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リウマチの患者様の声

リウマチで通院中の患者様から

お手紙を頂いたのでご紹介させていただきます

40代女性

10年程前からリウマチを患っております。

手首と足首の痛みがなかなか治らず来院しました。

初診の問診では1時間程親切丁寧に話を聞いて下さり安心したのか、

それだけでもう治ったかのような気分になりました。

変化が現れたのは来院5回くらいの頃でした。

足首の痛みがやわらぎ、普通に立ったり歩けるようになってきました。

担当の寺井先生はいつもほがらかで気持ちを和ませてくれます。

今では長岡治療院は私の癒しの場でもあります。

Kさんご投稿いただき有難うございました。

関節リウマチ経過良好

70代女性

慢性関節リウマチで通院中の患者さん

医療連携してるリウマチ専門医を紹介し

リウマトレックスを前医から継続して内服

鍼灸治療を始めて半年経過したころから

主訴の手指のこわばりは軽減

CRPは0.70→0.30

MMP-3は75.7→69.8

検査データが改善していることもあり

主治医は当院での鍼灸治療の継続を強く勧められたとのこと

この医師にはほかにも数人のリウマチ患者さんをご紹介しており

どの方も主訴が軽減ないし消失、検査データも良好なので

鍼灸治療の効果を実感されいると思われる

こういった質の高い医療連携を積み重ねていくことが

鍼灸治療のエビデンスとなると

統合医療の織田医師の指摘を思いだした

往診患者さん

長年往診しているリウマチの患者さん

ベッドでの生活ではあるが

リウマトレックスと鍼灸治療で

ある程度自力で身の回りのことはできている

今日訪問するとめまいと頭痛を訴えている

部屋は換気が悪く蒸し暑い

変形した指、頭部は熱を帯びている

肝陽上亢と診たて右の太衝に置鍼5分

速やかに指と頭の熱が冷めていき

めまいと頭痛は軽減し、指の動きも良くなった

最近仙骨部にできた褥瘡を

銀の古代鍼で治したので

ヘルパーさんと訪問看護師さんからは

一体何をすると褥瘡がこんなに良くなるの??

と言われたらしい

鍼灸治療の効果を医療従事者が

客観的に評価してくれることはとても嬉しいことだ

慢性関節リウマチ

70代慢性関節リウマチの患者さん

発症して3カ月リマチル内服するも効果なく

痛みは徐々に肩・肘・手・股関節・膝・足関節

全身の関節に広がっていた

問診と体表観察によって”気痹”と診たて

右合谷に15分置鍼

全ての関節の痛みは消失しROMは正常になった

まだまだこれから人生を楽しみたいという希望に光が見えた

リウマチの診断

リウマチの診断基準(財団法人日本リウマチ財団HPから)

http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm400/rm400_shindan.html

基準に当てはまらずにドクターショップをされるケースによく遭遇する

東洋医学の痹病の概念で診たて

慢性関節リウマチと認められる症例では

当院ではリウマチの専門医を紹介することにしている

免疫抑制剤(リウマトレックス)の登場によって

昔のように関節の変形が著しくADLが低下

最悪の場合寝たきりになる、といったことはなくなってきた

早期に投与すると関節の破壊の進行が止まり

鍼灸治療が介入することにより関節可動域が広がり

経過極めて良好な症例を沢山診ているおかげで

直感的にリウマチの診断ができるようになった

今日も原因不明でステロイド漬けのリウマチと思われる患者さんが

リウマチ専門を受診した結果、慢性関節リウマチと診断された

診たてた医師曰く高齢者ではリウマトイド因子が異常値にならない場合があると

病気を診るのではなく人を診ることが医療の原点

骨痺とは

≪黄帝内経・素問・霊枢≫より

痺は風寒湿の三気雑じり至りて合して痺を為すなり

冬を以て此れに遇うものは骨痺と為る(痺論篇第四三)

病、骨に在れば骨重くして挙ぐ可ならず(長刺節論篇第五十五)

太陽有余なれば骨痺を病む。身重し

不足なれば腎痺を病む(四時刺逆従第論篇六十四)

骨痺、挙節不用にして痛む

汗注いで心煩す(『霊枢』寒熱病第二一)

現代医学的には関節リウマチ性疾患である

肝鬱(ストレス)と風寒湿の邪気に生気が破られることが

多くの関節リウマチの発症原因である

発症原因によりリウマチの治法もそれぞれ異なることは勿論

リウマチの鑑別

亜急性の全身の関節痛を訴える患者さんで

西洋医学的な検査(画像・血液)で異常が認められないか

他の疾患、例)頚髄症・手根管症候群・変形性関節症等

の診断がでるも内服治療や手術で改善が見られず

当院を受信される症例が最近3例あった

所謂グレーゾーンの患者さん

リウマチの疑いがあってもCRP.RF定量等が正常値であると

リウマチとは診断されにくいようだ

3例とも東洋医学的な弁証では痹病(ひびょう)の熱痹であった

関節痛が酷く熱い、手指の硬縮が著明、顔面気色は紅

舌色も紅色、脈は枯脈が多い

3例とも関節リウマチが疑われたので

医療連携するリウマチ専門クリニックをご紹介したり

受診されている主治医にリウマチの検査を依頼するようにした結果

全てリウマチの診断となった

リウマトレックスがよく効くので処方されると

鍼灸治療との併用で1~2か月で炎症が改善され

QOLが上がってくる

家事や仕事に復帰され感謝されることになる

リウマトレックスは徐々に減薬していけばよい

リウマチ専門医との医療連携が必要な疾患だ