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慢性前立腺炎の症例

院長の症例です

主訴:慢性前立腺炎に伴う陰部のジンジンする痛み

20代男性

現病歴:中学生のころから尿勢弱く、尿切れが悪く、残尿感があり

4年前から陰部のジンジンする自発痛発症

弁証:肝経湿熱

処置:右蠡溝穴に30mm5番鍼、15分置鍼

経過:3回の治療で4年間毎日続く陰部の自発痛は消失する

※陰部疾患に蠡溝は素早く効果を表す経穴で、肝鬱(ストレス)がらみの場合は特に効果的

今日の症例:小便不利、尿量減少、排尿頻度現症、残尿感を訴える女性に蠡溝を使って1回で治癒

慢性前立腺炎

20代♂ 慢性前立腺炎

3ヶ月前から尿動口がムズムズし残尿感が続く

泌尿器科で過活動膀胱の診断で内服治療変化なし

他泌尿器科に転院

前立腺炎の診断

抗生剤の投与で寛解傾向であったが

頻尿や残尿感、尿道の違和感が続き当院来院

肝鬱気滞・腎虚と診たて

実測の膀胱兪に瀉法で15分置鍼、施灸

第5診目より主訴寛解し始める

第7診目9割は症状寛解

急性前立腺炎は一般的には抗生剤が有効で

早期受診で寛解するが

慢性化すると西洋医学では難治性となる場合が多い

東洋医学では治しやすい疾患