった

冷飲や過食に注意することが

夏バテの予防になる

食中毒にも油断は禁物

http://www.-acp.com

初診の患者様へ

ただ今ご予約が大変込み合っております

初診の患者様の対応には丁寧な治療をするために

必要なお時間が2時間かかることもあって

午前、午後とも2名まで,一日4名までとさせていただいております

但し急性疾患につきましてはこの限りではありません

個別に対応させていただいておりますのでご了承ください

http:www.n-acp.com

空間診による坐骨神経痛治療その後

歩けないほどの坐骨神経痛の患者さん

今日でちょうど1週間

その後の経過は順調

29日から仕事に復帰することになり

今日の治療を終えた

1週間でよくなるといって予定通りの経過で

患者さんも笑顔で帰られた

後谿の鎮痛効果

魂の問題を肉体の異常としてみるならば

我々がよく使う後谿という経穴は注目だ

これは手の太陽小腸経の経穴だが

裏の経絡は手の少陰心経

心の臓と大いに関わりを持つ

更に、経絡の相関性、子午の陰陽から

足の厥陰肝経と密接な関係を持つ

よって心魂の関わる痛みに大いに効果を表す

【最近の後谿の症例】

70代男性

主訴:腰下肢の激痛

現病歴:2週間前から発症、腰のMRIでは異常は認められない

セレコックスなどの鎮痛剤無効

ベッドに仰向けで寝ていられないほどの拍動性の激痛が

2~30分おきに間歇的に20秒程度続く

第5診目に仰臥位で患側後谿に3番鍼で25分置鍼

置鍼中に寝息が聞こえるようになる

第6診目では間歇的な拍動性の激痛が消失し

眠れないほどの夜間痛がなくなった

心魂を乱すほどの激痛に後谿は素晴らしい効果を示した

言葉の力で患者を癒す医師

今朝のNHKで共感した番組

北海道・南富良野町にある小さな診療所で

2週間に一度自分で筆を持ち

2千以上の詩をつくり言葉の力で患者を癒やす医師がいる

「嬉しく楽しい時よりも、悲しく辛い時にこそ、人生一つ深まってゆく」

作者は、診療所の医師、下田憲さん67歳

これまで2千以上の詩をつむいできた

地域のかかりつけ医として下田さんが、心がけているのは

どんな時も患者の心に寄り添うことだ

詩は、そんな下田さんが患者に接する中で生まれ

待合室にいつも掲示してあり

患者さんのココロを解きほぐし癒してくれる素晴らしい言葉が並んでいる

こんな医療人になりたいと思わせる真心あふれる医師だった

アットホームな

守山保健所にて講演

昨日は守山保健所で「介護予防保健学級」が開催された

講師は当院スタッフの寺井奈美恵先生

65才以上の守山区民100人を対象に

演題は「健康のツボについて」

会場の椅子は一杯になりとても盛況だった

寺井先生は初めての講演にもかかわらず

堂々とよく通る声で

難解な東洋医学の解説を

ゆっくりと噛み砕いて語りかけた

公演中居眠りをする人もなく(笑)

皆さん熱心に講演内容を書き留めたり

質問もされる人もあった

1時間の講演のために

作成だけで20時間以上を費やしたレジュメは

今後の一般人向けの講演に利用できる立派な資料となった

寺井先生大変お疲れ様でした

命は我にあり

貝原益軒 江戸時代の本草学者、儒学者

「養生訓」巻1・総論より

「人の命は我にあり天にあらず」と孫子はいった

人間の生命はもちろん天からもらった

生まれつきのものだが

養生を良くすれば長いし

養生しなければ短い

だから長命か短命かは自分の心次第である

気滞血瘀のモートン病

モートン病とは

足の第3-4足趾間(第3趾と4趾の向かい合う側)のしびれ、

疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状が出現する疾患

足趾の骨折がきっかけで発症した40代の女性の患者さん

患側の足趾は底屈・背屈とも痛みが強く

足趾は色素沈着で黒ずみ、爪は白く色抜け

足の冷えは(+++)

詳細な体表観察のうえで

気滞血瘀と診たて

患側に足臨泣に1番鍼で置鍼し赤外線で足を温めた

直後に4か月続いた歩行痛は殆ど消失した

足趾の底屈。背屈痛も消失

患者さんはエーと声を上げ

たった一本の鍼治療による劇的な変化におおいに喜ぶ

小趾基節骨骨折の不適切なシーネ固定によって

足趾のアライメントが歪み、気滞血瘀に至った症例